リゴリオ, リゴリオ
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大ピアニスト、アルトゥール・ルービンシュタインが十八番のアンコールピースとしていた「火祭りの踊り」以外は、残念ながらまだまだマニアだけが狂喜している、ファリャの素晴らしいピアノ独奏曲の数々です。20代の作品「夜想曲」「セレナータ」「セレナータ・アンダルーサ」「演奏会用アレグロ」は、後期ロマン派の影響が濃厚ですが、既に独自の魅力を放っており、習作の域は完全に超えています。壮年期の作品である「4つのスペイン小品」「組曲「恋は魔術師」」は、いよいよスペイン風味のコクが増すと同時に、ピアノの用法も洗練され、第一級のコンサートピースとなっています。そして老境に差し掛かった頃、二人の偉大な先達を偲んで書かれた「クロード・ドビュッシーを賛えて」「ポール・デュカスの墓碑銘のための賛歌」において、簡潔ながらも高度な書法の中に、驚くべきほど深みを見せるに至るのです。(2007/03/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.555065 |
収録曲中で、ファリャのピアノ曲の最高傑作、スペインピアノ音楽の名品として名高いのが「ベティカ幻想曲」です。リズミカルに刻まれるギターを模倣するようなパッセージ、鋭くぶつかり合う不協和音、名人芸的技巧が渾然一体となって、情熱的にスペイン情緒を紡ぎ出して行きます。「はかない人生」の第1の踊りは、ヴァイオリン編曲などでもよく演奏されますが、ピアノ版もなかなかいい味が出ているといえましょう。異色作はロシア民謡の「ボルガの舟歌」の編曲です。原曲はロシア風ド演歌であるにもかかわらず、スペイン風味になり切ってしまっているのは、大変にユニークです。(2007/06/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.555066 |
盤をかけてみると、いきなり耳に飛び込んでくるのは、やたらと威勢の良いエネルギッシュオーケストラと、マッシヴなピアノのパッセージ。「これがあの『アランフェス協奏曲』と同じ作者の音楽とは!?」と一瞬驚きますが、やはり全編を覆うスペイン情緒はロドリーゴならではのものといえましょう。第1、2楽章は祝祭的な明るさと賑やかさが支配的ですが、第3楽章は一転して哀愁あふれる曲想で、この楽章が最も「アランフェス的」な感覚に近いものがあるかもしれません。第4楽章になると、今度は暗い情熱が前面に出てきて、激しい音楽が展開されますが、オーケストラも独奏ピアノの両者が、全力で野太い旋律を奏でるのが印象的です。(2003/02/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.557101 |