イェルナ, アレクシセ
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プッチーニと同じアヴェ・プレヴォーの原作を元にしたオペラですが、こちらのマスネの作品の方が9年程早く初演され、内容も一味も二味も違うものとなっています。そもそもマスネ版では、最初にマノンが登場するのは15歳の時。かなり自由な性格で描かれており、その都度男性を翻弄、主役を歌う歌手はその時々で違う表情を見せなくてはいけません。音楽はどちらも素晴らしいのですが、洒脱な雰囲気なら間違いなくマスネの作品に軍配があがるでしょう。まさにパリ・ベルエポックを象徴するかのようなこの歌劇、パリのオペラ=コミーク座では1919年に上演されてから、少なくとも1000回以上も再演され、高い人気を誇っています。この演奏は、ナタリー・デセイの少し上の世代に属するフランスの名コロラトゥーラ・ソプラノ、アニック・マシスをタイトル・ロールに、そして若手テノール、リベラトーレをデ・グリューに(彼は初めてこの役に挑戦)迎え、たおやかで香り高い物語を作っていきます。もちろん悲劇的な最期がやってくるものの、享楽的で美しいマノンの魅力と美しい音楽には誰しも惹きつけられることでしょう。(2016/09/28 発売)
レーベル名 | :Dynamic |
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カタログ番号 | :CDS7751 |