ヤンソンス, マリス(1943-2019)
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ベートーヴェンの交響曲第3番に添えられているのは、ロデオン・シチェドリンの「ハイリゲンシュタットの遺書」。バイエルン放送交響楽団から新作の委嘱を受けたシチェドリンは、第3番の交響曲を書き始める前の"遺書を書くまでに追い詰められたベートーヴェンの気持ち"に着目し、エロイカのオケストレーションをなぞりながら、爆発的な感情を込めた音を重ねていきます。もし現代にベートーヴェンが現代に生きていたなら、迷わずこのような音を書くのではないでしょうか。(2015/10/28 発売)
レーベル名 | :BR-Klassik |
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カタログ番号 | :900134 |
柔和な第4番と誰もが知っている第5番に添えられたのは、1975年リトアニア生まれの女性作曲家、シュルクシュニーテの作品です。彼女はこの「炎」と題された作品の中に、即興的に「運命」のモティーフを取り入れていますが、とは言え、直接の関係があるわけではなく、あくまでも強烈な炎のイメージを焼き付けたのだそうです。燃え盛る炎、燃え尽きた炎、情熱…様々な炎の形が見えてくるような激しく神秘的な音楽です。ベートーヴェンは、来日時のサントリー・ホールのライヴ収録。ヤンソンスの会心の作です。(2015/10/28 発売)
レーベル名 | :BR-Klassik |
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カタログ番号 | :900135 |
ギア・カンチェリがベートーヴェンのオマージュ作品として書き上げたのは、「第9」をさらに発展させたオーケストラと合唱、独唱のための作品でした。とは言え、使われている歌詞はシラーのような長いものではなく、20分ほどの曲の中にほぼ50の短いラテン語のフレーズが並べられているというもの。各々の言葉がまるで突き刺さるかのように激しい口調で歌われていきます。本来は第9の後に添えられるのがふさわしいのでしょうが、ここでは敢えて、牧歌的な第6番とともに。(2015/10/28 発売)
レーベル名 | :BR-Klassik |
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カタログ番号 | :900136 |
(2010/11/24 発売)
レーベル名 | :BR-Klassik |
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カタログ番号 | :900108 |
ヤンソンス&バイエルン放送響における「現在最高の」ベートーヴェン・ツィクルス登場!それは、単なるベートーヴェンの交響曲全集ではなく、また、単なる「来日公演」のライヴ集ではありません。昨年のマリス・ヤンソンス来日公演、ベートーヴェン・ツィクルスinサントリー・ホールは様々な反響を呼びました。それは現代における「ベートーヴェン演奏」の可能性を探るものであり、透明感のある響きと近代的なテンポ設定など、従来の解釈を大切にしながらも、独自の見解を上乗せした素晴らしいものでした。しかし、ヤンソンスはこの演奏をそのままパッケージするのではなく、もっと高みを目指すために、一部の曲をミュンヘン・コンサートのものと差し替え、その上、現代作曲家の「ベートーヴェンの交響曲から生み出された」作品(これはヤンソンスが各々の作曲家たちに委嘱したもの)を組み合わせるという、極めて実験的な試みを施すことで、数多のツィクルスとは完全に差別化を図った1セットを創り上げたのです。これは、このセットでしか味わうことはできません。(2013/09/25 発売)
レーベル名 | :BR-Klassik |
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カタログ番号 | :900119 |
2018年1月に開催された、マリス・ヤンソンスの75歳の誕生日祝賀コンサートよりメイン・プログラムの「ベートーヴェン:ミサ曲ハ長調」を収録。この祝賀コンサートの模様は昨年belvedere editionより映像商品(BELVED08041・・・DVD/BELVED08042・・・Blu-ray)としてリリースされていますが、こちらのアルバムではミサ曲と、2004年に演奏された「レオノーレ序曲 第3番」をカップリングすることで、ヤンソンスのベートーヴェンにおける長年の思いが強調されています。ミサ曲、レオノーレ序曲、どちらも1806年から1807年、ベートーヴェンの壮年期に作曲された名作。ヤンソンスは作品に漲る旺盛な活力を存分に引き出し、至上の高みに導いています。(2019/01/25 発売)
レーベル名 | :BR-Klassik |
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カタログ番号 | :900170 |
20世紀を代表する3つの合唱作品をマリス・ヤンソンスとバイエルン放送合唱団・交響楽団の演奏で。一糸乱れぬハーモニーと力強いオーケストラの響きが見事な演奏です。ティンティナブリの様式で書かれた美しいハーモニーを特徴とするペルトの「ベルリン・ミサ」は1990年5月にベルリンの聖ヘドウィッヒ大聖堂で初演されたため、この名で呼ばれます。五旬節(ペンテコステ)での演奏用に作曲され、当初は4人のソリストとオルガンというシンプルな編成でしたが、後にペルト自身によって合唱と弦楽オーケストラのために改められました。プーランクの「スターバト・マーテル」は彼の友人、画家クリスチャン・ベラールの不慮の死を受けて書かれた曲。ロカマドゥールの黒い聖母を訪れたプーランクがカトリックの信仰を見出した後に書かれたもので、彼の最も重要な作品に数えられています。ストラヴィンスキーの「詩篇交響曲」は、合唱とオーケストラのための3楽章の交響曲で、1930年にボストン交響楽団の委嘱により作曲されたもの。木管と金管、打楽器、2台のピアノ、そしてヴァイオリンやヴィオラを使わず低弦(チェロ、コントラバス)のみという珍しい編成が、この作品に独特の響きを与えています。(2022/05/20 発売)
レーベル名 | :BR-Klassik |
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カタログ番号 | :900201 |
2010年から2011年、2年に渡ってアニヴァーサリー・イヤーを迎えるグスタフ・マーラー(1860-1911)を記念する4枚組です。CD1に収録されているのは、2007年3月収録のヤンソンスによる「第1番」全曲です。ヤンソンスのマーラーにかける思いがじっくり伝わる熱い演奏、これだけで大満足間違いなしです。特筆すべきは、CD1の最終トラックから始まる、音楽ドラマ「世界、そして夢」でしょう。正直、実物を見るまでは、「これは日本で販売するのは困難だろう」と思っておりました。しかし、実際に聴いてみると、これが限りなく素晴らしいのです。物語は10章に分かれ、マーラーの生い立ち、苦悩、愛を丹念に拾い上げて行くのです。もちろん音楽もふんだんに添えられています。(音源はBRの物を中心とした、有名メーカーの音を使用。クーベリック、ブーレーズ、キルヒシュラーガーなどの名演がドラマに華を添えます)ドイツ語がわからなくても、かなり楽しめますよ。第1番のみの発売は、今のところ予定なしですが、今回お求めやすい価格を設定しました。燃え盛る愛のドラマに身を焦がしてみませんか???(2011/02/08 発売)
レーベル名 | :BR-Klassik |
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カタログ番号 | :900901 |
バイエルン放送交響楽団の第5代首席指揮者として2003年から2019年まで数々の名演奏を繰り広げ、2019年12月1日に世を去ったたマリス・ヤンソンス。バイエルン放送交響楽団及び合唱団の団員とは家族のような、人間味あふれる関係であり、それが演奏にも反映していたと伝えられています。このBOXセットは、交響曲第1番から第9番を収録したもの。マリス・ヤンソンス・エディション(900200)に収録されたものと同じ音源で、第3番、第4番、第6番、第8番は単独ではリリースされていなかったものです。生涯マーラーの音楽に魅了されていたというヤンソンスと、1967年から71年にかけてラファエル・クーベリックとともにマーラーの交響曲全集を録音したバイエルン放送交響楽団の共演から生まれた完成度の高い演奏です。加えて望みうる最高のソリストを揃えた声楽陣の充実ぶりにも注目。また第8番ではヤンソンスの故郷ラトヴィアの合唱団を招いていることから、この演奏に特別な思いを寄せていたことがうかがわれます。BOXには今回が初出となるリハーサル風景やインタビューも収録されており(ドイツ語)、ヤンソンスのマーラーの音楽に寄せる思いやそれを現実の音にしてゆく様子が伝わります。 (2022/11/18 発売)
レーベル名 | :BR-Klassik |
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カタログ番号 | :900719 |