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ゲール, ヴァルター(1903-1960)

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    アーネスト・ロー: 「鳩のように飛べたなら」オリジナル・レコーディングス1927-1938

    アーネスト・ローは世界で最初に録音を残したボーイ・ソプラノでした。そのピュアな声は、彼の所属していたロンドンの教会に行けなかった多くの人々を魅了しました。1曲目の《鳩のように飛べたなら》はアレッド・ジョーンズも歌って話題になりましたが、ローのフル・バージョンの録音も、発売当初から絶大な人気を博しました。原盤が傷み、新しく録音し直さねばならないくらい大量に作られたのです。このディスクには、その他にもシューベルトの歌曲やヘンデルの《メサイア》からのアリアなど、世界のボーイ・ソプラノたちによって歌い継がれてきた名曲が収められています。「天使の声」の伝統は、ここから始まったと言ってもよいでしょう。(2005/12/01 発売)

    レーベル名:Naxos Nostalgia
    カタログ番号:8.120832

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    A TO Z ストリング・プレイヤーズ

    何とも胸躍る4枚組。この中に古今東西の名弦楽器奏者たちの演奏がたっぷりと詰まっています。総勢69名の時代を超えた演奏家たち。演奏スタイルや解釈は時代によって異なりますが根底に流れている音楽への情熱は普遍です。咽び泣く音色、輝かしい音色、これぞ「琴線に触れる音楽」です。じっくりとお楽しみください。650ページを越える解説書(英語のみ)ではアッカルドからズッカーマンまで300人を越える演奏家たちのバイオグラフィが掲載されており価値ある資料として役立つものです。(2014/10/22 発売)

    レーベル名:Naxos Educational
    カタログ番号:8.558081-84

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    ベニャミーノ・ジーリ - ベルリン・ミラノ・ロンドン録音集(1936-1938)

    40代半ばを過ぎたジーリは、生来の柔らかい歌い口に加え、力強さと円熟した充実感も増し、まさしく黄金の声を響かせていました。このCDではカンツォーネなどのポピュラー名曲を多く収録、当時圧倒的な人気だったジーリがいかにイタリア国民を熱狂させていたかを改めて思い起こさせてくれます。また「ジョヴィネッツァ」と「ローマへの讃歌」というファシスト党に利用された歌もジーリ人気を当てこんだもの、大戦前夜の空気を今に伝える貴重な時代の証言でもあります。(2005/07/01 発売)

    レーベル名:Naxos Historical
    カタログ番号:8.110270

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    ベニャミーノ・ジーリ - ミラノ・ロンドン・リオデジャネイロ録音集(1949, 1951)

    美声であることはいうまでもなく、ジーリを長きに渡りテノールの第一人者としての位置におかしめたのは、表現力の豊かさでした。トラック2「我が思いあおる火よ」のマルチェルロで聴かせる切ないまでの「影」の表現、ドニゼッティの繊細さ、トラック8「だれも寝てはならぬ」のプッチーニでは圧巻たる英雄性と、ジーリ節は変わらずともその幅広い歌唱表現は、今なお現役で活躍する歌手達を凌駕すると言っても過言ではないでしょう。このCDは、戦後彼が復帰してから収録されたオペラ・アリアが中心となっていますが録音状態も良く、なお光彩を失っていなかった彼の偉大な足跡を味わうことが出来ます。(2006/11/01 発売)

    レーベル名:Naxos Historical
    カタログ番号:8.111103

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    エリザベート・シューマン:ウィーン・オペレッタ・アリア集(1926-1938)

    「永遠の少女のような美声」を持ったエリーザベト・シューマン。美声のみならず、苦労をみじんも感じさせないコロラトゥーラなどの技巧や弱声の絹糸のような伸びやかさ、それらを駆使した歌唱は、今なおドイツリート・オペラ・オペレッタの領域における至高の財産といえるでしょう。とりわけこのCDに収録されている多数のオペレッタでは、彼女もリラックスした状態でのびのびと歌い上げており、その軽やかさと洒脱さ、そして愛らしさと、彼女の魅力を余すことなくとらえています。トラック最後の「わが夢の都ウィーン」は数ある録音のうち、もっともコケティッシュで味わいのある歌唱と言っても過言ではないでしょう。(2007/02/01 発売)

    レーベル名:Naxos Historical
    カタログ番号:8.111100

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    エリザベート・シューマン:ブラームス, メンデルスゾーン, シューマン歌曲集

    エジソン、ポリドールで録音されたシリーズに続くこのシューマンの歌曲集は、1930年代~彼女がナチから逃れてアメリカに移住した1938年までに収録されました。彼女が生涯失わなかったといえるリリカルで可憐な少女らしさをもった歌声は健在で、いずれの歌も過剰に重くなることなく、しかし雄弁に聴くものに語りかけてきます。トレードマークともいえる弱声の美しさはきわだっており、とりわけトラック17などで聴かれる、高音部へわずかにポルタメントをかけながら跳躍する際の絹糸のような声は類を見ないものです。SP盤では未発売であったブラームスのリートが収められているのも貴重です。(2006/06/01 発売)

    レーベル名:Naxos Historical
    カタログ番号:8.111099

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    シューマン:ピアノ協奏曲イ短調/謝肉祭(ヘス)(1937 - 1938)

    デイム・マイラ・ヘス(1890~1965)は、生地ロンドンを主舞台に活動した、イギリスの女流ピアニストです。その母性的ともいえるスケールの大きな演奏は、イギリスばかりかアメリカでも熱狂的なファンを生み、ヘスは彼らから「ピアノの女王」と称えられました。第2次大戦中には連日の空襲下にもかかわらず演奏会を続け、不屈の闘志でロンドン子たちを励ましたことでも知られます。ドイツ・ロマン派を得意としたヘスにとって、シューマンはレパートリーの大切な柱の1つでした。ここには、第2次大戦前に彼女が録音した、すべてのシューマン作品が収められています。(山崎浩太郎)(2001/01/01 発売)

    レーベル名:Naxos Historical
    カタログ番号:8.110604

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    J.S. バッハ/タルティーニ:ヴァイオリン協奏曲集(シゲティ)(1937 - 1954)

    師ブゾーニに薫陶を受けるにあたり、シゲティは「あなたの芸術がまずあなた自身を満足させること、しかる後に他人を満足させること。」と書き送られ、忠実にその教えを守り成長しました。シゲティは、常に「楽曲はいかにあるべきか?」を念頭において演奏し、それまでのロマン派的行き過ぎ~トリック的な技巧や安っぽい歌いまわしの効果によって聴衆を喜ばせようとはしませんでした。しかしながらその演奏は、決して無味乾燥でも衒学的なものでもなく、聴衆に対する説得力は当代一とも言えるものでした。このCDにはバッハの編曲物が中心になっていますが、無伴奏パルティータでおなじみのあのスタイルが彷彿とされます。(2005/06/01 発売)

    レーベル名:Naxos Historical
    カタログ番号:8.110979

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    モーツァルト/ドニゼッティ/ヴェルディ/プッチーニ/他:テノール名歌集(ヨーゼフ・シュミット)(1929 - 36)

    (2008/03/05 発売)

    レーベル名:Naxos Historical
    カタログ番号:8.111318-19

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    ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第1番、第2番/パガニーニの主題による狂詩曲 (モイセイヴィッチ)(1937-1948)

    ラフマニノフはホロヴィッツを自身の精神的後継者と見なしていましたが、演奏そのものは、モイセイヴィッチのほうをより好んでいたようです。その理由として考えられ、また常にモイセイヴィッチのスタイルとして指摘される優美さ、過剰な感情表出の回避、その一方にある作品に対する大きなアプローチが、これら協奏曲に結実していることを聴き取る事は容易でしょう。このCDに収められているのは、ファン待望の旧録の復刻です。あまりに有名な「パガニーニ狂詩曲」の第18変奏の甘美さについては、もはや言を尽くすまでもないでしょう。(2002/02/01 発売)

    レーベル名:Naxos Historical
    カタログ番号:8.110676