ストルゴーズ, ヨーン(1963-)
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デンマークの現代作曲家ペア・ノアゴー(1932-)の交響曲集。こちらは第6番と第2番を収録。デンマーク音楽アカデミーでホルンボーに師事し、当初はシベリウスやニールセンの影響を受けていたものの、1960年代には独自の作曲手法「無限性セリー」を開発。この手法が用いられた代表的な作品が1970年に作曲された第2番の交響曲です。これは20分を越える単一楽章で書かれたもので、いくつかの音の進行が同時に発展しながらポリフォニーを生んでいくという技法。音がひたすらうねり、拡大縮小を繰り返しながら進んでいく面白い音楽です。交響曲第6番では、また違う技法が用いられているということで、こちらも独創的な作品です。(2016/06/29 発売)
レーベル名 | :Dacapo |
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カタログ番号 | :6.220645 |
ペア・ノアゴー(1932-)の交響曲集、こちらは第4番と第5番を収録したアルバム。この時代のノアゴーは、統合失調症をわずらっていたというアウト・サイダー・アート(美術界とは無縁な人間が書く美術作品)の巨人アドルフ・ヴェルフリの作品に強く影響を受けており、通常とは違う綴りを持った"奇妙な副題"の付いた楽章で構成された第4番の交響曲もヴェルフリ作品からインスパイアされたもの。曲の途中で妙に明るい民謡風のメロディが挿入されるのが却って不気味です。1990年にエサ=ペッカ・サロネンによって初演された第5番は作曲者が「龍と散歩するような音楽」と語ったように第4番よりも一層歪んだ世界が表出されています。火山から吹き上がる噴煙のような凶暴な音が随所に用いられていますが、伝統的な交響曲の形式に従っているところも面白いものです。(2016/06/29 発売)
レーベル名 | :Dacapo |
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カタログ番号 | :6.220646 |
デンマークの近現代音楽史を代表する作曲家ホルンボーの3つの室内交響曲を高音質録音で聴く1枚です。1950年代から、独自の表現を追求し始めたホルンボーにとって、この3つの作品は、極めて実験的であり、また興味深い変容を遂げるための器となりました。3つの印象的な音符で始まる第1番は、その音を極限まで拡大し、小さな編成の管弦楽団から多彩な響きを引き出すことに成功しています。「悲歌」と題された第2番と、その翌年に書かれた第3番は、当時の急進的な音楽からは少し距離を置いたものであり、新古典的なものと、シベリウス的なものが混在する、ちょっと懐かしい味わいのある音楽です。録音 2011年3月31日-4月1日 ロヴァニエミ教会(2012/09/19 発売)
レーベル名 | :Dacapo |
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カタログ番号 | :6.220621 |
フィンランド、オウル出身の作曲家、音楽教師として知られるレーヴィ・マデトヤ(1887-1947)。このアルバムは彼の3曲ある交響曲の第1番と第3番を収録したものです(ストルゴーズによる第2番とその他の作品はODE1212に収録)。彼の作品からは彼の師であるシベリウスに由来する北欧の情緒と、フランスのエレガンス、そして日本が題材と言われている「オコン・フオコ」のようなオリエンタリズムが感じられると言われています。しかし、曲によってその表情は様々で、1916年に初演された交響曲第1番は、まさにシベリウス的な雄大さを見せますが、1925年から作曲された交響曲第3番は、より控えめで繊細な美しさを持っています。それに比べ、組曲「オコン・フオコ」はラヴェルやプロコフィエフの音楽を思わせる躍動感を持っており、神秘的な音の風景の向こうから聞こえてくるカスタネットの響きは、確かに遠き国日本をイメージさせる不可思議さを抱いています。(2014/03/26 発売)
レーベル名 | :Ondine |
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カタログ番号 | :ODE1211-2 |