タヴァレス, マリア・ルイザ
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カルバーリョ(1745-1798)はポルトガルで生まれ、8歳の時に王室から奨学金を得てイタリアへ行き、作曲を学び、1778年リスボンでボルトガル王室の音楽教師になった人です。彼は当時の王であったジョゼ1世の娘たちに音楽を教え、また対位法の教授としても多くの弟子たちを育てたとされています。このオペラは当時流行していた「狂えるオルランド」と「恋するオルランド」を元にしたメタスタージオの台本を元に書かれた作品で、オルランドの英雄性が華々しく描かれているため、貴族や王室の人たちが自らを主人公たちになぞらえることができるというお話。そこで、恐らく王室の長老の誕生日、もしくは命名日にあわせて上演されたようです。もちろんヒロインは王の一番上の娘マリア1世を模していたのでしょう。ただ、そんな用途であったため、この作品は上演されてすぐに忘れられてしまい、200年以上の時と経て、ようやく指揮者カストロの手で甦ったのです。チマローザを思わせる闊達な作品、ぜひお楽しみください。(2016/05/25 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.573554-55 |