ベルリン放送交響楽団
Search results:26 件 見つかりました。
ボヘミアのカールスバート(当時オーストリア=ハンガリー帝国の一部)で生まれたウォルター・カウフマンの作品集。ベルリンではフランツ・シュレーカーに学び、学生時代には相対性理論で知られるアルベルト・アインシュタインと親交を結んでいます。卒業時にはマーラーに関する学位論文を提出するも、ナチス支持者の教授に抗議し学位取得を拒否、その後は指揮者ブルーノ・ワルターのアシスタントを務めながら自身の作品の演奏にも携わっています。フランツ・カフカの姪と結婚し、ナチスの迫害から逃れ1934年には家族で亡命、インドのボンベイに移住します。同地ではインドとアジア音楽の研究をする傍らオール・インディア・ラジオのディレクターを務め、同局が放送開始前に流す音楽(インターバル・シグナル)を作曲。またスービン・メータの父メーリ・メータらと共にボンベイ室内楽協会を設立し、一時期はズービンを教えていました。その後イギリス、カナダを経てアメリカに渡り、ダリウス・ミヨーの紹介でインディアナ大学に職を得て、亡くなるまで音楽学を教えました。彼は80曲を超えるオーケストラ曲や、10曲以上の歌劇などを残しましたが、それらは現在ほとんど知られていません。このアルバムでは4つの作品をフィーチャー。インドの旋律を用いたエキゾチックな小品や、ブルーミナが独奏を務めるピアノ協奏曲など、全てが世界初録音です。(2024/04/12 発売)
レーベル名 | :CPO |
---|---|
カタログ番号 | :555631-2 |
【ORFEOレーベル40周年の歴史を彩った名録音の数々】1979年にミュンヘンで設立されたORFEOレーベル。40周年を記念し、その歴史を彩った名録音の数々を一度に楽しむことの出来る見本市のようなアルバムが登場します。CD1には器楽奏者と指揮者による20の名演、CD2には20の名唱、40周年に合わせ合計40の素晴らしい演奏を楽しむことが出来ます。(2020/05/15 発売)
レーベル名 | :Orfeo |
---|---|
カタログ番号 | :C200032 |
2018年に生誕100年を迎えたオーストリアの作曲家アイネム。第二次世界大戦中も数多くの同僚たちの力になると共に、終戦後のオーストリア音楽界の再建に力を尽くした人として、昨年はウィーンを中心に数多くの演奏会が開かれ、彼の栄誉を称えました。初期は新ウィーン楽派の影響で無調に近い作品を書いていましたが、次第に調性を備えた耳当たりの良い作品を書くようになり晩年は「保守的な作曲家」として知られていたアイネム、このアルバムでは新古典派の様式で書かれた「管弦楽のための協奏曲」から晩年の劇音楽「フニャディ・ラースロー(ハンガリーの政治指導者)」まで多彩な作品を聴くことができます。個性的なメロディに彩られた活気ある曲の数々をお楽しみください。(2019/02/22 発売)
レーベル名 | :Capriccio |
---|---|
カタログ番号 | :C5357 |
クルト・ワイルのファンなら狂喜乱舞の贈り物です。彼が聖書の世界を題材に一大ページェントとして作り上げた歌劇「永遠の道」。その余りにも壮大なプロジェクトは初演時にセンセーションを巻き起こしましたが、金がかかり過ぎて上演は短期間で中止されてしまいます。その幻の名作が、ミルケン・アーカイヴとワイル財団とのコラボレーションによりここに復活、抜粋ながら初録音となります。ワイルによる音楽は期待通りで、人間の声の力を見せつけます。例えばトラック6の思いつめたような激しさだけでも、聴き手を虜にする魔力に満ちています。(2005/02/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
---|---|
カタログ番号 | :8.559402 |
ユダヤ系チェコ人の作曲家ハンス・ヴィンターベルク。プラハで育ち、チェコ音楽の伝統を受け継ぐ新しい作曲家たちの一人です。ヴィンターベルクは9歳で音楽のレッスンをはじめ、プラハ音楽院で微分音の作曲家として知られるアロイス・ハーバに師事、作曲法を学びました。ブルノを中心に歌劇場やアンサンブルの作曲家として活躍していましたが、1945年にテレジエンシュタットに収容されてしまいます。 しかし同年5月8日に収容所が解放されたことで彼は奇跡的に生き延び、戦後の1947年にドイツに移住。この間にもいくつかの作品を作曲しました。その後はバイエルン放送のエディターとして、またリヒャルト・シュトラウス音楽院で教育者として働きながら音楽界の発展に寄与することとなります。彼は自身の音楽を東欧と西欧の「架け橋」と考えるとともに、その原点はシェーンベルクであることを認めています。しかし、明確な十二音技法を用いることはなく、自身の音楽を複雑なリズムと拡張された半音階で構成、独自の作風を築いています。アルバムに収録された「シンフォニア・ドラマティカ」は彼の最初の交響曲であり「戦争における大惨事の予感である」と言及しています。ピアノ協奏曲は彼がドイツにわたって最初に書いた作品のひとつ。また1966年の「リトモフォニー」は彼の最後の作品であり、4度目の幸福な結婚生活の中で書かれた充実した筆致によるものです。(2022/05/13 発売)
レーベル名 | :Capriccio |
---|---|
カタログ番号 | :C5476 |
2017年12月に世界初演されたエネスコのオラトリオ「亡霊」。第一次世界大戦の混乱の際に失われてしまい、ずっと忘れられていた作品です。近年エネスコ博物館のディレクターが総譜を買い戻しましたが、そのままでは演奏不能であり、まずは楽譜を判読することから始め、作品を再構築したというもの。作品にはエネスコが生涯尊敬の念を抱いていた詩人ミハイ・エミネスクの台本が用いられており、後期ロマン派から新ウィーン楽派までの作風を取り入れた新時代の模索が感じられる音楽が付けられいます。(2018/09/21 発売)
レーベル名 | :Capriccio |
---|---|
カタログ番号 | :C5346 |
ヒューゴ(フーゴ)・カウンは1863年、ベルリン生まれの作曲家。地元で音楽を学んだ後1886年にアメリカ大陸に渡り、当時ドイツ系のコミュニティがあったミルウォーキーに居を構えました。この地で合唱指揮者、作曲家として活動するとともに、音楽学校でも教鞭を執り、多くの後進を育てました。1900年初頭にはドイツに帰国、ベルリンで教職に就きます。その後はベルリンに定住し1912年にはプロイセン芸術アカデミー会員に任命されました。このアルバムにはロングフェローが1855年に発表した叙事詩「ハイアワサの歌」から題材をとった2つの交響詩が収録されています。「ミネハハ」はドヴォルザークの「新世界より」第3楽章のLargoのようにイングリッシュホルンの旋律で始まりますが、すぐにワーグナー風の半音階的な旋律へと移っていきます。「ハイアワサ」は伝説的な英雄をネイティヴ・アメリカンの旋律を用いて描いています。交響曲第3番は1913年に作品。1914年に初演された後人気を博し、プフィッツナーやフルトヴェングラーもこの曲を演奏したとされています。(2023/10/06 発売)
レーベル名 | :CPO |
---|---|
カタログ番号 | :555572-2 |
フランス系ロシアのピアニスト・作曲家ゲオルギー・カトゥアール。モスクワ大学で数学を専攻したものの、音楽への夢を捨てがたく作曲家に転向。ベルリンで研鑽を積み、モスクワではチャイコフスキーが「今、私は本当に素晴らしく創造的な才能を持っている人に出会った」と感嘆したほどの才能を披露するものの、結局ロシア国内ではほとんど認められることはなく、一時期は田舎に隠遁するほどの失意を感じていました。ようやく彼の才能が認められたのは1919年、58歳の時。モスクワ音楽院作曲科の教授に選ばれたカトゥアールはミャスコフスキーやカバレフスキーを教え、ロシア・モダニズムの道を開いていきます。彼は交響曲、協奏曲といった大掛かりな作品から、室内楽作品、ピアノ小品集やリートまで30を超える作品を遺しましたが、現在ではほとんど演奏されることがありまん。しかし、どの曲も美しい旋律と哀愁に満ちており、とりわけピアノを用いた作品には、優れた技術を持っていたカトゥアールらしい超絶技巧がふんだんに盛り込まれています。(2021/01/15 発売)
レーベル名 | :Capriccio |
---|---|
カタログ番号 | :C5403 |
【追悼:カプースチン】2020年7月、惜しまれつつ世を去った人気作曲家カプースチン。彼のジャズ風の音楽はジャンルを超えて多くの聴き手に愛されていました。そんなカプースチンは2曲のチェロ協奏曲を書いており、第2番は演奏機会も多く、録音も存在しますが、なぜか第1番はその存在がほとんど忘れられています。今回この曲に取り組んだのはドイツのチェリスト、エッカルト・ルンゲ。彼は10年前にモスクワを訪れた際、カプースチンから直接作品の覚え書きを託されたといい、今回の録音でもカプースチンの意図を汲んだ見事な演奏を披露しました。また、シュトローベル指揮するベルリン放送交響楽団も、ビッグバンド風のグルーヴィーなサウンドを存分に聴かせます。カップリングは1986年に作曲されたシュニトケのチェロ協奏曲第1番。こちらは楽器の限界に挑むようなハイテンションの音楽が展開します。(2020/08/07 発売)
レーベル名 | :Capriccio |
---|---|
カタログ番号 | :C5362 |