ガンゼンハウザー, スティーヴン
Search results:88 件 見つかりました。
まずは地味でも心に滲みるような哀愁系バロックの傑作2曲にご注目下さい。各ソロに与えられた微妙な性格の違いが面白い、3つのヴァイオリンのための協奏曲の第2楽章は、量と質を兼ね備えた多作家・テレマンの最高傑作の一つといってよいでしょう。そしてヴィヴァルディのピッコロ協奏曲のなんと清冽なこと! ワンパターンと揶揄されがちなヴィヴァルディですが、突き抜けるような高音のメロディーには真に胸に迫るものがあり、驚かされます。一方コテコテのロマン派指向の方には、ドヴォルザークの甘くてちょっぴりハズカしい「母が教えてくれた歌」がお薦めです。(1987/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
---|---|
カタログ番号 | :8.556608 |
この盤では二人のチェコの作曲家に注目しましょう。シブくてしかも感傷的という難しい路線を貫徹したのは、チェコ作曲界の第一人者、ドヴォルザークの「アメリカ」の第2楽章です。一貫して奏でられる簡素な伴奏にのって歌い上げられる土臭い旋律は、何と耳に懐かしく響くことでしょうか。そしてもう一人は、優れたヴァイオリニストでもあったドルドラです。比較的マイナーな存在の彼ですが、ここではピアノ・ソロで演奏されている彼の代表作「思い出」に聴く、ほどよく甘いサロン音楽風の味わいは、古き良き時代を感じさせてくれます。(1987/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
---|---|
カタログ番号 | :8.556607 |
曲にどんな由来があったって、作曲者がどう考えていたって、ラフマニノフは胸ウズく恋の音楽。英映画「逢ひびき」でオリジナルの映画音楽みたいにハマったピアノ協奏曲第2番、西洋でポップスになり、日本ではテレビドラマのエンディングシーンを最高に盛り上げて恋する若者達を感涙にむせばせた交響曲第2番、曲名はなかなか覚えられないけど甘美なメロディーはすぐ覚える「パガニーニの主題による狂詩曲」、本当は歌曲でここではチェロが心ゆくまで歌い上げる「ヴォカリーズ」等々。ラフマニノフ無しのクラシックは考えられません。(1987/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
---|---|
カタログ番号 | :8.556682 |
(1987/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
---|---|
カタログ番号 | :8.550950 |
ロシアの作曲家リャードフと言われてもピンと来ない音楽愛好家の方が多いかもしれませんが、彼は、管弦楽法の名人として名高いリムスキー・コルサコフの弟子。他に並ぶ者がないほどの、師譲りの華麗な管弦楽書法を武器に、色彩的な作品を残したのです。そのせいか、今日でもコンサートのプログラムに単曲で取り上げられたりしますが、ムソルグスキー「展覧会の絵」中の同名作品と聴き比べたい1、題名だけでそそられる4などの代表作をこのようにまとめて聴けるCDは殆どありません。デジタル初期の録音ながら立体的なサウンドも聴きどころ。マルコポーロ盤(8.220348)の再発売盤です。(2001/12/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
---|---|
カタログ番号 | :8.555242 |
7つの大洋を題材とする誇大妄想的な構想と、全7楽章、演奏時間70分超という特異な規模を誇るこのメガトン級大交響曲は、全4楽章による最初の発表から30年近くの月日を経て完成された、ルビンシテイン渾身の力作です。彼の他のオーケストラ曲と同様に、ベートーヴェンやブラームス、あるいはメンデルスゾーンを思わせるような質実剛健、やや保守的な響きを基調としながら、あるときは雄大な大海原を歌い上げたり、あるときは凄まじいばかりに吹き荒れる嵐を描いたりと、タイトルから期待される内容そのまんまを、コテコテにかつ極大のスケールで繰り広げたものとなっています。ともかく全てがデカい、この圧倒的スケール感をお楽しみください。*Marco Polo 8.220449の再発売品(2001/11/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
---|---|
カタログ番号 | :8.555392 |