ジャッド, ジェイムス
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20世紀イギリスを代表する作曲家の一人、ブリッジのオーケストラ作品から、自然を題材にした表題的要素の濃い作品を集めてみました。「海」はその手の中でも定番中の定番、ドビュッシーやグラズノフなど、ライヴァル作品は多々ありますが、ブリッジ作品も一歩もひけをとりません。もちろん「嵐」も期待通り、スペクタクル的大迫力のオーケストレーションを魅せてくれる一方、決して大味にあることもなく、むしろ繊細です。「夏」は、日差しの強さにぐったりとした感があり、日本人の我々にも通ずる季節感かもしれません。また晩年の大作「春の始まり」は、春の来訪を壮大に謳い上げるもので、その壮大さには圧倒されます。(2004/09/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.557167 |
熱気溢れる第5交響曲を完成したベートーヴェンが次に手掛けたのが、この劇音楽「エグモント」でした。1809年当時のウィーン宮廷劇場支配人であったハルトルが、ゲーテの戯曲を音楽とともに上演する計画を立て、選ばれた題材がこの作品です。内容はエグモント伯ラモラール(フランドルの軍人、政治家。八十年戦争初期の指導者の一人)の自己犠牲と英雄的行為を讃えたもの。この作品を通してベートーヴェン自身の政治への思いも描かれています。今では序曲のみが演奏される作品ですが、第5交響曲に通じる情熱が随所に感じられる名作として、もっと高く評価されても良いでしょう。(2010/03/17 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.557264 |
(2007/11/14 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.570573-74 |
この「夏の夜の夢」は、まず序曲が1826年に作曲されました。まず、17歳のメンデルスゾーンが姉と楽しむためのピアノ連弾曲として書かれ、すぐに管弦楽版として編曲されています。その16年後、序曲に感銘を受けたプロイセン王フリードリヒ・ヴィルヘルム4世の勅命によって「夏の夜の夢の付随音楽」が書かれました。現在では序曲も再利用され、一緒に演奏されることが慣例となっています。しかしながら、彼が付けたメロドラマの部分は省略されることが多く、これでは曲の全貌を理解するにあたって片手落ちとなってしまうではありませんか。そこで当盤では(英語ではありますが)全部きちんと演奏しています。どうぞ、シェイクスピアの描いた妖精物語を心の中で再現してください。(2010/09/15 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.570794 |
西欧生まれのクラシック音楽も、もはや世界の共通語。南半球の彼方、ニュージーランドにもすっかり根を下ろしています。リルバーンは、その美しき国土にインスピレーションを得た作品を多数遺しましたが(例えば、「アオテアロア」=マオリ語でニュージーランド北南島の意味、など)、そのいずれもが、雄大かつ爽やかな味わいを持っています。師匠のヴォーン・ウィリアムズや北欧系の作曲家を思わせる作風ともいえましょう。「行列のファンファーレ」は大学の式典を意識した機会音楽ですが、ブラームスの「大学祝典序曲」にも登場する学生歌「いざ楽しまん」が引用され、リルバーン版大学祝典序曲ともいえる、楽しい楽曲となっています。(2006/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.557697 |
クラシックの新興国だからといって侮るべからず! ニュージーランド生まれの交響曲と聞けば、ちょっと意表を突かれる感がありますが、リルバーンの交響曲はいずれも、透明感のある響きとさわやかな詩情に貫かれた、なかなかの佳品です。第3番はやや抽象的な内容を持ちますが、特に山々の風景に対するオマージュといわれる第1、2番は、雄大なメロディーとオーケストレーションが耳に大変快く、後期ロマン派や近代イギリス系あたりの交響曲ファンの方には、親しみが湧き易いかもしれません。ニュージーランド交響楽団の繰り広げる熱演も、この盤に一層の華を添えています。(2002/07/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.555862 |