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ミレニアム管弦楽団

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    タルティーニ:ヴァイオリン協奏曲集(スヴィリードフ/ミレニアム管)

    2017年ブルージュ国際古楽コンクールで圧倒的優位をみせ、世界の古楽ファンを驚かせた才人スヴィリドフ。前作「タルティーニ: ソナタ集」(RIC391/NYCX-10018)でも見事なテクニックと感性で聴かせてくれた彼が、再びタルティーニに臨みます。レオナルド・ガルシア・アラルコンが音楽監督を務めるミレニアム・オーケストラをここでは自ら指揮し、安定のテクニックと、滑らかさと華やかさを兼ね備えた絶妙の指運びで、瑞々しい音楽を創り上げています。タルティーニ没後250年の注目盤です。(2020/09/25 発売)

    レーベル名:Ricercar
    カタログ番号:RIC414

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    フォーレ:合唱作品集(ナミュール室内合唱団/ミレニアム管/レナールツ)

    【ナミュール室内合唱団の美演で甦る、フォーレ「レクイエム」初演時の姿】今年(2024年)歿後100年を迎えるフォーレ。その代表作の1つである「レクイエム」が1888年1月16日、パリのマドレーヌ寺院で初演された時の編成での録音が登場。この作品は初演後すぐにトランペットとホルンを加えて改訂されたため、通常演奏される1888年版はその編成となっていますが、今回の録音はヴァイオリンを除く弦楽合奏とヴァイオリン独奏、ハープ、ティンパニ、オルガンによるものです(声楽は混声)。また曲には、後に加えられた「奉献唱」と「リベラ・メ」は含まれていません。ホルンの鳴らない「サンクトゥス」などは、むしろ新鮮に聴こえることでしょう。フォーレがニデルメイエール音楽学校の卒業作品として作曲し1等賞を獲得した「ジャン・ラシーヌの讃歌」は、翌年に作成された弦楽五重奏を含む版(ここでは弦楽合奏)で収録しています。そのほか、当時まだ学生であったメサジェと共作した「ヴィレルヴィルの漁師たちのミサ」などラテン語とフランス語によるフォーレの合唱作品を、作曲当時の楽器と演奏様式に沿った解釈で注目を集めてきたミレニアム・オーケストラの器楽勢とナミュール室内合唱団による、作品に深く寄り添う美しい演奏で収録。それぞれの作品の珍しさを越えて、その素晴らしさを堪能することの出来るアルバムです。(2024/11/01 発売)

    レーベル名:Ricercar
    カタログ番号:RIC469

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    ヘンデル:オラトリオ「サムソン」(ニューリン/エーク/ザッツォ/ナムール室内管/ミレニアム管/ガルシア・アラルコン)

    【後期ヘンデルの会心作!アラルコン指揮の躍動感で甦るその真価!】ヘンデルの大作群の存在感を問い直す新たな録音が、フランス語圏から登場する機会は着実に増えているようです。ルセ、ニケ、クリスティといった大御所たちの活躍もさることながら、アルゼンチン出身でベルギーを中心に活動し、17世紀作品などでめざましい演奏を連発する超実力派アラルコンが傑作『サムソン』に臨んだのは注目必至。今年で40周年を迎えた老舗古楽レーベルながらヘンデル作品のリリースが意外にも少なかったRicercarが、「ここぞ」と世に問う見過ごせないアルバムです。ロンドン楽壇でのオペラ不振で窮地に立たされたヘンデルが一転、再び栄光を勝ち得た新たな作曲分野が「聴き手に伝わりやすい英語台本によるオラトリオ」でした。旧約聖書『士師記』に語られる、寝物語にペリシテ人の妻に語った秘密ゆえに捕えられ、自慢の怪力を一時的に封じられてしまった大男サムソンが主人公。俗愛を克服し、神とイスラエルの民への忠節から自ら犠牲となって敵勢を殲滅せしめたサムソンの偉業を物語の軸に据えたこの大作は『メサイア』直後に作曲され、1743年の初演時から未曾有の成功に彩られ愛されてきました。全曲録音が意外に少ないところへ、モンテヴェルディをはじめ地中海古楽の情念を躍動感たっぷり聴かせてきた天才アラルコンの解釈での新録音。新世代の歌手陣の活躍もめざましく、作品の充実度をいや増しに感じさせる演奏の妙に、ヨーロッパ古楽界のさらなる新境地を実感することでしょう。(2020/08/14 発売)

    レーベル名:Ricercar
    カタログ番号:RIC411

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    ヘンデル: オラトリオ「ソロモン」(ローリー/ラビン/ブロンデール/ニューリン/ヴォルフ/ナミュール室内合唱団/ミレニアム管/ガルシア・アラルコン)

    【充実編成と二重合唱が際立つヘンデル後期の傑作、欧州最前線の充実新録音登場】レオナルド・ガルシア・アラルコンのヘンデル・シリーズ第3作は『ソロモン』全曲。アルゼンチン生まれのアラルコンは、モンテヴェルディをはじめイタリアやスペインなど地中海諸国の声楽作品の解釈で際立った成果をあげ、近年はモーツァルトやヘンデルなどの傑作でも出色の演奏を聞かせています。世界的に知られた実力派集団ナミュール室内合唱団の信頼も厚く、同国の古楽レーベルRICERCARでは『サムソン』(RIC411)、『セメレ』(RIC437)とヘンデル後期大作の全曲録音を相次いで成功させてきました。その流れを受けての今回の新録音は1748年、名声の絶頂にあったヘンデルの新作オラトリオとして大きな成功を収めた『ソロモン』。2本ずつのトランペットとホルンを含む充実の管楽編成を動員、至るところ二重合唱が効果的な対話を聴かせる聴きどころに事欠かない大作を、俊才歌手たちの持ち味を引き出しながら充実した音の饗宴へと織り上げてゆくアラルコンの手腕は今回も痛快というほかありません。真の母親を見極めるソロモン王の裁きの場面をはじめ、通奏低音楽器一つ一つまで解像度の高い解釈を聴かせるレチタティーヴォも魅力たっぷり。有名な「シバの女王の入城」など器楽合奏はもちろん、全編を通じて古楽器オーケストラの自発性に満ちた演奏がたっぷり味わえるのも嬉しいところ。ヘンデル後期の起伏に富んだ音作りの深みに改めて気づかされる全曲録音です。(2023/02/24 発売)

    レーベル名:Ricercar
    カタログ番号:RIC449

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    ヘンデル:歌劇「セメレ」(ラビン/ニューリン/スケラート/ナミュール室内合唱団/ミレニアム管/ガルシア・アラルコン)

    【初演時に物議を醸したヘンデル後期の重要作、今を時めくアラルコンと充実の演奏陣で!】21世紀もなお続々と演奏史を塗り替える新しい名演が登場するヘンデルの劇音楽作品。《セメレ》も例外ではありません。この作品は、古代神話にもとづく官能的な物語を描き実質オペラであるにもかかわらず「オラトリオ」とされ、歌詞にはオペラ上演時の通例だったイタリア語でなく英語が使われた異色作。1744年、舞台装置や衣装なしの演奏会形式でオラトリオとして初演された当時は、人々を戸惑わせ定番演目からも外れましたが、アリアの数々の見事さもあって20世紀以降真価が大いに見直され、全曲録音の数にも比較的恵まれてきました。そこへ今回、古楽の一大拠点国ベルギーから見過ごせない充実新録音が登場! パッション溢れる演奏で高く評価されるアルゼンチン出身の俊英、レオナルド・ガルシア・アラルコン指揮によるプロジェクトです。歌手陣には古楽系レパートリーを中心に近代オペレッタにも適性を示してきたルーマニア出身の気鋭アナ・マリア・ラビン、欧州各地の歌劇場で活躍目ざましいマシュー・ニューリン、バロックから近代まで幅広いレパートリーで近年めきめきと頭角を現しているキアラ・スケラート、ヘンデル作品との相性の良さも抜群なカウンターテナーのローレンス・ザッゾら充実の面々が揃い、器楽にもコンサートマスターにソリストとしても活躍の目覚ましいシュシャーヌ・シラノシアン、コントラバスに大ヴェテランのエリック・マトート、ティンパニに古楽から現代まで広範な活躍を続けるアニマ・エテルナ・ブリュッヘの名手クーン・プラーティンク……と腕利きが続々! バスーンや撥弦が加わる通奏低音から金管に至るまで、古楽器の多彩な音色を効果的に聴かせながら、歌手たちの迫真の解釈を鮮やかなドラマに乗せてゆきます。アラルコンの面目躍如ともいうべき待望のヘンデル録音です。(2022/01/28 発売)

    レーベル名:Ricercar
    カタログ番号:RIC437

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    ヘンデル:サルヴェ・レジーナ(ロゼ/ミレニアム管/ガルシア・アラルコン)

    【純然たる美声に宿る血肉豊かな音楽美。ロゼもアラルコンもヘンデルとの相性抜群!】ヨーロッパ有数の大都市ロンドンで、本場イタリア最前線の歌手たちと活気あふれるオペラ世界を紡ぎ出してきたヘンデル。若き日にローマやヴェネツィアで培った音楽センスと最新の流行を捕える機微は、オペラや室内カンタータのような俗世向けの声楽曲だけでなく、教会音楽でも華やかな開花を見せていました。欧州最前線の古楽シーンで注目を集め、RICERCARではA.スカルラッティのカンタータ集(RIC396/国内盤仕様NYCX-10027)でも名演を聴かせたソプラノ歌手ジュリー・ロゼが、異才アラルコンと放つヘンデル作品集は、埋もれがちなヘンデルの教会向け独唱モテットや初期オラトリオのアリアを集めた注目のプログラム。まさに古楽歌手!というべき純然たる美声を自在に操り、清らかなカンティレーナから華やぎある技巧的パッセージまで思いのままのロゼの歌唱は、まさにこれらの作品を紹介するのにうってつけの適性。アラルコンも地中海バロックの熱演だけでなく精妙なバッハ解釈でも知られる人だけに、ここでは小ぶりの古楽器合奏の一体感と機動性を活かし、各作品の魅力を最大限に引き出してゆきます。ハープやオルガンの独奏が加わるトラックも絶妙。隅々まで楽しめる見過ごせないヘンデル・アルバムがまた一つ世に生まれました。(2022/08/26 発売)

    レーベル名:Ricercar
    カタログ番号:RIC442

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    リュリ:怒りの日/深き淵より/テ・デウム(ユンカー/ワンロイ/レナールツ/ヴィダル/オヴィティ/ナミュール室内合唱団/ミレニアム管/ガルシア・アラルコン)

    【アルゼンチンの異才がヴェルサイユで披露する、リュリの三大教会音楽】フランス語圏を中心に今や欧州古楽界で絶大な存在感を放つアルゼンチンの異才アラルコン。最新録音は17世紀フランス最大の作曲家リュリの豪奢な教会音楽3大作。折々の俊才が集いつづけるベルギーの精鋭集団ナミュール室内合唱団と、アラルコンが結成した実力派揃いの器楽集団との共演に期待感が高まります。ルイ14世の治世下、教会でも起伏に富んだ精彩あざやかな音楽語法を操り独自の音世界を紡いだリュリの作風の機微を、コントラバスではなく、バス・ド・ヴィオロンを使用した弦楽五部編成を中心に金管・打楽器まで揃う17世紀当時の楽隊編成、適切な規模感の合唱でじっくり解き明かします。カペラ・メディテラネアとはラテン系の古楽プレイヤーたちとともに地中海古楽の躍動感あふれる演奏を聴かせる一方、ミレニアム・オーケストラでは古典派作品のエキサイティングなピリオド演奏を聴かせてきたアラルコン。実はイタリア出身だったリュリの「前史」ともいうべき17世紀イタリア古楽に通暁した彼だけに、傑作「テ・デウム」をはじめとするカトリック教会音楽へのアプローチは間違いなく注目に値するところ。緩急のダイナミズムと細部への徹底した解釈(今回はフランス宮廷型弦楽研究の第一人者でもあるパトリック・コーエン=アケニヌが首席に招かれている点にも注目)、見逃しがたい新たなリュリ録音の登場です!(2019/08/23 発売)

    レーベル名:Alpha
    カタログ番号:ALPHA444