ピカイゼン, イーゴリ
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1872年、スイス人の両親のもとにモスクワで生まれたパウル・ユオン。モスクワ音楽院では作曲と音楽理論をアントン・アレンスキーおよびセルゲイ・タネーエフに師事し、その後ベルリンに留学。ヴォルデマール・バルギールのもとで研鑽を積みました。同郷のラフマニノフから「ロシアのブラームス」と呼ばれるほど初期の作品からはドイツ・ロマン派の影響が感じられますが、少しずつ複雑なリズムや旋法を用いた作風に移行、作品は難解になっていきます。このアルバムにはヴィオラを伴う作品を収録。渋く深い音色を生かしたこれらの作品からは、確かにブラームス風の響きも感じられますが、作曲年代に20年以上の隔たりがある2つのヴィオラ・ソナタからは、ユオンの作風の変遷が窺えます。ヴィオラを弾くヴェンドリエスはコロラド交響楽団の首席奏者を務めたほか、1986年から1995年までオーロラ四重奏団のメンバーとして、ニューヨーク、ロンドン、東京でリサイタルを行ったことがあるヴェテラン奏者。現在は教育者として後進の指導に熱心にあたっています。(2022/06/24 発売)
レーベル名 | :Toccata Classics |
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カタログ番号 | :TOCC0389 |