エングランダー, チェスター
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(2017/02/17 発売)
レーベル名 | :Seattle Symphony Media |
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カタログ番号 | :SSM1013 |
【民族色豊かなコダーイの名作と、トスカニーニに捧げた晩年の交響曲をカップリング】20世紀ハンガリーを代表する作曲家の一人、ゾルターン・コダーイ。彼は祖国の民俗音楽を丹念に収集・研究し、バルトークと共に民謡集の出版を行います。また音楽教育の分野でも活躍、教育用の曲を多数書き、その手法は「コダーイ・メソッド」と呼ばれるほどにハンガリー内外に重要な影響を与えました。彼の管弦楽作品はどれも色彩的でリズミカル。このアルバムの中心となる『ハーリ・ヤーノシュ』は彼の同名の歌劇からの管弦楽組曲で、原作はハンガリーの詩人、ガライ・ヤーノシュ(1812-1853)の叙事詩。元軍人のハーリ・ヤーノシュが酒場で語る波乱万丈の冒険談が描かれています。組曲は歌劇の進行とは関係なく組まれており、第3曲と第5曲では伝統楽器ツィンバロムが使用されているのも特色です。「夏の夕べ」は作曲家自身が「牧歌」と呼んだ作品で、もともとはハンガリー王立音楽院の卒業作品として書かれたもの。1906年に初演された以降は忘れられてしまったものの、1929年にアルトゥーロ・トスカニーニの勧めにより改訂が行われ、1930年にトスカニーニが指揮するニューヨーク・フィルにより演奏されました。交響曲はトスカニーニのすすめにより1930年代に構想されましたが、完成したのは1961年のこと。1957年に世を去ったトスカニーニの思い出に捧げられたこの曲は、1961年にフェレンツ・フリッチャイ指揮、ルツェルン祝祭管弦楽団によって初演されました。急緩急の3楽章構成、演奏時間27分ほどで、ルーセルやストラヴィンスキーを思わせる新古典主義のスタイルによる作品です。明瞭な調性をもとにした晦渋さのない楽想、抒情に満ちた緩徐楽章を生気とユーモアに富んだ両端楽章がはさみ、結尾へ向けての盛り上げ方など、一聴しただけでは1960年代の作品と思えない親しみ易さの中にコダーイ晩年の境地が滲む魅力的な音楽です。演奏はジョアン・ファレッタが指揮するバッファロー・フィルハーモニー管弦楽団。機動力とパワーを生かした闊達な音楽が紡ぎ出されています。(2023/10/27 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.574556 |
前作のヴァイオリン協奏曲「夢の樹」(SSM-1007)で第58回グラミー賞「ベストクラシカル・インストゥルメンタル・ソロ」部門を受賞したモルローとシアトル交響楽団(ヴァイオリンはハーデリッヒ)によるデュティユーの第3集は、同じくハーデリッヒのソロによる「同じ和音の上に」を含む4つの作品集。アンネ=ゾフィー・ムターのために作曲された「同じ和音の上に」は小さな音列が少しずつ変化しながら、最初はピチカートでひそやかに、少しずつ盛り上がっていくという手法の音楽。一応"夜想曲"と銘打たれていますが、癒しの効果は全くなく、どちらかというとエキサイティングな作品です。もちろんヴァイオリンの妙技も存分に楽しめます。様々な響きが美しい「2つの引用」、ツィンバロンの幽玄な音色が印象的な「瞬間の神秘」、初期作品の「音色、空間、運動」とどれも興味深い音響に満ちています。(2016/09/21 発売)
レーベル名 | :Seattle Symphony Media |
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カタログ番号 | :SSM1012 |