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ルジツカ, ペーター(1948-)

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  • モーツァルト:クラリネット協奏曲

    近年作曲家としての目覚ましい活躍で知られるクラリネット奏者、イェルク・ヴィトマン。このアルバムでは演奏家としての彼の本領発揮とも言えるモーツァルトのクラリネット協奏曲を披露しています。7歳の時にこの作品に出合い、クラリネットの演奏を選ぶきっかけとなったと言うヴィトマンは、曲のすみずみまでを丹念に読みこみ、モーツァルトがこの作品に込めた様々な思いを拾い上げながら、見事な演奏を聴かせます。(2024/03/29 発売)

    レーベル名:Orfeo
    カタログ番号:S230101

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    エネスク:ヴァイオリン協奏曲/幻想曲(ヴィトマン/ボラック/ハノーファー北ドイツ放送フィル/ルジツカ)

    20世紀ルーマニアの作曲家ジョルジェ・エネスク。幼い頃より楽才を発揮、10代の頃からヴァイオリニスト、指揮者として演奏活動を行う他、7歳で入学したウィーン音楽院ではヨーゼフ・ヘルメスベルガー、ロベルト・フックスらに師事した後、パリ音楽院でも作曲をマスネとフォーレに師事するなど、和声、対位法、古楽などを幅広く学び、作曲家としても早くから認められていました。交響曲や室内楽曲など多くの作品を書きましたが、ヴァイオリン協奏曲は未完のものが残されているのみ。とはいえ、2つの楽章で600小節に及ぶ草稿は、それだけでも驚愕に値する仕上がりを誇っています。ブラームスやベートーヴェンを思わせるオーケストラの長い提示部(90小節)で始まる第1楽章は、3つのテーマが用いられており、どれも一度聴いただけで耳に残るほどの鮮烈な印象です。第2楽章も夢見るような美しい主題が用いられています。ソリストのカロリン・ヴィトマンの見事な演奏も聴きどころ。ピアノとオーケストラのための幻想曲も、ブラームス風の重々しさとリストの超絶技巧を併せ持つ作品。カデンツァ部分が欠如しているので、こちらは協奏曲の楽章として想定されたのではなく独立した作品と推定されています。2曲とも出版されておりませんが、指揮者ルジツカを中心とした人々がに散逸した資料を集め、作品の演奏にこぎつけました。エネスクの未知の作品をお楽しみください。(2022/01/28 発売)

    レーベル名:CPO
    カタログ番号:555487-2

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    エネスク:交響詩「イシス」/交響曲第5番(ヴラド/北ドイツ放送合唱団/ザールブリュッケン・カイザースラウテルン・ドイツ放送フィル/ルジツカ)

    ここで指揮をしているルジツカは、作曲家としても(作曲の方が)有名で、もともとハンブルクでピアノとオーボエを学んだのち、作曲をヘンツェとオッテに学び、それから指揮と法律、音楽学も学んだという人。現代ドイツでは指揮と作曲の両面で高く評価されています。彼によるこのエネスク(1881-1955)の交響曲第5番と「イシス」の演奏は、ドイツ初演であり、どちらも未完に終わってしまった興味深い作品に納得の行く結末を与えたものです。やはりこちらも現代作曲家として知られるパスカル・ベントユが補筆完成したもので、エネスク作品の特徴でもある民謡風の色使いと、透明な管弦楽法、そして複雑な音楽語法の全てを研究し、不足している部分が補われたこれらの作品は、神秘的な女声合唱の響きを伴って、全ての聴き手の耳に強い印象を残すことでしょう。(2014/07/23 発売)

    レーベル名:CPO
    カタログ番号:777823-2

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    クレーベ:劇的な詩/献身/怒りの歌(ケーン/マティース)

    (2004/11/01 発売)

    レーベル名:Marco Polo
    カタログ番号:8.225290

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    ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第2番、第6番(断章)/ピアノ協奏曲 WoO 4 (フェッター/ハンブルク響/ルジツカ)

    2020年の「ベートーヴェン・イヤー」に向けて珍しい作品が次々とリリースされていますが、このアルバムに収録されている曲もかなりレアと言えるでしょう。ピアノ協奏曲第2番はベートーヴェンの初期作品で、モーツァルトよりもヨハン・クリスチャン・バッハの影響が強い端正な風情を持っていますが、こちらは通常のレパートリー。しかし変ホ長調 WoO4はベートーヴェン14歳頃の作品で、ほとんど演奏されることがありません。「第0番」と呼ばれることもあるこの曲を来日経験もあるゾフィー=マユコ・フェッターは1806年、ブロードウッド製のフォルテピアノを用い、当時の響きを再現しています。また、時に「第6番」と呼ばれることもある未完となったニ長調の協奏曲は1814年から1815年頃に作曲されたと推測される作品。70ページほどのスケッチが残されています。完成すれば、第4番のあでやかさと第5番の力強さを更に発展させた壮大な作品になるはずでしたが、ベートーヴェンは何らかの理由により途中で筆を折ってしまいました。ここでは研究家たちによる補筆完成版でお楽しみください。(2019/11/15 発売)

    レーベル名:Oehms Classics
    カタログ番号:OC1710

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    モーツァルト:ピアノ協奏曲第17番、第27番/ヴァイオリンとピアノのための協奏曲/幻想曲(フェッター/クズマウル/ハンブルク響/ルジツカ)

    ドイツ人の父と日本人の母を持つ女性ピアニスト、ゾフィー=マユコ・フェッターのOEHMSデビュー盤。どちらかというと現代音楽のスペシャリストとして知られている彼女ですが、HAENSSLERレーベルにはブラームスを録音したりと、幅広いレパートリーの片鱗を見せていました。そんな彼女が今回演奏したのは、モーツァルト(1756-1791)の2曲のピアノ協奏曲と、アンコールとして用意されたヴァイオリンを伴う2曲の小品です。実はエディット・ピヒト=アクセンフェルトが亡くなる年まで、ハープシコードなど歴史的鍵盤楽器の演奏法の指導を受けていたという彼女、モーツァルトの演奏に関しても優れた解釈を有しています。ヴァイオリン奏者として参加しているのは彼女の師でもあるライナー・クスマウル。1990年代にベルリン・フィルのコンサート・マスターを務めながら、古楽奏法の研究にも勤しみ、1995年に創設したベルリン・バロック・ゾリステンの音楽監督でもあるという名手です。ルジツカ率いるハンブルク交響楽団から生み出される流麗なモーツァルトをお楽しみください。(2016/08/26 発売)

    レーベル名:Oehms Classics
    カタログ番号:OC1849