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グプタ, ロルフ

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    ヴラニツキー:交響曲集 Opp. 37, 50, 51 (北ドイツ放送フィル/グプタ)

    モラヴィア出身の作曲家パウル(パヴェル)・ヴラニツキーの交響曲集。20歳の時に活躍の機会を求めウィーンに移住しハイドンやモーツァルトと交流を深め作曲家として活動。彼の作曲様式はベートーヴェンの初期の交響曲にも影響を与えるなど、1770年代後半のウィーンにおける最も重要な交響曲作曲家の一人としてみなされました。最近の研究によると、彼は少なくとも47曲の交響曲を作曲したとされており、このアルバムに収録されたOp.50とOp.51は1804年末、オッフェンバッハにある出版社アンドレから出版された最後のシリーズに属するものです(Op.37は1799年に同出版社から出版)。この3曲はどれも第1楽章の冒頭にはゆったりとした序奏が置かれるなど、楽章構成、主題の形成などハイドンをモデルしたものと考えられますが、主題の用い方における統一感などにはヴラニツキーの独自性が感じられます。ロルフ・グプタはノルウェー出身の指揮者。現代作曲家としても活躍する彼は、バロックから現代作品まで幅広いレパートリーを持っています。(2022/10/28 発売)

    レーベル名:CPO
    カタログ番号:777943-2

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    シュミット/コッペル/ローゼ/ノアゴー:アコーディオン作品集(モーゲンセン)

    デンマーク生まれの若きアコーディオン奏者ビャルケ・モーゲンセンによるアコーディオンのための協奏曲集です。彼は1985年生まれで、7歳からアコーディオンを演奏し始め、瞬く間に名手と呼ばれるようになりました。彼自身も編曲、作曲を行い、既に何枚かのCDもリリースするなど、その将来を嘱望されています。このアルバムでは4人の作曲家の作品を収録、コッペルとローゼの2つの曲はモーゲンセンのために作曲されたものです。古典的な曲、タンゴ風、ジャズ風と様々な表情を見せる音色に注目してください。アコーディオンの持つ可能性の限界に挑戦するかのような、挑発的でエキサイティングな演奏がたまりません。(2012/05/16 発売)

    レーベル名:Dacapo
    カタログ番号:6.220592

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    ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第1番/クーラウ:ピアノ協奏曲(シリニャン/コペンハーゲン・フィル/フランシス/グプタ)

    日本ではまだまだ知名度が高くないかもしれませんが、ヨーロッパでは「期待の新人」と目されている美人ピアニスト、シリンヤン。ソリストとしても深い味わいの音楽を奏するのですが、室内楽でもその才能を発揮。こちらも話題のヴァイオリニスト、ヴィルデ・フラングともショパンで共演していることは、マニアの間で有名です。最近はsolo musicaからもCDをリリース(SM173)。注目間違いなしのピアニストです。ここでは、ベートーヴェンとクーラウの協奏曲を流麗なタッチで演奏しています。共に古典派の大作曲家ですが、ベートーヴェンの作品の方が先に書かれており、間違いなくクーラウも影響を受けているようで、冒頭の開始部などそっくりですが、そこはそれ。とにかく面白く聴けること間違いありません。(2012/10/24 発売)

    レーベル名:Orchid Classics
    カタログ番号:ORC100025