チュロチニコヴァ, タチアーナ
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ウクライナ北東部の都市ハルキウに生まれ、ストラヴィンスキーの初の師匠としても知られるアキメンコ(1876-1945)の作品集。彼が生まれる以前、18世紀から19世紀にかけてのロマン主義と民族主義の高まりにより、ウクライナ人の民族運動も盛んに行われていました。しかしロシア帝国はこれを許さず、ウクライナを「リトルロシア化」するための政策を実行、1863年には文学作品以外のウクライナ語の書物の出版、流通を禁止するヴァルーエフ指令が出され、1873年には更に規制が厳しいエムス法が制定され、ウクライナの人々は抑圧された生活を送っていました。そんな時期に活動したアキメンコですが、その作品は、ロシア風の彩りと重厚な響きを持ち、師であるバラキレフとリャプノフの意思を引き継いだ抒情的な雰囲気も備えています。1923年に彼は亡命を選択、1929年にフランスに行きこの地に落ち着くこととなります。そんな時期に書かれた「ロシア風メロディ」には強い望郷の念が込められた名曲です。(2016/08/26 発売)
レーベル名 | :Toccata Classics |
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カタログ番号 | :TOCC0352 |
無伴奏ヴァイオリンのためのさまざまな作品を通じて、バロック音楽と近現代音楽との魅力的な関連を探求したアルバム。チュロチニコヴァは異なるピッチに調弦したモダンとピリオドの楽器を使用し、独特な音の世界を表現しました。チュロチニコヴァはウクライナのハリコフ出身。7歳でヴァイオリンをはじめ、14歳でハリコフ・フィルハーモニーとブルッフの協奏曲を演奏しプロ・デビューを飾り、モスクワのチャイコフスキー音楽院、オーバリン音楽院、ジュリアード音楽院で学びました。2013年にカーネギーホールで開催したコンサートが絶賛され、2016年にはTOCCATA CLASSICSから「アキメンコ:ヴァイオリン作品集」(TOCC-352)をリリース。以降アメリカ全土で演奏会を行っている注目のヴァイオリニストです。(2020/12/25 発売)
レーベル名 | :Steinway and Sons |
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カタログ番号 | :Steinway30131 |