サン・ルイス・ポトシ交響楽団
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メキシコで生まれたフリアン・カリージョ。19人兄弟の末っ子ということもあり、幼い頃に正式な音楽教育を受けることがなかった彼は、独学で作曲を続けていましたが、1894年に自作の「ミサ曲」が認められ、メキシコシティ国立音楽院に留学、この時に初めて接した「微分音」の仕組みに魅了され、独自の研究を発展させました。1916年に「Thirteenth Sound=13番目の音」と名付けた理論書を発表、4分音ギター、8分音ピッコロ、16分音ホルン、16分音ハープなどの特殊な楽器の製作にも携わったことで知られています。このアルバムには、活動の初期に作曲された調性的な4作品を収録。交響曲第2番は、ブルックナーやワーグナーの影響が感じられる壮大な仕上りを見せています。ヴェルディを思わせる《1810年のマチルデまたはメキシコ》はメキシコ独立戦争を題材としたオペラからの抜粋、「イザベル: スコットランド風」はサロン風の気楽な音楽。実際に結婚式で用いられたというワーグナー風の「結婚行進曲」も含めて微分音を採用する前のカリージョがどのような音楽を書いていたのかを知る1枚です。(2020/11/13 発売)
レーベル名 | :Toccata Classics |
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カタログ番号 | :TOCC0583 |
さまざまな楽器に編曲され、誰もが一度は聴いたことのある歌曲「小さな星(エストレリータ)」の作曲家ポンセ。ギターのための作品も比較的知られていますが、このアルバムでは彼のオーケストラ作品を聴くことができます。まるでレスピーギを思わせる「春」など、オーケストラの豊かな質感を存分に生かした作品は、甘い旋律を持つ『小さな星』とは全く様相の違う味わいを持ち、彼の作曲家としての才能をみせつけるものです。また1947年に作曲された「メキシコの点描」はメキシコの先住民文化を取り入れた躍動的な作品。効果的に使われる打楽器が良いアクセントになっています。メキシコを代表するサン・ルイス・ポトシ交響楽団の演奏です。(2019/03/15 発売)
レーベル名 | :Toccata Classics |
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カタログ番号 | :TOCC0502 |