レナールト, オンドレイ
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近代スロヴァキアを代表する作曲家、アレクサンダー・モイゼス。12曲ある交響曲はどれも故郷のスロヴァキア民謡を効果的に配した民族色豊かな旋律に溢れた聴きごたえのあるものですが、この舞曲集は、更にスロヴァキアの旋律を生かしたユニークな作品群で、彼の愛国心が垣間見える音楽語法が駆使された色彩豊かな音楽が楽しめます。1930年代の「ヴァー川を下って」はラジオ局からの委嘱作品。スメタナの「モルダウ」のアイデアに従い、川の源から下流までを色彩的に描ています。他には、ツィンバロンの響きが鮮やかなスロヴァキアのジェマー地方の舞曲と、ポロニエ地方の舞曲に基づいた作品を収録。シンプルな形式の中に溢れるスパイスの効いた旋律は、ヤナーチェクやバルトークを思わせる躍動的な雰囲気を持っています。(2019/10/25 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.555477 |
1925年、すでに60歳を超えたヤナーチェクが、秘かに思い続けていた最愛の女性(人妻)と公園で過ごしていた時に偶然耳にした軍楽隊のファンファーレ。晩年になって一層輝きを増していた彼の創造力は、この時の甘やかな興奮を、大編成の管楽器と熱っぽい音楽で素晴らしい作品「シンフォニエッタ」へと昇華させたのです。この第1部はそのまま1926年のソコル体育協会の祝典のために使われ、ヴァーツラフ・ターリッヒ指揮のチェコフィルハーモニーの演奏で初演。チェコ内外で圧倒的な興奮を持って迎え入れられました。ラシュ舞曲集は30代のヤナーチェクがモラヴィア民謡に出会って生まれた作品。これらのメロディは彼の創造の源泉となり、一生離れることはありませんでした。(1987/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.550411 |
ソロ楽器の歌をたっぷりと堪能できる協奏曲の緩徐楽章はやっぱりいいものです。まずはバッハの2つのヴァイオリンのための協奏曲! まさに二人で一つ、一心同体の温か~い歌がどこまでも伸びやかに歌われます。これこそ複数パートを重ねて一つの音楽を作ってしまう、バッハの真骨頂といってよいでしょう。そしてウェーバーのクラリネット協奏曲のまろやかさときたら! ピアノや弦楽器と比べて、技巧の多彩さでやや見劣りがするためか、管楽器のための協奏曲は必ずしも多くはありませんが、この楽器特有の音色を120%生かし切った、夢を見るかのような美しさに満ちた傑作です。(1987/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.556611 |
甘~いメロディーはやっぱり音楽の基本! ロマン派ヴァイオリン協奏曲の中でも、最もあられもない度が高いブルッフ、武骨ながらも抜群の包容力を聴かせるベートーヴェンの「悲愴」の両第2楽章などの、有名どころに混じって一歩も譲らないのが、ポーランドの初代大統領まで務めたパデレフスキの「メロディ」です。作品としては「ト調のメヌエット」1曲のみが飛び抜けて有名ですが、彼は実は大変優れたメロディーメーカーで、その一端をこの曲で堪能できます。対位旋律の配置も見事で、夢をみるような美しさとは、まさにこの曲を示す言葉のようです。(1987/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.556605 |
子守歌のタイトルを持つ曲はクラシック音楽の世界にも数多くありますが、フォーレのそれはこの分野の最高峰の一つです。定型的な旋律と和声進行を、揺りかごが揺れるかのように繰り返すのが子守歌のお約束ですが、その定型パターンの中に、いかにも初期のフォーレらしい独特の甘みが混ざっているのがミソといえましょう。そして秘曲路線では、シュポアのヴァイオリン協奏曲が最高! 泡沫弱小作曲家となめては大損です。ヴァイオリニストならでは作品らしい装飾的音型が大変にロマンティックで、高音域に上昇していくところなど背筋がゾクゾクする逸品です。(1987/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.556610 |
凍てつくような寒さの中、濃い霧がたちこめる荒れ果てた湖面を、静かに泳ぐ一羽の白鳥・・・。弦楽器のくすんだ音色に包まれて、切々と歌われるイングリッシュ・ホルンが印象的なシベリウスの「トゥオネラ(黄泉の国の意)の白鳥」は、下敷きとなったフィンランド神話そのままの視覚的イメージが、眼前に現れるかのようでありながら、単なる描写音楽に堕すどころか、聴くものの心にどこまでも深く染み入るかのような名作です。対照的にドビュッシーのカプレ編の「月の光」は、イメージそのままのセミ・クラシック風なアレンジかもしれませんが、これはこれで安心して楽しめるものです。(1987/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.556609 |
まずはパッヘルベルの「カノン」を御紹介。いわゆる耳タコ名曲の一つですが、ここでは演奏の素晴らしさに注目です。飾り気が控えめなところと、息の長いクレシェンドによるじっくりとした盛り上げがよくマッチして、意外なほどフレッシュな魅力を醸し出しています。ややマイナーな名曲としてチャイコフスキーの「メロディー」とゴダールの「子守歌」が必聴です。両曲ともオーケストラ伴奏のヴァイオリン独奏により、美しいメロディーが心ゆくまで歌われます。前者のむせびかえるように甘く切ない懐かしさ、後者の洒落っ気たっぷりな寂寥感と優しさ、ともに心暖まる安らぎを与えてくれます。(1987/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.556601 |
当盤はややマイナーで秘曲度の高い名曲が多いのが特徴で、その筆頭となるのがラフの「ノットゥルノ」です。単純なリズムにのった口ずさみやすいメロディーが、様々な装飾に彩られて歌われますが、特に「必殺の対旋律」を伴う部分は、まさにお手本通りの名曲です。他にもほんわかするような暖かさをもつグノー、ヒンヤリとした冬の朝の空気を感じさせるようなシベリウス、さらには「これが小学校でピコピコ吹いていた楽器?」と思うような雄弁さで歌い上げる、サンマルティーニとテレマンのリコーダー曲二題など、多彩な楽曲をお楽しみ下さい。(1987/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.556604 |