ヴォットー, アントニーノ
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マリア・カラスの「仮面舞踏会」と言えば、この録音の他に1957年のライヴ録音がありどちらも名演として名高いものです。名指揮者ガヴァッツェーニによると、彼女の声は落ち着きすぎていたため、アメリアをうまく歌うためには声に悲しみの色をつけなくてはいけなかったそうで、そのため歌には一層深い表現力が備わり、まさにこの世のものとも思われぬ素晴らしさになったのです。彼女なしには成り立たない完璧なヴェルディです。マーク・オーバート・ソーン復刻(2008/04/09 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
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カタログ番号 | :8.111278-79 |
この1957年のマノン・レスコーの驚くばかりの音の良さ。もともとクリアな音質でしたが、復刻の名手マーク・オーバート=ソーンはその音に更に磨きをかけました。当時34歳の世紀の歌姫、マリア・カラスの歌声も瑞々しく蘇っております。とりわけ第2幕「時は美しく楽しうございます」の正確な歌唱と艶やかな声をお聴きください。必ずや陶酔の境地へと達することでしょう。余白に収録されたディ・ステファノのアリア集も秀逸です。頭の芯を揺さぶるような光り輝く美声です。(2010/03/17 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
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カタログ番号 | :8.112031-32 |
マリア・カラス(1923-77)は53年からEMIに録音を開始、多くの傑作を残すことになりますが、その直前の49年から53年にかけては、イタリア国営放送(RAI)と関係の深いレコード会社、チェトラと録音契約を結んでいます。このCDには生涯初の商業録音となる49年の3曲のアリアと、同じく初の全曲盤となる52年の《ジョコンダ》が収められています。カラスは54年に急激に体重を減らし、同時に歌唱表現でも鋭敏さを増すことになりますが、その反作用として声の豊かさや強大さを失います。ここではそれ以前の力強い声を聴くことができます。 (山崎浩太郎)(2004/04/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
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カタログ番号 | :8.110302-04 |
不幸にして長いとはいえなかった絶頂期にもかかわらず、カラスは発声方法において革命をもたらした存在として、音楽史上に跡を残しました。それまでの「クネーデル・シュティンメ」といわれた、軽快さを重視した頭声による発声方法を用いたコロラトゥーラに、胸声や中声をも利用した力強さと劇的効果を存分に盛り込んだ立役者こそ、カラスにほかなりません。そのドラマティックな唱法と舞台上の演技力をもって、ともすれば技巧の披露だけの場になりがちなソプラノの役に、生き生きとした血を脈打たせたのでした。このCDにはデビュー当初のドラマティコから最盛期のコロラトゥーラまでの、カラスの幅広い唱法を網羅しました。*既発売音源(8.110325-27、8.110259-60、8.110131-32、8.110302-04、8.110300-01、8.110256-57)からのコンピレーションです。(2005/07/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
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カタログ番号 | :8.111082 |