パル, タマーシュ
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当時ハンガリー(現在はスロヴァキア)の都市ボジョニに生まれ、音楽家であった父より音楽の手ほどきをうけたフンメル少年。8歳の時に父に従ってウィーンに移り、モーツァルトの家に2年間住み込みピアノを学んだことで知られます。その後はヨーロッパを演奏旅行し、神童の名を欲しいままにしたものの、ウィーンで作曲を学びながらベートーヴェンとも親交を結びました。生前の彼は演奏家としても作曲家としても素晴らしい活躍をしたのですが、その作品は現在不当なまでに忘れられてしまっています。シューベルト、メンデルスゾーン、ショパンなどに多大なる影響を与え、数多くの弟子を育てた彼の作品、もっと愛されてもよいのではないでしょうか。ここには2曲のピアノ協奏曲を収録、第2番は恐らくウィーンで作曲されたもので、1816年に初演され1821年に出版されたもの。第3番は1819年に書かれやはり1821年に出版されています。すでに古典派の粋を脱し、ロマン派の潮流を感じさせる大作は、確かにショパンを予見させるものです。(1987/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.550837 |