クライバー, エーリヒ(1890-1956)
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フルトヴェングラーの初期録音集第3集は、ベートーヴェン、ブラームスからブルックナー、ワーグナーへの橋渡しと言える、初期ロマン派の作品集です。ウェーバーの「魔弾の射手」序曲と間奏曲での渦巻く興奮、「舞踏への招待」での華麗で重厚なワルツの部分、そしてベルリオーズでは「ラコッツィ行進曲」での快活でぞくぞくするような躍動感など、フルトヴェングラーでないと造り出せない瞬間に満ちています。(2009/06/24 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
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カタログ番号 | :8.111004 |
「ばらの騎士」といえば、晩年のカルロス・クライバーが’94年に来日して磨き上げられた演奏を行い強い印象を残しましたが、その系譜をさかのぼること40年、父エーリヒのタクトによる演奏が、当時の最良のスタイルとして残されています。ヴォツェックを初演したことでも有名な劇場人エーリヒは、常に研ぎ澄まされた劇場感覚を失わず、この「ばらの騎士」においても、会話のように交わされる音楽や男女の機微を表現した歌を、弛むことなく紡ぎだしています。往時の名歌手、中でもギューデンとライニングらの甘美な声が比較的よい状態で残されているという点でも、特筆されるでしょう。(2005/04/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
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カタログ番号 | :8.111011-13 |
ロマンティシズムが名残を多くとどめる、古き良き時代の演奏を好む方なら、「クライバー」と言えば偉大なる父「エーリヒ」を指すことでしょう。オーストリア=ドイツ流派の指揮者ながら、研鑚を積み、デビューしたのはプラハですから、チェコ・ボヘミアの音楽は血肉も同然。端正な輪郭を保ちながらも、自在のアゴーギク、メロディーラインに合わせた強弱、メリハリのついた拍節と、往時の流儀たっぷりの指揮ぶり。スメタナ・ドヴォルザークの作品の持つ「唄」がかくも人声のごとく美しく響くものであるのか、「新世界より」の最終楽章が、かくも溢れんエネルギーに満ちていたのか、再発見すること間違いなしです。 (2000/05/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
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カタログ番号 | :8.110907 |
マーラーと同時代のプフィッツナー、それに続く指揮者黄金期の立役者の一員、エーリヒ・クライバー。2番4番はともに古典的色彩の強い2交響曲ですが、時代を反映して、両者とも曲に潜むロマンティックな側面を打ち出しています。SPからの復刻とはいえ、ダイナミクスの変化は手に取るように明らかですし、アゴーギクも今の感覚からすれば天衣無縫ともいえる自在さです。そしてその指揮にオケがしっかりと付いていくのにも驚嘆させられることでしょう。(2000/08/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
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カタログ番号 | :8.110919 |