クラフト, ロバート(1923-2015)
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ストラヴィンスキー、さらにはシェーンベルクらと交流のあったロバート・クラフトは、まさに20世紀音楽史の生き証人といえましょう。NAXOSでは彼のディスコグラフィーを続々と復活させていますが、ストラヴィンスキーの生誕125周年を記念し、「春の祭典」が新録音で登場です(旧録音は8.557501)。緻密なオーケストレーションの細部の面白さまでを浮かび上がらせるアプローチで、改めてこの超名曲の魅力に迫ります。新古典的なヴァイオリン協奏曲は、三大バレエとは打って変わって軽やかな音の戯れに満ちていますが(難曲ではありますが!)、近現代作品を得意とするフラウチが好演を聴かせてくれます。(2007/08/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.557508 |
やっぱりストラヴィンスキーといえば「春の祭典」! まさにこの音楽で扱われている題材である、人間の持つ原始的な興奮を本当に喚起してしまう、恐るべき音楽といえましょう。しかも、そのベースとなっているのが、大胆な不協和音と変拍子の駆使、精緻極まりないオーケストレーションという、人類の到達した最高の英知なのです。作曲者との親交で知られるクラフトの快速、かつ精密な演奏は、そういったこの楽曲の両面性をよく表現しているのではないでしょうか。「ナイチンゲール」も、オーケストレーションの妙と、不思議なエキゾティシズム溢れる名品です。三大バレエ以外の作品では、最も親しみやすいものの一つと申せましょう。コッホ・レーベル(春の祭典)、MusicMasterレーベル(ナイチンゲール)の再発売盤です。(2005/11/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.557501 |
ストラヴィンスキーには傑作多しといえども、やっぱり三大バレエは外せません。本盤ではその最初の2作品「火の鳥」(1910年完全オリジナル版)、「ペトルーシュカ」(1947年改訂版)を収録しています。前者は、ロシア伝統の民族色豊かな作風の延長として捉えられる部分も多いですが、後者においては和声やリズムの取り扱いが、より斬新なものとなっており、20世紀の新しい潮流を感じさせずにはいません。指揮者のロバート・クラフトは、長年にわたってストラヴィンスキーのアシスタント的な役割を務めていたこともあり、作曲者の直伝も多く受けているのでしょう。精緻に書き込まれたスコアの面白さを存分に引き出した演奏となっています。MusicMastersの再発売盤です。(2005/05/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.557500 |
当盤でお届けするストラヴィンスキー作曲の2つのバレエ音楽は、他人の作品をネタに使用するという点では共通していますが、性格はかなり異なります。「プルチネッラ」は、冒頭を一度聴いただけで、陽気で明快な音符に合わせて体を揺すぶりたくなるような楽しさでいっぱい。18世紀イタリアの作曲家、ペルゴレージの歌曲の編曲を含みますが、ネタが何であろうと、現代的な感覚が息づいています。「妖精の口づけ」はチャイコフスキーの初期のピアノ曲や歌曲の旋律を借用しながら、よりオリジナリティに富んだ、大規模な管弦楽作品に仕立てています。共にストラヴィンスキーを深く知るために欠かせない作品です。コッホ・レーベルの再発売盤です。(2006/03/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.557503 |
ストラヴィンスキーは、生涯の間に驚くほど作風を変えていきましたが、生涯こだわり続けたのがやっぱりバレエ音楽。残念ながら三大バレエ以外は人気薄ですが、食わず嫌いの方に是非とも聴いていただきたいのが、当盤収録のギリシャ三小?バレエです。「アポロ」と「オルフェウス」は新古典主義的な作風によるもので、清澄な響きが大変に美しい典雅な作品です。そして彼の最後のバレエ作品となった「アゴン」では、部分的に12音技法が導入されています。この技法を一度は否定し、シェーンベルクと大喧嘩をしたストラヴィンスキーですが、シェーンベルクの没後に「転向」し、70才を超えてから、その技法を自らのものとして消化していったのにはオドロキです。MusicMastersとKoch International Classicsからの再発売盤。(2005/07/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.557502 |
ストラヴィンスキーをマニアックに究めたいという方にお薦めする一枚。スペシャリスト、クラフトの指揮だから演奏も安心です。特徴は編曲版を多く収録したこと。「パストラール」はヴァイオリンと木管四重奏版、「兵士の物語」は7人で演奏する版、「きつね」は英語版、「ロシア風スケルツォ」はオリジナルのジャズバンド版(特にお薦め!)、「ヴォルガの舟歌」の管弦楽版など、珍しいヴァージョンが並ぶのは、極めて貴重です!この他、日本人なら聴き逃せない「日本の3つの抒情詩」などの魅力的な歌曲、さらに無伴奏クラリネット作品を収録。MusicMastersとKoch Internationalレーベルの再発売盤です。(2007/04/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.557505 |