クラス, エリ(1939-2016)
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シェーンベルクの師匠であり、後期ロマン派と12音音楽の接点に位置するベルクですが、その分野における20世紀屈指の名作といわれるヴァイオリン協奏曲には、そういった彼の歴史上での位置がよく表れているといってよいでしょう。アルマ・マーラーの幼娘のレクィエムとして書かれたこの作品(「ある天使の思い出に」の副題あり)は、12音技法を用いながらも、まさにマーラーに通ずるような濃密なロマン的情念に満ちています! バッハのカンタータ第60番「おお永遠、そは雷の言葉」からの引用も極めて効果的ですし、独奏ヴァイオリンが天上へ昇っていくかのような、感動的なエンディングはナミダモノの美しさです。(2002/11/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.554755 |
ラウタヴァーラが、20・21世紀のフィンランドを代表する作曲家であることはもはや、論を待たないところでしょう。彼のピアノ協奏曲第2番と第3番では、急速なパッセージの連続や分厚い和音によるカンタービレなど、音の奔流とも言うべきピアノ書法の独自性と、エネルギッシュなオーケストレーション等といった共通点ももちろんありますが、その一方で第3番が優しい協和音程寄りの、第2番がやや辛口な不協和音程寄りの美しさをと、それぞれに異なった響きの指向を持っており、このように並べて聴くと興味深さと感動が倍増です。是非とも第1番(8.554147収録)とあわせてお楽しみ下さい。(2003/11/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.557009 |