クーレン, イザベル・ファン(1966-)
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ロシアの作曲家グリゴリー・サムイロヴィチ・フリード。1969年に作曲したモノ・オペラ《アンネの日記》で世界的に注目を浴びるとともに、数多くの映画音楽や歌曲で高く評価されました。しかし、純粋なオーケストラや器楽のための作品は未だ深く研究されておらず、彼が若い世代の作曲家たちに与えた影響などはこれから少しずつ解明されていくことでしょう。このアルバムにはショスタコーヴィチの影響が感じられる「交響曲第3番」や「2つのインヴェンション」など初期の“社会主義的リアリズム”の伝統に則って書かれた作品と、現代的なテクニックを用いて書かれた「ヴィオラ、ピアノと弦楽オーケストラのための協奏曲」を収録。55歳前後でスタイルを根本的に変えたとされるフリードの作風の変化を実際に味わうことができます。ヴィオラ協奏曲ではオランダを代表する名手クーレンとドイツの名手トリンドルがソロを担当、迫力ある演奏が繰り広げられています。(2019/08/23 発売)
レーベル名 | :Capriccio |
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カタログ番号 | :C5353 |
最近は指揮者としても活動が目覚しい、オーストリア出身のピアニスト、シュテファン・ヴラダーによる「ベートーヴェン:協奏曲集」。こちらは彼がピアノと指揮を担当するだけでなく、ピアノ以外の協奏曲は純粋な指揮者として、現在、首席を務める《ウィーン室内管弦楽団》を統率。自身が心底納得できるベートーヴェン(1770-1827)を作り上げています。ヴァイオリンを演奏しているのはイザベル・ファン・クーレンで、彼女もヴラダーの指揮を大絶賛。「ベートーヴェンを演奏するためには、スタミナだけでなく、素晴らしいヴィジョンを持つ必要がありますが、ヴラダーはそれを完璧に持ち合わせています」と語っています。チェロのシュテッケルを迎えた「三重協奏曲」での3台の楽器が醸し出す魅力的なサウンドも聴き所です。(2016/11/23 発売)
レーベル名 | :Capriccio |
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カタログ番号 | :C7210 |
近代チェコの作曲家・マルティヌーの室内楽作品集です。ピアノ四重奏曲第1番は、第3楽章に出てくるアメリカ民謡風の愛らしい調べが印象的な作品、オーボエ四重奏曲は近代的な響きとリリカルでメロディアスな部分が交替する逸品、そして最晩年のヴィオラソナタは、楽器の特性を活かした深く豊かな音楽となっています。ただ、書かれた時期が早い弦楽五重奏曲は、バルトークを思わせるほど民族的先鋭度が高い作品となっています。この録音は1994年のオーストラリア室内音楽祭を機に出演メンバーで録音されたものです。(1987/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.553916 |