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エンゲセト, ビャルテ(1958-)

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    トヴェイト:太陽神交響曲/ハルダンゲルの民謡(王立ノルウェー海軍バンド/エンゲセト)

    2008年はノルウェーの作曲家トヴェイトの生誕100年でもありました。あまり知られていないですが、かなり気の毒なエピソードの多い人で積雪によって書斎が倒壊し、その10年後、今度は自宅火事で焼失、書きためた多くの作品が燃え尽きてしまったという悲運の作曲家です。NAXOSでは彼の作品を積極的に復興、録音していますが、このアルバムはそれらを吹奏楽で演奏するというちょっと変わり種。夢のように儚くて美しい曲が、新たな装いで甦る瞬間にぜひお立ち会いください。(2009/02/25 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.572095

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    トヴェイト:ハルダンゲルの100の旋律 Op. 151より第1組曲, 第4組曲(ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管/エンゲセト)

    知る人ぞ知るといった感のあるノルウェーの名匠トヴェイトが、採集したノルウェー民謡を元に書き上げた100曲の管弦楽編曲(40曲は火災で焼失)のうちの30曲を収録しました。民謡の素朴な持ち味と、いかにも20世紀の音楽といった感のある編曲の凝った妙味とが絶妙のバランスで共存し、実に不思議な、そして深い味わいのある音楽です。物静かなものから、華やかで活気溢れるものまで、様々な個性を持つナンバーが登場しますが、いずれの曲にも共通するのが、朴訥として鄙びた雰囲気が醸し出す独特な内省的なムードです。これこそこの作品群の真骨頂で、一旦慣れてしまうととりつかれるような魅力に満ち満ちているといえるでしょう。(2001/10/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.555078

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    トヴェイト:ハルダンゲルの100の旋律 Op. 151より第2組曲, 第5組曲(ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管/エンゲセト)

    20世紀末から21世紀にかけて、急に演奏家たちが注目しつつあるノルウェーのトヴェイト。自宅火事のため全作品の約8割が焼失するという悲劇に見舞われましたが、残された作品の充実度は無視できません。一家の出身地ハルダンゲルの民謡を元に作曲した管弦楽組曲、まず第2組曲はタイトル通り、山の自然や生き物たちを描きますが、親しみやすさよりも音楽の厳しさ、雄大さに圧倒されてしまいます。世界初録音となる第5組曲のトロールとは、北方の山の生物であり、魔法の象徴的存在ということで、超常的な音楽への挑戦なのです。既に高評価を得ている第1、4組曲(8.555078)と共にどうぞ。(2002/04/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.555770

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    トヴェイト:ピアノ協奏曲第1番、第5番(ギムセ/ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管/エンゲセト)

    まるで昨今流行のヒーリング的テイストの冒頭から、ピアノ協奏曲ファンなら狂喜必至の一枚です。ノルウェー出身でドイツでも学んだトヴェイト、知名度はまだまだ低いですが、これは発見です。ラフマニノフ、バルトーク、プロコフィエフら20世紀の大作曲家たちの音楽に似ているけれど、根本にはノルウェーの抒情が流れていて、わかりやすく、時にうっとりするほど美しく、ここぞという盛り上がりもあります。より動的な第5番は、冒頭ではホルスト「惑星」ファンを驚かせ、終曲は興奮を呼ぶことうけあい。演奏も極上、加えてピアノのサウンドが実に美しく録れています。(2001/05/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.555077

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    トヴェイト:ピアノ協奏曲第4番「北のオーロラ」/ハルダンゲル民謡による変奏曲(ギムセ/ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管/エンゲセト)

    ピアノ協奏曲第4番「オーロラ」は、彼のその他の作品と同様に、訥々したノルウェー風味が全体を支配していますが、その超個性的な味わいには驚かされます。天空にオーロラが煌くかのような技巧的に至難で特徴的なピアノ書法といい、オーケストラとの重厚でシンフォニックな協調といい、この作品に平凡な点など一つも見当たりません。聴けば聴くほどにこの作品の持つ、独特の世界に惹き込まれてしまいます。まさに第一級の知られざる傑作、といってよいでしょう。「変奏曲」もまた、雄大な構想に基づくスケールの大きい傑作で、2台のピアノならではの重量感と民謡のもつ朴訥さとが、見事にマッチしています。(2002/11/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.555761

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    ノルウェー・ヴァイオリン名曲集(クラッゲルード/ラズモフスキー響/エンゲセト)

    ロマンティックなメロディーの数々、そしてヴァイオリンという楽器の魅力が満載された佳曲・秘曲による、心洗われる1時間をお約束する一枚です。生前はパガニーニに匹敵する大技巧家として知られていた大ヴァイオリニストのブルの諸作品や、スヴェンセンの「ロマンス」では、清楚にして感傷的な旋律が涙が出るほどの感動を誘います。またシンディングの組曲や、ハルヴォルセンの諸作品に聴くヴァイオリン用法の巧みさには全く驚かされます。前者の第1曲の無窮動的展開は息を呑むほどですし、後者のノルウェー舞曲における民俗的語法をヴァイオリンの名人芸的技巧に取り込んでしまう書法は、あまりに見事なものといわざるを得ません。(2000/03/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.554497

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    ノルウェー・クラシック名曲集(アイスランド響/エンゲセト)

    北欧の音楽はその風光明媚な自然を反映してか、非常に爽やかな味わいを持つものが少なくありませんが、ノルウェーの音楽も例外ではありません。誰もがご存知の(しかし決して侮れない)グリーグの有名曲のあとは、マニアックといってもよい楽曲が多く続きますが、しみじみ系(4、9など)、華麗系(6、7、14など)といったように、タイプは様々ながらも、いずれも親しみやすいことは、掛け値なしです。そして最後を締めるのはやはり御大グリーグ、知名度は今一つながら、知る人ぞ知る素晴らしい秘曲が、溢れんばかりの哀愁を湛えながら、静かにこのアンソロジーの幕を下ろします。(2004/03/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.557017

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    ノルウェー・クラシック名曲集(アイスランド響/エンゲセト)

    ノルウェーの音楽というと、どうしても"北欧の抒情"という決まり文句が頭に浮かびます。でも当盤は一味も二味も違う!20世紀に活躍したグリーグに続く作曲家たちが、どうノルウェー音楽を発展させたか、興味津々の一枚です。日本でも徐々にその才能が再評価されつつあるセーヴェルーの、グリーグを明らかに意識した「ペール・ギュント」、短いながらラヴェル「ボレロ」のノルウェー版とも評される盛り上がりを見せる6、先進的な作風で知られたヴァーレンによる、ストコフスキーやマルケヴィッチも演奏した14。北欧音楽探索は、どうしてこんなに楽しいのでしょうか。(2004/06/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.557018

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    ハルヴォルセン:ヴァイオリン協奏曲/ニールセン:ヴァイオリン協奏曲/スヴェンセン:ロマンス(クラッゲルード/マルメ響/エンゲセト)

    ノルウェーのハルヴォルセンとデンマークのニールセン。そして同じくノルウェーのスヴェンセン。北欧の3人の作曲家のヴァイオリン作品を集めた1枚です。もともと優れたヴァイオリニストとして活動していたハルヴォルセンは、1907年の春、いくつかの新聞のインタビューで「私は今、ヴァイオリン協奏曲を作っている」と応えたため、ノルウェーの音楽界は作品の完成を熱望していました。しかし、独学で作曲を学んだ彼は作品を仕上げる自信が持てず(それまでに編曲や小品は手掛けていたにもかかわらず)結局のところ、なかなか協奏曲を発表できなかったのです。しかし、当時17歳の才能溢れるカナダの女性ヴァイオリニスト、キャスリーン・パーロウの演奏を聴いたハルヴォルセンは、その名技に感銘を受け、ようやく1908年の秋に協奏曲を完成。その翌年彼女の演奏により初演されたのです。聴衆たちは作品に大絶賛を送りましたが、パーロウ以外の奏者はこの曲を演奏することもなく、そのうちほとんど忘れられてしまいました。ハルヴォルセンは1929年に引退した際、多くの譜面を燃やしてしまったのですが、パーロウが保存していた写譜をもとに、今回のクラッゲルードの演奏で曲が甦ったのです。(2017/02/24 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.573738

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    プロコフィエフ:ロメオとジュリエット(抜粋)(ブラスバンド編)(エイカンゲル=ビョルスヴィク・ムシッグラーグ/エンゲセト)

    プロコフィエフのバレエ音楽を吹奏楽とパーカッションで。そんな試みを音にしたのがこのアルバムです。ノルウェーの誇る名バンド「エイカンゲル=ビョルスヴィク・ムシッグラーグ・バンド」の冴え渡るアンサンブルには驚くばかりです。彼らは、すでにコンサートでもこのヴァージョンを2年近くに渡って上演してて、常に満場の人気を得ており、この曲を楽団のレバートリーとして定着させているのです。このユニークなプロジェクトに参加した3人の編曲者は、すでに様々な作品の編曲で知られている人たちで、長年この楽団とも関係があり、もちろんブラスバンドについて完璧な知識を持っている人たちです。彼らは原曲の味わいを全く損なうことなく、名曲に新たな姿を与えました。吹奏楽ファンならずとも、ぜひお聴きいただきたい1枚です。(2010/03/17 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.572193