ヴァイス, ヘレン
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コダーイと言えば、ハンガリー民謡を基にした数多くの合唱作品で知られますが、1914年の「ヴァイオリンとチェロのための二重奏曲」と、その翌年の「無伴奏チェロ・ソナタ」は、コダーイの初期を代表する名作として押しも押されぬ人気を誇っています。中でも緊張感と美しい音色に満ちた「無伴奏チェロ・ソナタ」は、演奏の難易度の高さと楽器から生まれる多彩な響きの効果も相俟って、チェリストたちの憧れの作品になっています。一方「ヴァイオリンとチェロのための二重奏曲」は気まぐれなヴァイオリンの音色と包容力溢れるチェロの音色が融合し、民族色豊かな歌を情熱的に奏でる作品。やはり高度な技術が求められる傑作です。リゲティのソナタは2楽章からなる作品。第1楽章は彼がブダペストのリスト・アカデミー在籍中の1948年に学友のために作曲した小品ですが、演奏されることのないまま放置されてしまいます。1953年にチェロ用の新曲を求められた際に超絶技巧を要する第2楽章を新たに書き加えてソナタとしました。しかしソ連の影響下にあった作曲家組合に演奏を拒否されてしまったというエピソードを持つ作品です。NAXOSイチオシのチェリスト、シュヴァーベの強靭、かつしなやかな演奏が作品の真価を伝えます。(2020/09/25 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.574202 |
バルトークよりも4年早く生まれたドホナーニは優れたピアニストでもあった作曲家。作品にはハンガリーのさまざまな民族音楽の要素が取り込まれているものの、バルトークの作品ほどに民族色は濃くなく、どちらかというとブラームスに近いドイツ・ロマン派風の音楽です。リヒャルト・シュトラウスのヴァイオリン・ソナタは23歳の作品。華やかな演奏効果が得られるとともに高度な演奏技術が要求される曲です。演奏はハンブルク生まれのヴァイオリニスト、ヘレン・ヴァイスを中心としたメンバーによるもの。ヴァイスは幼少期から活躍を開始し、15歳でハンブルク交響楽団と共演し、1年後に若い音楽家のためのコンクール「Concertino Praga」で第1位を受賞。エルプフィルハーモニーやベルリン・フィルハーモニーなどで一流オーケストラと共演し、室内楽にも参加しています。ポール・リヴィニウスは1970年生まれで、5歳からピアノを学びました。ドイツ連邦ユーゲント管弦楽団やグスタフ・マーラー・ユース管弦楽団のメンバーを務め、室内楽トリオでも受賞歴あり。モーツァルト・ピアノ四重奏団のメンバーです。セレナードではNAXOSでもおなじみのガブリエル・シュヴァーベと1981年上海生まれのヴィオラ奏者ツェン・ウェンシャオが参加。親密な演奏を披露しています。(2024/11/15 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :555565-2 |