グラーフ, ハンス(1949-)
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マーラーの「大地の歌」は「テノールとアルト、オーケストラのための交響曲」という副題を持っています。この曲が書かれたのは1908年ですが、その前年に長年務めたウィーン宮廷歌劇場を辞任、長女の死、そして自らの心臓病の診断と、かなり心が折れる事項が続いたのです。そして、彼もまた「第9のジンクス・・・ブルックナーやベートーヴェンが第9までしか書けなかったこと」を信じていました。そのためか、この曲には番号を与えることなく、ただの「交響曲」もしくは「連作歌曲」としての位置づけを与えたのでしょう。酒に溺れ、秋の静けさにな泣き、愛しき大地に別れを告げる者。曲全体に漂う厭世観、そして甘酸っぱい青春への回想は、終楽章の結びの言葉「ewig(永遠に)・・・」と共に、痛いほどに胸に迫ります。(2012/01/18 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.572498 |
韓国のピアニスト、チョ・ジェヒョクによるモーツァルトのピアノ協奏曲集。チョが選んだのは、モーツァルトがウィーンでピアニストとして活躍し《フィガロの結婚》で成功を収めた時期の充実した2つの作品で、ニ短調の劇的な傑作として知られる第20番と、クラリネットの響きが印象的な第23番です。チョ・ジェヒョクは韓国の春川市で生まれ、5歳からピアノを始めました。国内のコンクールで多数の優勝を果たした後、アメリカに留学し、ジュリアード音楽院で学士と修士号を取得し、マンハッタン音楽院で博士号を取得。1993年にカーネギーホールでデビュー。平行してオルガンも学び、20年以上にわたりニューヨークとニュージャージー地域の教会でオルガニスト兼音楽監督を務めました。現在は韓国に拠点を移し、ラジオ番組やコンサートでクラシック音楽の解説を行い、その魅力を伝えています。(2024/09/27 発売)
レーベル名 | :Orchid Classics |
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カタログ番号 | :ORC100329 |