シュネー, ノルムンズ
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【名手シドロワが描く、バッハと現代のクロスロード】DGレーベルからリリースされた「カルメン」や、前作のピアソラで情熱的かつ繊細なアコーディオンを聴かせ、クラシック音楽で決してメジャーとは言えないこの楽器の素晴らしさを存分に知らしめてくれたクセーニャ・シドロワ。ALPHAから2枚目となるこのアルバムでは、大バッハの作品とその影響を受けた現代の作品を収録。冒頭の協奏曲では意外性を越えた抜群の相性にまず驚かされ、オルガンのためのコラール「われ汝に呼ばわる」ではぐっと落としたテンポでの深い歌とアコーディオンならではの音遣いで新鮮な味わいをもたらしています。併せて収録された現代作品はいずれもゆったりとした曲想を基調としており、クラシカル・アコーディオンならではの多彩な音色と、左右の鍵盤を超絶技巧的に駆使しながらも豊かな表情で楽しませつつ、その美しさで魅了します。彼女の祖国ラトヴィアのオーケストラとの息の合った共演も魅力。アコーディオンのまた別の一面を提示し、その幅広い魅力を堪能させてくれるアルバムです。(2024/10/18 発売)
レーベル名 | :Alpha |
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カタログ番号 | :ALPHA1090 |
1947年ラトビア生まれの作曲家プラキディス(1947-)。彼の作品に横溢する強さと美しさは、言うまでもなくラトビアの民俗音楽に端を発しているものです。ルネサンスとバロック時代のポリフォニーやフーガ、シャコンヌなどの形式と、独自の形式を融合した作品は、ある時は瞑想的であり、またある時は静かな興奮をもたらします。バルトークを思わせる初期の作品であるトラック1の「ピアノ、弦楽とティンパニのための音楽」での冒頭の息の長いピアノの旋律。これは確かに時間を忘れさせてくれるほどの強い陶酔を感じさせてくれるものと言えるでしょう。そして緩やかに弦楽と絡みつつ高潮していきます。一瞬だけ姿を現すティンパニの鮮烈な響きも印象的です。もちろんこの曲にもラトビアの民謡が使われています。以降の作品は更に瞑想的であり、時の移ろいの儚さを見事に伝えています。(2014/02/19 発売)
レーベル名 | :Toccata Classics |
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カタログ番号 | :TOCC0004 |