ゴラーニ, リヴカ
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ヴァイオリンほど華やかではなく、チェロのような存在感はなく、コントラバスのようにジャズなどでも活躍することはなく、とにかく「地味な弦楽器」として扱われてしまうヴィオラ。しかし豊かな表現力と、味わい深い音色を持ち、オーケストラの中でも「中音域を支える立役者」として大切な役割を担っています。古典派以前の時代には、ヴァイオリンやチェロのようには独奏楽器として扱われることはあまりありませんでしたが、20世紀になると自らが優れたヴィオラ奏者だったヒンデミットを筆頭に、「ヴィオラのための作品」は数多く書かれており、現代ではコンサートホールでも中心的役割を果たすことができるようになりました。このアルバムではテレマンからウォルトンまで、多彩な作曲家によるヴィオラ作品を聴くことができます。(2019/08/30 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.578186 |
現在、プロコフィエフ(1891-1953)の全作品の中でもとりわけ愛されているのが、この「ロメオとジュリエット」でしょう。もともとの台本はハッピーエンドで終わることになっていて、その理由は「死者は踊ることができない」というものでした。しかし、悲劇的な結末でも、踊りで表現することで、原作通りの結末に変更したというものです。初演は酷評でしたが、プロコフィエフ自身はこの曲を大層気に入っていたようで、管弦楽組曲の他、ピアノ独奏組曲までも作られています。このヴィオラ版を作ったのは、ショスタコーヴィチの弦楽四重奏曲の演奏で知られる「ベートーヴェン弦楽四重奏団」のヴィオラ奏者、ボリソフスキー(1900-1972)を中心にした仲間たち。彼らは作曲家もうなるであろうほどの名編曲で、この名作に新たな光を当てたのです。(2011/10/19 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.572318 |
ベルリオーズの革命的野心作「幻想交響曲」を聴いて感動したパガニーニの依頼によって「イタリアのハロルド」は生まれました。燃える芸術青年だったベルリオーズは、バイロンの詩「チャイルド・ハロルド」をベースに作曲を進め、独奏ヴィオラが主人公のハロルドの役を務める(「ハロルドのテーマ」を弾きながら全曲を練り歩く)非常に物語的内容の高い作品を仕上げました。序曲「宗教裁判官」はオーケストラが音楽を咆哮する時代の幕開けを告げる力作、「夢想と・・・」はボツになった歌劇のアリアの素敵な有効利用です。(1987/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.553034 |