カサドシュ, ジャン=クロード
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(2005/06/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :6.110065 |
レバノンの作曲家、ビシャーラ・エル=コーリー(1957-)。このアルバムはNAXOSにおける第5作目の作品集です。彼は多くの場合、自然からインスピレーションを受け、その音楽の中には瞑想、回想、そして夢が含まれています。タイトルを持つ作品が多いのですが、これは特定の何かを暗示するのではなく、どちらかというと雰囲気重視であり、この3つの協奏曲もレバノンの自然風景などを想起させるものです。とは言え、ヴァイオリン協奏曲は2002年にレバノンで開催された「フランコフォニー国際機関」サミットからの委嘱作で、メシアンが提唱した「移調の限られた旋法」に基づくモティーフが使われ、神秘的な雰囲気を醸し出しています。第2楽章はそのままカデンツァで、ソリストには超絶技巧が要求されます。ホルン協奏曲は、彼が子供時代に経験した山の中の風景の思い出が織り込まれています。山の陰鬱さと雄大さは、人間の脆弱さをも描き出します。「秋の絵」も彼の記憶の中にある風景描写で、高い空の雲や東の空の色などが反映されているといいます。(2014/09/24 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.572773 |
モーツァルトが「楽器の王様」と呼んだパイプオルガン。大聖堂や教会で、何千本ものパイプが輝く巨大な楽器から生み出される迫力ある音色を聴けば、彼が称賛した理由も理解できるでしょう。このアルバムでは、オルガンと言えば誰もが思い浮かべる、バッハの「トッカータとフーガ ニ短調」を冒頭に置き、ロマン派や近現代の作品をバランス良く配置することで、オルガンのさまざまな響きを楽しむことができます。最後には、同じく良く知られているヴィドールの「トッカータ」が置かれています。(2020/02/21 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.578179 |
カントルーブの代表作「オーヴェルニュの歌」は、他に無い独自の魅力から、数多くの名歌手によって歌われてきました。ナクソスが起用したのは何と、バロック・オペラでの活躍はもちろん、最高のモーツァルト歌いと評価されているジャンスです!それもその筈、彼女はオーヴェルニュ地方の出身で、幼い頃に親しんだ自然を想い、限りない郷愁を込めて歌うことができる人物なのです。彼女の美声を得て、全ての歌は新たな輝きを見せます。何も言うことはありません、聴く者の身と心をとろけさせるような音楽に、頭をからっぽにして身体を委ねていただきますように。(2005/04/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.557491 |
2015年はフランスの名門オーケストラ、リール国立管弦楽団の設立40周年であり、楽団の創始者ジャン=クロード・カサドシュのキャリア50周年という記念の年でした。それを祝しリリースされたのがこのアルバムです。「英雄の生涯」については説明の必要もない名曲で、オーケストラ、指揮者の力量を存分に発揮することのできる難曲でもあります。冒頭の主題の提示である「英雄」の部分を聞いただけで、団員たちがこの演奏にどれほど力を入れているのかを知ることができるのではないでしょうか。もう1曲のマニャールの「葬送の歌」は彼の30歳のときの作品で、あまり演奏される機会は多くないものの、ひっそりとした美しさを持つ音楽です。マニャールの父の死に際して書かれた曲ですが、冒頭の哀しみが少しずつ浄化されていく道程には、マーラーのアダージェットやリヒャルト・シュトラウス(1864-1949)の「メタモルフォーゼン」にも通じる美しさが感じられます。信頼感に溢れた素晴らしい演奏です。(2016/01/27 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.573563 |
フランスの作曲家ディティユーの作品集。1950年に作曲された「交響曲第1番」は彼の最初の純粋な管弦楽作品であり、古典的な様式に拠りながらも、数多くの打楽器を加えた編成から生まれる色彩的な響きが魅力的な曲です。第1楽章は低弦のピッチカートに導かれたパッサカリア(短い主題が発展していく一種の変奏曲)、第2楽章は活発なスケルツォ、第3楽章は難解なインテルメッツォ、終楽章はティンパニと打楽器に導かれた大胆な主題が壮大なクライマックスに達し、最後は静かに締めくくられるという構成で、この作品の成功によりディティユーは国際的な名声を獲得しました。クリーヴランド管弦楽団創立40周年の委嘱作「メタボール」は自由な形式による変奏曲。ジョージ・セルによって初演された後、世界中で演奏されています。「Les Citations 引用」はブリテンの歌劇「ピーター・グライムズ」からの言葉と、オルガニスト、ジャン・アランの作品から一節が引用されたチェンバロを含む室内アンサンブルのための作品です。(2018/09/28 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.573746 |
架空の国アルマンドを舞台とする、素性の知れぬ女性メリザンドを巡る物語。国王の孫ゴローが城に連れてきたメリザンドとゴローの異父弟ペレアスとの仲を嫉妬したゴローはついにペレアスを刺殺、そのショックで衰弱して死ぬメリザンド・・・メーテルランクの暗喩に満ちた寓話を題材にしたドビュッシー唯一の完成されたオペラは、アリアもレチタティーヴォもなく、言葉と音楽の関係で新しい地平を切り拓き、現代の音楽にはかり知れない影響を与えました。全てフランス人キャストによる、大評判となった96年の上演時の記録がナクソスから登場です。(1987/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.660047-49 |
この魅力的な作品は、1857年に若きビゼー(1838-1875)が、かの有名な「ローマ賞」を受賞した作品です。ローマ賞(フランス語:Prix de Rome)は、芸術を専攻する学生に対してフランス国家が授与した奨学金付留学制度で、1663年、ルイ14世によって創設され、1968年廃止されるまで継続しましたが、(音楽賞は1803年に追加)これを受賞するために多くの芸術家が苦難の涙を流したことはいうまでもありません。そんな激戦をくぐり抜けたこのカンタータ。なかなかの名作ですが、残念なことに楽譜が失われてしまい、1988年に再発見されるまで演奏されることはありませんでした。フランク族のクローヴィス王と彼の妻クロティルデがキリスト教へ改宗するまでを描いた物語です。そして、その受賞の翌年、1857年に書かれた「テ・デウム」では驚くほどの円熟をみせているあたりが、天才作曲家たる所以でしょうか。(2011/01/12 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.572270 |
長い歴史を誇る楽器であるオルガンやクラヴサンですが、これらの楽器を主役に据えたプーランクの協奏作品は、近代フランス音楽らしい洒落たセンスの中に、お約束の擬バロック的な曲想をうまく取り込むことにより、楽器の持つ古めかしい雰囲気を巧みに活かしながらも、大変にフレッシュで跳ね回るような躍動感に満ちたものとなっています。もちろんお楽しみはソロ楽器のユニークさだけにとどまりません。豊かなメロディーと陰影に富んだ和声、決して大仕掛けではなくとも輝かしいオーケストレーションと、ありとあらゆるご馳走が詰め込まれています。(1987/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.554241 |