ダウスゴー, トマス
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シンディングを「春のささやき」だけのお気楽作曲家と考えてはいけません。彼は留学先のライプツィヒで、ワーグナーやリスト等の当時のドイツの新しい音楽に心酔し、4曲の交響曲をはじめとする大作を数多く残しています。その分、グリーグのような民族的な要素には乏しく、かえってポピュラーになりそこなったとも言えます。第1番は自分もドイツ・ロマン派の一翼を担おうとする若々しい気概に溢れた曲で、シンディングの名を有名にした作品です。ヴァインガルトナーによって初演された第2番は、「ラインの黄金」の引用が見られるなど、よりワーグナー的ですが、第2楽章の弦の高音に北欧の空気を感じます。(2001/12/01 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :999502-2 |
作曲家ベント・セアンセン(1958-)と、劇作家ペテル・アスムッセンによるコラボレーション。「Sounds Like You-あなたみたい」はベルゲン音楽祭からの委嘱作品で、2人の俳優と声楽アンサンブルによる緊迫した物語は、刺激的な無調の部分や、民謡の断片、子供の歌などが入り混じり、夢幻的な雰囲気を構築しています。「インテルメッツォ」は2人の共同作であるオペラ「空の下で」がベースになったもので、2人のメゾ・ソプラノ歌手とオーケストラによる5つの小品からなる小さな物語です。(2015/12/23 発売)
レーベル名 | :Dacapo |
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カタログ番号 | :6.220632 |
2017年10月、シアトル交響楽団の次期音楽監督に指名されたトーマス・ダウスゴーとシアトル交響楽団の最新録音。昨年リリースされた「マーラー:交響曲第10番」は、2017年のグラモフォン賞にノミネートされるなど、世界中で高い評価を受けていますが、今作から開始されたデンマークの作曲家ニールセンの交響曲全集は、ダウスゴーにとってはお国物であり、完全に手中に収めた作品ということで、すでに注目を浴びています。第1弾は最も人気の高い「交響曲第3番」と「交響曲第4番」の2曲。雄大な曲想に声楽を伴う第3番、劇的な曲想と展開が素晴らしい第4番。どちらもダイナミックレンジの広い作品ですが、シアトル交響楽団の広がりのあるサウンドが作品の魅力を存分に伝えています。(2018/01/26 発売)
レーベル名 | :Seattle Symphony Media |
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カタログ番号 | :SSM1017 |