ウォード, ニコラス(1952-)
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多作家ヘンデルのものした多くの協奏曲の中でも、3曲のオーボエ協奏曲は特に愛好されてきました。独特の幅広い流れの音楽にのって響くメランコリックな音色がたまらない魅力です。「アリアとロンド」はイギリスのオーボエ奏者がオーボエ用に編曲したもの。ヘンデルのものとされている珍しい「組曲ト短調」は堂々たるフランス風序曲に様々な舞曲が続きます。歌劇「オットーネ」の序曲の録音も極めて珍しいもの。これらはイギリスの才人奏者カムデンならではの成果です。(1987/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.553430 |
ピアノ、あるいはヴァイオリンに比してレパートリーが限られるチェロ、それだけに、美しいメロディーと華麗な名人芸、そして豊かな音楽性の三拍子が揃った、ボッケリーニのチェロ協奏曲の存在は、大変に貴重です。どの曲もが、その技巧面(重音、超ハイ・ポジションによる高音etcは、信じがたいレヴェルの高さです!)と音楽面の双方において、18世紀末の作品とは思えないモダンな味わいで、聴くものを魅了します(有名な「メヌエット」だけがボッケリーニではないのです!)。3巻からなる当シリーズ、最終巻となる本盤では、ソロを務めるウォールフィッシュ自らが、カデンツァまで書き下ろし、入魂の演奏で挑みます。(2005/03/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.557589 |
「だいたいあいつは、自分一人が音楽の聖域に上ったと思い込み、事あるごとに俺を蹴落とそうとしやがる」と温厚なパパ・ハイドンが悪態をついた好敵手が、ホーフマンでした。事実、ホーフマンの名声は大変なもので、ヴァイオリン奏者としても作曲家としても、オーストリアの代表的存在でした。交響曲作家という面から見ても、(序奏付き)急-緩-メヌエット-急という4楽章形式を規則的に使うようになった最初の人物とされています。内容的には、大方の予想通りの音楽ですが、この手の晴朗感は何度聴いてもヨイものです。(1987/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.553866 |
いくら素敵な作品でも、マイナーというレッテルを張られた作曲家の一流作品は、メジャー作曲家の二流作品と比べて、演奏頻度・評価の上でも損な役回りをさせられやすい存在です。が、そんな風潮に大いにノーを突き付けるのが当盤です。特にヴァイオリンとチェロの2つの楽器をソロとするト長調協奏曲は名作いえるでしょう。健康的で屈託のない楽想が過度に凝り過ぎない、といっても躍動感満点で、十分聴きごたえのあるソロのかけ合いの中で伸びやかに奏でられる音楽には、純粋な愉悦感が溢れています。毒気の多い音楽に慣れ過ぎてしまった貴方にこそ、是非お薦めの一枚です。(1987/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.554233 |
神童メンデルスゾーンの初期交響曲は、14才の年を迎えてさらなる飛躍を遂げます。一聴して音楽に艶や深みが増したことがわかりますが、技法的な習熱が何よりも目を引きます。特に、第12番や第13番で交響曲の中にフーガを展開させたお見事な手腕!これが14才の少年の技なのですから、感動を通り越して呆然とするしかありません。困ったもんです。全体的にこのアルバムはメンデルスゾーン得意の短調の曲が多く(第11番も実質ヘ短調の作品)、キラキラとした感傷ををくすぐったく思いながら心ゆくまで楽しむ事ができます。(1987/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.553163 |