ブールドン, ロザリオ(1885-1961)
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現代にベル・カント・オペラのリヴァイヴァルを確固たる物にしたのは、他ならぬカラスでした。彼女の魅力は、トータルな意味での声のドラマ性にあります。オペラ・セリアに適したドラマティックな声質を持つ一方でコロラトゥーラの技術も併せ持ち、それらに演技力を加え、空前絶後の「ルチアの狂乱」を体現したのでした。このオペラを支える狂乱の場において、控えめな様相で始まり徐々に緊張を高め、カヴァレッタで燦然たるコロラトゥーラの技巧を披露し、最高音Esでクライマックスに到達するその快感は、一度聴いたら病み付きになること必至です。カラスのスタジオ録音の決定盤と言われている、セラフィンとの旧録盤の復刻です。(2005/04/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
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カタログ番号 | :8.110131-32 |
18歳でニューヨーク・デビューを果たしたパウエルは、欧州を回り、1892年に再びニューヨークに戻った後、自らの弦楽四重奏団を全米の女性としては初めて持ち、これを活動の拠点に、一方で独奏者としても幅広い音楽活動を行いました。彼女の優れた才能は、女流としてだけでなく、当時まだ欧州優勢だった芸術音楽の時代において、米国においても優れた音楽家が生まれ育つことを立証したのでした。過度なビブラートやポルタメントを排し、楽曲に対し率直なアプローチを試みた彼女の姿勢は、メニューインを初めとした後輩の多くのヴァイオリニストたちにも高く評価されていました。(2005/01/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
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カタログ番号 | :8.110993 |
かつて「韃靼人の踊り」と訳されていた「ポロヴェッツ人の踊り」を含むボロディン唯一・未完のオペラ「イーゴリ公」は、リムスキー=コルサコフとグラズノフの驚異の記憶力により、補筆・完成されました。これが初演版とされていますが、このCDに収録されているのは、この版による演奏です(第3幕は省略されています。)。各役柄をになう歌手たちの、分厚く胆力に満ちたロシアン・ヴォイスもさることながら、全編にわたって現れる、ロシア色豊かなものからアラビア風の様々な個性を持つ合唱が迫力もの。冒頭の「賛美の合唱」で始まり、エンディングも「ようこそイーゴリ公」の合唱で締めくくられるという、「合唱オペラ」でもあります。(2005/08/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
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カタログ番号 | :8.111071-73 |
20世紀後半まで、オペラファンのみならず、同業のオペラ歌手にも仰ぎ尊敬され、ある者は目標とさえみなしていたポンセル。美声であったことはいうまでもなく、なにより具現の人の耳目を集めたのは、彼女のフレーズの歌いこなし、役割にあった融通無碍な唱法の多彩さにあります。このCDに収められているのは、彼女がメト・デビューを果たした「運命の力」を含めたヴェルディ作品のみですが、軽やかさを要求される「シチリア島の夕べの祈り」、胆力勝負の「アイーダ」、繊細な叙情が求められる「オテロ」と、性格の異なる至難のアリアが含まれおり、それらを歌いこなす彼女の卓越した能力を窺い知ることが出来ます。(2002/06/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
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カタログ番号 | :8.110728 |
NAXOSの人気シリーズ、マッコーマックの第9集です。アイルランドが生んだ比類なきテノール、マッコーマックはその絶妙な息のコントロールで美しい響きを生み出し、オペラ・アリアだけでなく、故郷のアイルランドの民謡や、当時流行していた歌まで幅広く歌い、絶大なる人気を誇っていました。この第9集には、1920年4月から1923年9月にニュージャージーのカムデンで録音された27曲を収録しています。トラック6-9まではクライスラーとのコラボレーションです。またメリカントと、ラフマニノフの「子どもたちに」、シューマン「歌人の慰め」はマッコーマックの生前にも発表されたことがなく、今回初めてのリリースとなります。(2012/05/16 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
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カタログ番号 | :8.111385 |