トムセン, ラウリッツ・ヤコブ
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マルタンとマルティヌー、2人の近代作曲家による声楽作品集。12歳の時にバッハの「マタイ受難曲」を聴き感銘を受けたというマルタンは、以降バッハを精神の拠り所にし、数多くの作品を生み出しました。この「ミサ曲」も新古典派の影響もあるものの、やはり根底にはバッハへの敬意が感じられる作品。マルタン自身は「この曲は自分の信仰心の表れであるため公の場では演奏してほしくなかった」と語ったということですが、後にその言葉を撤回。現代では多くの合唱団がこの難曲に挑んでいます。一方マルティヌーの「聖母マリアのための4つの歌曲」はヤナーチェクやバルトークを思わせる民謡風の雰囲気を持ち、合唱でも各声部が競い合うような闊達なやりとりが楽しめます。他には神秘的なマルタンの「アリエルの5つの歌」とマルティヌーの郷愁の念が込められた「たんぽぽのロマンス」を収録。演奏しているデンマーク国立声楽アンサンブルは、エコー賞を獲得し、グラミー賞にもノミネートされた実力ある合唱団です。(2018/05/25 発売)
レーベル名 | :OUR Recordings |
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カタログ番号 | :6.220671 |
後期ルネサンスのフランドル楽派を代表するオルランドゥス・ラッスス(オルランド・ディ・ラッソ)。16世紀、最も影響力を持った作曲家であり、バロック時代以降にもその影響力が及んだとされるほどの業績を残した人です。ラッススは4つの福音書による全ての応唱受難曲を残しており、その中でも最初に出版された「マタイ受難曲」は素晴らしい傑作とされています。もちろんJ.S.バッハの作品とは雰囲気が全く違いますが、歌われている内容は同じであり、イエスの受難の物語は福音史家によって、淡々と歌われ、それに合唱が応えるという形です。1575年にミュンヘンで出版されてから、1586年にはパリで印刷されたという記録も残っており、当時の人気の高さがうかがわれます。ルネサンス期の作品を研究するホルテンは、当時の礼拝の慣例に従いこの「マタイ」の曲中にもいくつかのモテットを挿入することで、16世紀当時の礼拝場面を再現しています。(2018/02/23 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.573840 |