バルビローリ, ジョン(1899-1970)
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1960年代まで、多くのヴァイオリニストが「左手の技術」と格闘していた時代、華麗な右手の魔術、つまりは音色を持って聴衆を魅了したのがクライスラーでした。ブルッフのイントロのビブラートの効果的な使い方一つとっても明らかに彼ならではの音色。また魅惑的な自作小品のイメージからか、小品のエキスパートであるかのように捕らえられがちですが、大曲においても、構築力が優れていることが、このCDからも分かることでしょう。(2001/06/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
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カタログ番号 | :8.110925 |
演奏家のスタイルを大きく「陽」と「陰」に分けるとしたら、クライスラーは紛れもなく「陽」のエネルギーを持ったヴァイオリニストでした。自作の小曲のみならず協奏曲のような大曲でも、彼の演奏スタイルは深遠さを気取るより、曲の持つ晴れやかな要素・外交的な側面、そして明るい詩を表現することに傾斜しています。ベートーヴェンの3楽章ではドイツの牧歌的舞曲を彷彿させ、メンデルスゾーンの2楽章では詩を、そして最終楽章では天真爛漫な彼のショーマンシップが遺憾なく発揮されています。(2002/05/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
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カタログ番号 | :8.110959 |
堅固な技巧を持つヴァイオリニストであったミルシテインですが、彼は技巧のみを前面に出すことを嫌った演奏家でもありました。しかしながらひとたび必要とあらば、同時代のどのヴァイオリニストにも引けを取らない技巧を持って、作品を絢爛たる物にする能力を持っていました。彼はチャイコフスキーの協奏曲を5回録音していますが、その中でもっとも華々しい名人芸を披露しているのが、このCDに収録されたストック指揮の盤です。第3楽章のめくるめく技巧とスピード、そしてラプソディックな解釈は、最良のロシア楽派を伝える演奏です。(2003/12/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
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カタログ番号 | :8.110977 |
実は流布しているイメージよりももっとロマンティックで、名人芸的なモーツァルトの4・5番の協奏曲。本当はもっと古典的で荘重なメンデルスゾーンの協奏曲。作品を鋳型にはめて解釈すると見落とされてしまうこうした面を、ハイフェッツは見逃しませんでした。あくまでも音楽を主体に、己の音をつむぎだすことに専念した彼のこうした姿勢は衒学的に非難されがちですが、この盤に収録されている馴染み深い協奏曲を聴けば、ハイフェッツがいかに偉大なる解釈レベルに達していた演奏家であるか、明確になることでしょう。(2001/04/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
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カタログ番号 | :8.110941 |
(2003/04/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
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カタログ番号 | :8.110744-45 |