アルベルト, ヴェルナー・アンドレアス(1935-2019)
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非常に高い能力を有していたにも関わらず、残された作品があまりにも少なかったためか、現在ではすっかり忘れ去られてしまった作曲家ヘルマン・ビシュホフの交響曲を聴いてみてください。彼はR・シュトラウスに絶賛され、音楽的環境も整えてもらったにも関わらず68年の生涯に2曲の交響曲、短い2つの管弦楽曲、2作(1作は未完)のオペラ、そして一握りの歌を書いたのみ。そんな寡作な人ですが、ここで聴ける作品は存分に牧歌的で魅力的です。もっとたくさんの作品を聴いてみたいものですが、CDであと1枚分くらいの作品しか残されていないのが本当に残念です。(2008/11/12 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :777206-2 |
フランケルは100本以上の映画音楽を作曲しており、12音技法を用いた彼の交響曲などとは全く違う作風を見せています。ここに収められた音楽も、コメディー、サスペンス、ロマンス、さらにはマーラーをうんとライトにしたような「牧歌」まで、実に多彩。往々にしてクラシック音楽ファンは、「映画音楽なんて」とバカにする悲しい傾向がありますが、そういう人こそ聴いてみて下さい。なお、「デッドロック」は、オリジナル・スコアが全く残っていないため、このディスクのために耳だけを頼りにサウンドトラックからスコアを再構成したという努力の賜です。(2002/02/01 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :999809-2 |
珍曲オタク道邁進中のcpoの中でも極めつけの珍品、ベーヘの名をすでに知っていたという人は表彰ものの通です。テュイレの弟子で、R.シュトラウスとも親交のあったベーヘは、生涯の大半をプファルツ管弦楽団の音楽監督として過ごしました。20歳代前半に書かれた「オデュッセウスの流浪の旅」は、4つの交響詩からなる大作で、ここでは「旅立ちと難破」「キルケの島」「ナウシカの嘆き」を収めています(第4曲は30分にも及びCD1枚に入らないので次回のお楽しみに)。曲は気合いの入った正調ロマン派交響詩で、作曲年からするとやや古い感じもしますが、ライトモティーフの手法を取り入れて、構成的にも堅固に仕上がっています。悲劇的序曲はいかにも悲劇的で重厚な曲で、特に序奏のロシア音楽を思わせるような暗い響きが印象に残ります。(2002/11/01 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :999875-2 |