ストラットン, ケリー(1952-2019)
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数多くのピアノ協奏曲の中でも、強い民謡風味が人気のグリーグ(1843-1907)のピアノ協奏曲。初期の作品でありながら、グリーグ自身が何度も改訂を試み、少しずつ改編を加えていたことで知られています。またこの曲をことのほか愛していたのが、イギリスの作曲家グレインジャーで、彼はグリーグを訪ね、民謡について語らいつつ、グリーグの指揮でグレインジャーがピアノを演奏し、この協奏曲の演奏旅行も企てたのですが、残念なことにこれが実現する前にグリーグがこの世を去ってしまったというエピソードもあります。ここでは、そんなグレインジャーによる「彼の理想とするグリーグの協奏曲」を聴くことができます。オーケストレーションや、リズム処理など、至るところに斬新さを感じ取れることでしょう。さてグリーグですが、、本当はピアノ協奏曲をもう1曲書こうと構想を練っていたのですが、結局完成せず、断片のみが遺されました。それを元にして、ノルウェーの作曲家、アレンジャー、ヘルゲ・エヴユ(1942-)が新たな協奏曲を作り出しました。これがまた素晴らしいもの。グリーグ風味も感じさせつつ、全く新しい音楽が息づく(ラフマニノフ、チャイコフスキー、グリーグの良いところを全て混ぜ合わせたような)ぞくぞくするほどの名作の誕生です。(2015/07/29 発売)
レーベル名 | :Grand Piano |
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カタログ番号 | :GP689 |
存命時“最も優れた交響曲作曲家”として知られたスイスの作曲家ヨアヒム・ラフ。しかし、もともとリストの崇拝者で、弟子でもあったラフにとって、ピアノ曲もまた重要な位置を占めていました。GRAND PIANOレーベルでは、ピアノ曲全集がすでにリリースされており、全9曲ある「ピアノと管弦楽のための作品」も全曲が録音される予定です。第1弾となるこのアルバムには初期の名作「春への頌歌」と1873年に完成されたピアノ協奏曲、そして世界初録音となる「アルフレート王」の主題による奇想曲が収録されています。これは1847年から55年に書かれた初期の作品で、19世紀に好まれた「歌劇のメロディをピアノ用に編曲」した、超絶技巧を駆使した華麗な作品です。その20年後に書かれたピアノ協奏曲は円熟の味わい。そしてすべてのラフの作品の中でも人気の高い「春への頌歌」の柔らかい響きは絶品です。(2017/11/29 発売)
レーベル名 | :Grand Piano |
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カタログ番号 | :GP771 |