フェイゲン, アーサー
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【『ドヴォルザークの予言』 - アメリカ・クラシック音楽のための新しい物語】アメリカ合衆国のクラシック音楽の歴史を社会的背景の中で読み直す映像ドキュメンタリー(全6巻)。台本は『ドヴォルザークの予言』及び『「黒人の魂」と黒人クラシック音楽の困難な運命』などの著書で知られる音楽史家ジョセフ・ホロヴィッツ(1948-)。〔第3巻〕ガーシュウィンの《ポーギーとベス》に代表される、ドヴォルザークに始まるアメリカ・クラシック音楽の輝かしい歴史の影に隠れた黒人作曲家とその作品に光を当てる。(2022/01/21 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :2.110700 |
(2010/03/17 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.557930-31 |
ロシアのイッポリトフ=イヴァノフと言えば組曲「コーカサスの風景」、その中でもせいぜい「酋長の行列」だけが愛好家に知られていた程度、そんな認識を改めさせる録音の登場です。この組曲にコーカサスの王の名の副題を持つ第2番があることすら知る人は殆どいないでしょうし、音楽は第1番と同等以上の出来。トルコの名のつく2曲もオリエンタルな逸品。メトでレヴァインの助手も勤めたオペラ指揮者フェイゲンによる、姉妹レーベルのマルコポーロのイッポリトフ=イヴァノフ集とは別の新録音です。(1987/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.553405 |
20世紀アメリカを代表する作曲家モートン・グールド。彼はクラシック、クロスオーヴァー、映画音楽などあらゆるジャンルの作品を手掛け、グラミー賞とピューリッツァー賞を受賞するなど、高い評価を受けました。このアルバムには1930年代後半から1940年にかけて作曲された3つのシンフォネットを収録。ジャズやラテンアメリカ伝統のイディオムを駆使したユニークな作品をお楽しみいただけます。「シンフォネット」とはグールド自身の造語であり、彼としては、当時のアメリカで開発された最新家電のような言葉のつもりでしたが、すぐに時代遅れになってしまい大変後悔したと、彼の伝記作家グッドマンが語っています。しかし作品自体はとても楽しいものであり、とりわけ第2番の第2楽章「パヴァーヌ」のブルージー(憂いを帯びたの意)なトランペットの旋律は、現在でも人気を誇っています。また、初演が大失敗したという「オーケストラのためのスピリチュアル」は、ストコフスキーが再演したことで人気を博した作品です。(2020/03/20 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.559869 |
ニューヨークで生まれ、クリーブランド音楽大学とイーストマン音楽学校で学び、パリではナディア・ブーランジェにも師事した作曲家ダイアモンドの作品集。19歳の時、ガーシュウィンが審査員を務めたコンクールに作品を出品。その完成度の高さにガーシュウインも驚いたというエピソードを持つダイアモンド、その作品は名指揮者たちにも愛され、クーセヴィツキー、セル、オーマンディ、バーンスタインなどが挙って演奏したことでも知られます。彼は前衛的な手法を取ることはなく、常に耳に心地よい作品を書いていました。ミトロプーロスが絶賛した「ラウンド」、その3年後に作曲された「ロメオとジュリエット」の組曲はプロコフィエフにも匹敵するほどの出来栄え。映画監督ピーター・グレンヴィルが「自作映画で使用したい」と提案したこともあったそうです(実現はしなかった)。伝統的な形式に則って書かれた「交響曲第6番」は初演当時の批評家からさんざんな悪評を付けられたという問題作。「彼は伝統を知らない」と揶揄されましたが、初演から50年を経た今では、全く問題なく受け入れられる聴きやすい作品です。(2018/05/25 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.559842 |
アフリカ系アメリカ人作曲家ウィリアム・ドーソンの代表作「ニグロ・フォーク・シンフォニー」。古典的な形式の中に黒人霊歌の要素をふんだんに折り込んだこの作品は、1934年にレオポルド・ストコフスキーが指揮するフィラデルフィア管弦楽団によって初演され、爆発的な人気を獲得しました。しかしこの人気は一過性のものであり、人々はすぐさま作品への興味を失ってしまいました。とはいえ、ドーソンはこの作品を大切にしており、1952年に西アフリカへ旅行した際に体感した、アフリカのリズムを再度作品に折り込み作品を改訂。1963年にはストコフスキーがこの改訂版をシンフォニー・オブ・ジ・エア(旧NBC交響楽団)と再録音したことでも知られています。ドヴォルザークの「新世界より」を思わせる哀愁漂う旋律と、重厚なオーケストレーションが魅力で、ストコフスキーが愛奏したのも頷ける力作です。同時収録のユリシーズ・ケイもアフリカ系アメリカ人作曲家で、彼の「幻想変奏曲」は、指揮者アーサー・ベネット・リプキンの委嘱で書かれた作品。実際の主題は最後まで演奏されることがありません。決してイタリア風ではなく、ドイツ風の音楽が展開する「ウンブリアの情景」も楽しめます。(2020/06/26 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.559870 |
華やかなピアノ技巧、爽やかな詩情、そして哀愁味を巧みにブレンドしたマクダウェルのピアノ協奏曲は、ロマン派大好き、ピアノ大好き人間にとってはたまらない魅力を持っています。後期ロマン派のドロドロ路線の手前に位置し、ピアノ技巧も華麗ではあるものの凝り過ぎてはいないといった点で、グリーグやサン=サーンスのピアノ協奏曲に近いものがあるといってよいでしょう。特にイ短調で巨匠・リストに認められるという、グリーグのピアノ協奏曲と共通の調性とエピソードを持つ第1番は、かなり似ているといっても過言ではなく、そっくりポイント探しをしても面白いかもしれません。なお独奏者プルッツマンの鮮やかな指捌きにも要注目!です。(2001/01/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.559049 |
ボヘミア東部の教会の塔で生活する一家に生まれ、ヴァイオリンを弾いて才能を示し、欧州を渡り歩きナチスに追われてアメリカへ逃亡、殆ど独学の作曲で途方もなく多数の作品を残したマルティヌー。経歴だけでも興味を引きますが、今世紀の巨匠指揮者達を惹きつけた作品の質の高さは見逃せません。クーセヴィツキーが初演、ボヘミア風味の効いた第1番は、スケルツォのリズムが愉しさ満点。ミュンシュが初演した第6番は、20世紀を語るのに欠かせない名品。メトでレヴァインの助手を務めたフェイゲンとロシアきってのヴィルトゥオーゾ・オケという理想のコンビによる全集がスタートします。(1987/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.553348 |
2曲の交響曲とも牧歌的・抒情的なムードが支配的(第2番はベートーヴェン「田園」との関連も指摘される)ですが、いきなりダイナミックに高揚したり、同郷のドヴォルザークではありませんがアメリカっぽい陽気なリズムが出てきたり、調性が変転して特定できなかったり、やっぱりマルティヌーの個性が楽しめます。なお、両曲とも第2次世界大戦中に書かれています。「第4番」はヨーロッパでの大戦終結を横目にしながらの作曲。チェコからアメリカに亡命した音楽家と戦争との関係を考える、という鑑賞法もいかがでしょうか。(2001/03/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.553349 |
チェコ出身のマルティヌーが、ナチスに追われて移住したアメリカで(第5番までは毎年1曲ずつ)書いた6つの交響曲。その中でも当盤の2曲は、とてもわかりやすい!ベートーヴェンの「英雄」をモデルにしたという第3番は元気いっぱい(調性は短調が支配的だけれど)、これはカラフルな管弦楽曲が好きな人なら必聴です。ニューヨークで作曲、名指揮者クーベリックが「プラハの春」音楽祭で初演した第5番は、ボヘミア風の親しみやすさに加え、チェコスロヴァキア解放後の、希望が見える時代のムードを反映しています。(2002/02/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.553350 |