クロエ, ギュスターヴ
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「ペルシャの市場」で知られるケテルビーは、標題にあるような日常の断片的情景が容易に思い浮かべられる音楽を書くことに長けていました。メロディーの親しみやすさ、美しさ、そして彼が好んだ異国情緒ばかりでなく、オーケストレーション――ことに小規模なオーケストラで効果的な響きが鳴るように構成する手腕も高く評価することができるでしょう。このCDに収められたいくつかの曲は、いわゆるポプリ(接続曲)で、馴染みのあるオペラの走句が散りばめられており、そのコンビネーションの巧みさと意表をつく用い方に、ケテルビーの才がうかがえます。(2004/02/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
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カタログ番号 | :8.110870 |
イタリア最高の人気テノール歌手として活躍したベニアミーノ・ジーリ(1890-1957)をカヴァラドッシ役にすえた、SP覆刻による全曲盤です。指揮をするのはローマ王室歌劇場(現在のローマ歌劇場)の芸術長官、オリヴィエーロ・デ・ファブリティース(1902-82)。トスカ役はマリア・カニーリャ(1905-79)。当初のトスカ役だったイーヴァ・パチェッティが第1幕の録音途中で降板したための代役でしたが、以後はジーリの相手役として数曲の全曲録音をすることになります。なおフランスの大プリマ、ニノン・ヴァラン(1886-1961)の仏語版抜粋も附録で聴けます。(山崎浩太郎)(2002/05/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
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カタログ番号 | :8.110096-97 |
かつて「韃靼人の踊り」と訳されていた「ポロヴェッツ人の踊り」を含むボロディン唯一・未完のオペラ「イーゴリ公」は、リムスキー=コルサコフとグラズノフの驚異の記憶力により、補筆・完成されました。これが初演版とされていますが、このCDに収録されているのは、この版による演奏です(第3幕は省略されています。)。各役柄をになう歌手たちの、分厚く胆力に満ちたロシアン・ヴォイスもさることながら、全編にわたって現れる、ロシア色豊かなものからアラビア風の様々な個性を持つ合唱が迫力もの。冒頭の「賛美の合唱」で始まり、エンディングも「ようこそイーゴリ公」の合唱で締めくくられるという、「合唱オペラ」でもあります。(2005/08/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
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カタログ番号 | :8.111071-73 |