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サカリ, ペトリ(1958-)

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    シベリウス:交響曲第1番、第3番(アイスランド響/サカリ)

    ナクソスはシベリウスの交響曲新全集を当盤で開始します。既に他レーベルからの北欧物の目覚しい演奏で評判をとっている、作曲者と同じフィンランドの指揮者とアイスランドのオーケストラの名コンビを起用しました。シベリウスは初めてという方にも安心してお薦めできる共感熱い演奏です。第1番は、作曲当時ロシアの圧政下にあったフィンランド人の共感を獲得、作曲者の名声も確立された文句無しの名曲です。第3番は、40歳にして早くも田舎に隠遁してしまった作曲者の心の襞がわかるような第2楽章の素敵な旋律が特に魅力。1+3の組み合わせ盤は稀少です。(1987/10/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.554102

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    シベリウス:交響曲第2番/劇音楽「テンペスト」組曲第1番(アイスランド響/サカリ)

    シベリウス・マニアからビギナーにまで幅広い支持を受ける交響曲第2番ですが、その清々しさと雄大さには何度聴いても心洗われるものがあります。彼の作品としては伸びやかな明るさがかなり目立ちますが、そこにほどよく織り込まれた涼しげな哀感がもたらす独特の「ヒンヤリ感」は、本当に素晴らしいものです。晩年の作の「テンペスト」(もちろんシェイクスピアの同名戯曲によるもの)は晦渋さも目立ちますが、その一方で付随音楽であるという性質上、親しみやすい描写性も持っています。特に「嵐」に聴く暗澹たる雰囲気の演出効果にはちょっとオドロキです。(1987/10/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.554266

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    シベリウス:交響曲第4番、第5番(アイスランド響/サカリ)

    神々しいまでに悠々たる壮大なスケール感、そして澄み切った叙情性が魅力のシベリウスの交響曲2曲ですが、第4、5番がそれぞれに対照的な側面ものぞかせてくれています。第4番では全般的に寂寥感、あるいは凛とした峻厳さを印象づけられる場面が多く、いざというとき以外はオーケストラの響きもかなり抑制気味で、どちらかといえばツウ好みの緊張感が魅力といえるでしょう。一方第5番からは、より明るく力強いエネルギーが感じられ、「フィンランディア」等から入ったばかりのシベリウス・ビギナーが、よりハマっていくのには最適かもしれません。特に第3楽章に登場する金管の繰り返し音型の雄大さには心を洗われるようです。(2000/04/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.554377

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    シベリウス:交響曲第6番、第7番/劇音楽「テンペスト」第2組曲(アイスランド響/サカリ)

    シベリウスが晩年、20年ほどの余生を残しながらも作曲の筆を折る僅か前に作曲された、最後の作品群からなるこの1枚、寒く厳しい北欧の自然を思わせるような澄み切った抒情が徹頭徹尾貫きとおされており、目を閉じて聴いていると日常的な雑事から離れ、崇高な別世界に連れ去られるかのような気がするほどです。特に彼の最後の交響曲である第7番は至高の傑作ともいうべき作品で、夜明けを思わせるような神秘的な開始部から、山あり谷ありの様々なドラマとクライマックスを経て、雄大に落ち着いた味わいで全曲を締めくくる終結部まで、単一楽章の中に濃密な音楽が凝縮されています。決して親しみ易くはありませんが、聴けば聴くほど味わい深い音楽です。(2001/01/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.554387

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    シベリウス:交響詩「フィンランディア」/組曲「カレリア」/組曲「レミンカイネン」(アイスランド響/サカリ)

    力感と寂寥感の双方に秀でた、シベリウスの豪華オーケストラ名曲詰め合わせです。まず「力系」では、フィンランド独立の象徴たる「フィンランディア」が圧倒的です。凄まじいまでの弦の力奏、管の咆哮、打の乱打にみなぎる愛国心パワーには、いつ聴いても魂を鼓舞されるようなものがあります。一方の「寂寥系」の代表格としては、「トゥオネラの白鳥」を挙げることができるでしょう。物憂い旋律が弦楽器、独奏イングリッシュ・ホルン、独奏チェロで切々と歌われますが、そのほの暗さを伴った透明な叙情には感動を禁じえません。その他どの曲も共感に溢れる「熱いながらも涼しい」演奏でお楽しみ下さい。(1987/10/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.554265

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    シベリウス:交響詩「ポヒョラの娘」/交響詩「タピオラ」/交響詩「伝説」(アイスランド響/サカリ)

    シベリウスはその創作の生涯を通して交響詩を作曲し続けましたが、エネルギッシュな最初期の成功作「エン・サガ」から、幽玄を極めた最後の交響詩「タピオラ」までをこのように通観すると、その作風の変遷を一望するかのような感があります。そこにはいつも、森や海といった北欧の自然、そして伝説が渾然一体となったような神秘的な雰囲気がありますが、年輪を加えるに従って、技法が円熟していくとともに、俗世を超越していくかの如く深遠になっていくのを、感得できる一枚となっています。演奏機会が少ない曲から多い曲まで含まれていますので、シベリウスマニアからビギナーにまで、広くおススメいたします。(2003/03/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.555299

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    ディスカヴァー・ザ・シンフォニー(2008年版)

    交響曲の歴史を辿る2枚組。詳細なブックレット(英語のみ)をじっくり読むもよし、BGMとして音楽をひたすら聴くもよし。持っているだけで頭が良くなった気分になれる2枚組です。(2008/09/10 発売)

    レーベル名:Naxos Educational
    カタログ番号:8.558208-09

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    ベルワルド:管弦楽作品集(イェヴレ響/サカリ)

    スウェーデンの作曲家ベルワルドは、現在でも今ひとつマイナーな存在ですし、(特に母国においては)存命中にはそれほど広く理解されませんでした。一方でリストに絶賛されたり、チェリビダッケが取り上げていたり、現在でもロマン派マニア筋での評価は高かったりと、その作品の質の高さ、ユニークさを物語る事実には事欠きません。演奏効果満点で、「埴生の宿」も登場するコンツェルトシュテュックは、すべてのファゴット奏者にとって「おいしい」レパートリーとなりうるでしょうし、急速なパッセージの掛け合いが楽しい「競争」、可憐で美しい「妖精の戯れ」なども、どうしてオーケストラがこぞって取り上げないのか、不思議なくらいです。(2005/09/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.555370

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    安らぎのアダージョ

    (2008/03/12 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.556783