ブラモール, アンソニー
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甘~いメロディーはやっぱり音楽の基本! ロマン派ヴァイオリン協奏曲の中でも、最もあられもない度が高いブルッフ、武骨ながらも抜群の包容力を聴かせるベートーヴェンの「悲愴」の両第2楽章などの、有名どころに混じって一歩も譲らないのが、ポーランドの初代大統領まで務めたパデレフスキの「メロディ」です。作品としては「ト調のメヌエット」1曲のみが飛び抜けて有名ですが、彼は実は大変優れたメロディーメーカーで、その一端をこの曲で堪能できます。対位旋律の配置も見事で、夢をみるような美しさとは、まさにこの曲を示す言葉のようです。(1987/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.556605 |
フォーレは通好み度の高い作曲家の一人として名を馳せますが、彼の「パヴァーヌ」の妖しいまでの美しさは万人を感動に誘います。荘重な歩みを持つピチカートの伴奏の上で、対旋律と幻想的な和声と絡み合いながら歌われる旋律の典雅さは、天上的ですらあります。また「アダージョ・ブーム」は去りましたが、アルビノーニやマルチェルロの「アダージョ」を初めとする「バロック通俗名曲」もやっぱりいいものです。古楽器演奏の趨勢は高まる一方ですが、この曲に代表されるロマンティックな味付けによるバロック演奏は、これからも人々の心の糧となり続けるでしょう。(1987/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.556603 |
まずは地味でも心に滲みるような哀愁系バロックの傑作2曲にご注目下さい。各ソロに与えられた微妙な性格の違いが面白い、3つのヴァイオリンのための協奏曲の第2楽章は、量と質を兼ね備えた多作家・テレマンの最高傑作の一つといってよいでしょう。そしてヴィヴァルディのピッコロ協奏曲のなんと清冽なこと! ワンパターンと揶揄されがちなヴィヴァルディですが、突き抜けるような高音のメロディーには真に胸に迫るものがあり、驚かされます。一方コテコテのロマン派指向の方には、ドヴォルザークの甘くてちょっぴりハズカしい「母が教えてくれた歌」がお薦めです。(1987/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.556608 |