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マルティーニ, ヨアヒム・カルロス

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    内省と瞑想の名曲集 - レクイエム

    「内省と瞑想の名曲集」は、人の声を使う合唱ならではの音楽の魅力を余す所なくお届けします。「レクイエム」とは死者のためのミサ曲。古今の作曲家の「死」にまつわる音楽は、私たちを人類永遠のテーマである「死」と向き合わせます。同じレクイエムでも曲の性格は様々。モーツァルト作品も劇的ですが、ドラマティックなことで最右翼はヴェルディ(モランディの指揮が名演中の名演)。フォーレやデュリュフレは清澄さを際立たせます。当盤の収録曲は超有名作品ばかりではありませんが、スタンフォード作品は特に珍曲で注目です。(1987/10/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.556703

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    ヘンデル:オラトリオ「アタリヤ」(ユンゲ・カントライ/フランクフルト・バロック管/マルティーニ)

    ヘンデルの英語オラトリオの第3作「アタリヤ」は、聖書をもとにした、神の力が邪悪な支配者アタリヤを駆逐する物語によります。これは現在CDカタログにホグウッド指揮盤しか無く、ヘンデルの声楽物をもっと聴きたい熱心なファンにこの上ない贈り物です。落ち着いた印象のアリアが多いのが特徴と言えそうですが、民衆の力を表現する合唱はヘンデルならではの力強さ。このドイツの合唱団は声が若く素朴さを残しているのが美点。独唱者にはシュリックをはじめ実力者を揃えています。ライブ録音でお楽しみください。(1987/10/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.554364-65

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    ヘンデル:オラトリオ「アレクサンダーの饗宴」(ゼーマン/ショッホ/フランクフルト・バロック管/マルティーニ)

    ヘンデルは晩年になって精力的にオラトリオを作曲しました。この「アレクサンダーの饗宴」もそんな中のひとつです。この作品は1736年ロンドンで初演された時、1300人もの観客が大興奮したというもので、1697年ドライデンが書いたアレクサンダー大王を讃える詩が元になっています。愛と戦い、そして祝宴。これらが見事に音で表現された華やかなオラトリオです。しかし現代では、その幕間に演奏された合奏協奏曲ばかりが有名で、本来のオラトリオが演奏されることはほとんどなくなってしまいました。初演時、ヘンデルは理想的なソプラノ歌手を得るためにイギリス中を探しまわり、結果、見つけたのはアンナ・マリア・ストラーダ(ルール・ブリタニアを作曲したトマス・アーンの未来の妻)で、彼女はこの公演の成功に大きく貢献しました。このアルバムには合奏協奏曲は含まれていませんが、その曲は8.550158で聴くことができます。(2010/04/21 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.572224

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    ヘンデル:オラトリオ「快活の人、沈思の人、温和の人」(ユンゲ・カントライ/フランクフルト・バロック管/マルティーニ)

    この作品は、ヘンデルがオペラに代わり、英語によるオラトリオを続々と世間に問うて「メサイア」に至る時期に書かれたもので、全曲盤が極めて少ない上にライヴ演奏という、貴重な録音になります。例によってアリアも合唱も宝石のような作品多数ですが、特にお薦めするのはソプラノのためのアリア「美しい鳥よ」(CD1、トラック14)。この演奏時間10分を超えるアリアは、ソプラノとフルートの掛け合いが余りにも美しく、長さを忘れて聴き惚れてしまうほど。ナクソス価格だから、この1曲だけで全曲を聴く価値ありと言えるかも。合唱を含む曲でお薦めは第一部の終曲(CD1、トラック23)で、カリヨンの夢幻的な響きに心を奪われます。(2005/07/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.557057-58

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    ヘンデル:オラトリオ「ギデオン」(ユンゲ・カントライ/フランクフルト・バロック管/マルティーニ)

    これはヘンデルの純正のオラトリオではありません。ヘンデルの死後、オラトリオ演奏の伝統を継承しようと試みたジョン・クリストファー・スミスが、ヘンデルのオペラや宗教曲などからアリアや合唱を選び(各曲の出典は解説を参照)、スミス自身の音楽も付加、同じくヘンデルと共に仕事をしてきたモレルが旧約聖書「士師記」から題材をとった新しい台本を書き、オラトリオ化したものです。何しろ元の曲がヘンデルだから、アリアの旋律の美しさ、合唱の見事さは折り紙付き。ヘンデルを愛する人なら是非とも聴いておきたい珍品です。独唱、合唱も含めて、演奏の出来も見事です。ライヴ録音。(2004/08/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.557312-13

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    ヘンデル:オラトリオ「サウル」(ユンゲ・カントライ/フランクフルト・バロック管/マルティーニ)

    ヘンデルの宗教色の濃いオラトリオの代表作が「メサイア」なら、世俗的なオラトリオでは「サムソン」やこの「サウル」にまず指を折らなければなりません。ヘンデル独特の世界に聴き手を没入させる壮麗な冒頭。時間の経過を忘れさせる多彩なアリア。第1幕でのカリヨンの夢幻的な響き。「メサイア」中の超有名曲とはまた一味違う第5曲『ハレルヤ』など、要所を締める力強い合唱。オルガン協奏曲してる第58曲のシンフォニア。話のネタに知っておきたい有名な第77曲の葬送行進曲(実は暗くない)。名場面の連続で3枚組がすぐ終わってしまいます。(1987/10/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.554361-63

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    ヘンデル:オラトリオ「セメレ」(フランクフルト・バロック・オーケストラ/マルティーニ)

    人間の姿に身をやつしたジュピター、彼を愛し子を身ごもるセメレ、そして嫉妬するジュピターの妻ジュノー。ジュノーにそそのかされたセメレがジュピターに真の姿を問うた時、彼女はジュピターの雷光に当たって焼け死んでしまうのです。このよくある話(?)にヘンデルは本当に神々しい音楽を付けました。見事なコロラトゥーラ・アリアと強力な合唱。まさに壮麗です。(2008/09/10 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.570431-33

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    ヘンデル:オラトリオ「ソロモン」 HWV 67 (ユンゲ・カントライ/フランクフルト・バロック管/マルティーニ)

    「ソロモン」は、オラトリオを作らせたら右に並ぶ者のない天才ヘンデルの傑作オラトリオの一つです。既に「メサイア」を発表した後、更に英国で名曲を生み続けた頃の作品で、彼の聖書を題材としたオラトリオの中でも、特に美意識に溢れたもの。特に得意の声楽の扱いでは、8部合唱曲が7つも含まれる点が特徴です。また第3部の冒頭、シバの女王がソロモン王の輝かしい宮殿に入る場面を描く管弦楽曲(シンフォニア)は、単独で演奏されることが非常に多い、ヘンデルの代表的な有名曲です。ヘンデル演奏に並々ならぬ意欲を燃やす指揮者マルティニが率いる、独唱陣も充実したライヴ録音です。(2006/09/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.557574-75

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    ヘンデル:オラトリオ「デボラ」(ユンゲ・カントライ/フランクフルト・バロック管/マルティーニ)

    今日では「メサイア」をはじめ、英語のオラトリオの大家と位置付けられているヘンデルですが、実は彼がこの分野にのりだしたのは50歳近くになってからで、1732年の「エステル」が最初でした。その翌年に、旧約聖書の士師記に主題を求めた「デボラ」が書かれます。知名度にも恵まれず、同時期の「アタリヤ」ほどに初演が成功したわけでもなく、音楽的にも他のヘンデル作品を継ぎはぎした部分が多くありますが、合唱の力強さなど、ヘンデルらしさは健在です。ナクソス価格だからこそ珍曲も楽しみがいがあるというもの。ライヴ録音ならではの熱気を孕んだ演奏でお楽しみください。(2002/02/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.554785-87

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    ヘンデル:オラトリオ「時と真理の勝利」(ユンゲ・カントライ/フランクフルト・バロック管/マルティーニ)

    有名な「メサイア」などでヘンデルのファンになれば、1曲でも多く他のオラトリオが聴きたくなる筈。でも録音が少ないし値段も高い、という悩みをナクソスが解決します。この哲学的作品は演奏機会自体少ない上、当盤は、1707年の初稿と歌詞を英語化した1757年の第3稿に挟まれて初演後埋もれてしまい完全な楽譜すらなかった、伊語で歌われる第2稿です。序曲と壮麗な冒頭合唱に感動してしまえば、全3枚を聴き通したくなること請け合い。合唱の素晴らしさはもちろん、アリアではCD1、8の技巧性や、CD2、8のカリヨンが醸し出す夢幻的雰囲気など、聴き所満載です。(2000/04/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.554440-42