ホワイト, キーラン
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【本場ヴェルサイユに響く「王のオペラ」。最新録音はレ・タラン・リリクと精鋭歌手陣で!】イタリアからもたらされたオペラという新しい舞台芸術に触発され、フランス語の台本を朗唱しながら舞踏や独唱歌を交えつつ一大悲劇を描きあげてゆく抒情悲劇という形式を確立、フランス歌劇史の扉を開いたジャン=バティスト・リュリ。太陽王ルイ14世の王室音楽総監督として、彼はこの形式で王室のための新作を続々と披露しましたが、その中でもとくに太陽王の気に入り「王のオペラ」として後代まで再演されたのが、1676年に初演された《アティス》でした。女神シベールの恋慕を逃れ川の妖精サンガリードとの仲を深めたアティスが、女神の怒りで樹木に変えられてしまう悲恋の物語。20世紀のバロック・オペラ復権の流れの中、ウィリアム・クリスティ指揮レザ―ル・フロリサンが決定的成功を収めた演目でもありますが、それ以降の音楽学研究の進展を経た21世紀の新録音として、近年リュリ作品の演奏で絶大な成果をあげているクリストフ・ルセ&レ・タラン・リリクの解釈がヴェルサイユ宮殿のレーベルChateau de Versaillesから登場。近年ますます活躍の場を広げているレイナウト・ファン・メヘレンを表題役に、濃やかな歌唱で緻密な心情描写を聴かせる名歌手たちの至芸がルセ随一のコントロールで、一貫性と一体感に満ちた演奏へ昇華されてゆく希代の名演に仕上がりました。自身もアンサンブル指揮者であるコルネール・ブロンデットとルセが2台の鍵盤楽器に向かい、バス・ド・ヴィオロンのエマニュエル・ジャック、ヴィオールのミリアム・リニョルなど充実の通奏低音陣はじめオーケストラにも経験豊かな名手が続々。バロック・オペラ録音史に新たなページを飾るリリースと言ってよいでしょう。(2024/01/12 発売)
レーベル名 | :Château de Versailles Spectacles |
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カタログ番号 | :CVS126 |
オラルトはナクソス島を拠点とする海賊。スキロス島からニンフの姉妹リコーリとエルピーナ、その父をさらってきました。リコーリの初恋の相手オスミーノは死んだと思われていましたが、実はモラストと名を変え、オラルトの腹心の部下となっています。モラストは二人の解放を願いますが、リコーリを気に入っているオラルトに拒否されてしまいます。同じくナクソス島に誘拐され、オスミーノと改名し羊飼いとなっているのはモラストの弟ティリス。彼はリコーリに一目惚れし、彼女の気を引くためにわざとエルピーナを誘惑します。モラストはリコーリがかつての恋人だと気づきますが、リコーリは全く気が付きません。そしてエルピーナと父親は、羊飼いのオスミーノをリコーリの初恋の相手と勘違いしてしまいます・・・このアルバムは2023年8月のインスブルック古楽音楽祭で上演されたヴィヴァルディの《貞節なニンフ》をライヴ収録したもの。1732年に初演されたこの歌劇は、美しい旋律に満たされた多彩なアリアやアンサンブルを持つ作品。1993年ウクライナ出身のバス、ラフマニンをはじめとした新進気鋭の歌手たちと、キアラ・カッターニが指揮する、この上演のために結成された「バロックオーケストラ:ユング」の生き生きとした演奏が魅力です。(2025/03/14 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :555646-2 |