アニシモフ, アレクサンドル
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(2011/05/18 発売)
レーベル名 | :Monarda Music |
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カタログ番号 | :107209 |
バレエ音楽史上に輝くグラズノフ3大バレエの第1作「ライモンダ」全曲盤です。お話は、13世紀のハンガリー。伯爵家の娘ライモンダは騎士のジャンと熱烈恋愛中でしたが、彼がちょっと戦争に行っている間に、悪い男が言い寄ってきます。あわや誘拐の大ピンチに恋人が戦地から帰還し、悪い奴を決闘で倒して二人は晴れてゴールイン!という、大昔の少女漫画のような麗しのストーリーを、管弦楽の達人・グラズノフが適度なオリエンタル情緒を交えて色彩的に描いた傑作です。(1987/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.553503-04 |
グラズノフは生涯に9曲(第9番は未完)の交響曲を作りました。青年時代に作られた第2番は、崇拝し、恩もあったリストの思い出に捧げられた作品で、冒頭の主題で全曲を有機的に結合させるといった構成、メフィストフェレスを想起させる第3楽章等といった内容の両面で、リストの影響を受けています。音楽的にも非常に新鮮な感覚に満ちあふれた逸品と言えるでしょう。さて、円熟期に書かれた第7番は、通称の通りの朴訥な音楽で、ロシアの田舎のイメージが次から次へと繰り出されてきます。ただ、ベートーヴェンの「田園」とは違って、写実性は追究していません。(1987/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.553769 |
交響曲第1番はグラズノフなんと16才時の作品です。後の作品と比べるとぎこちなさは残しますが、青年らしいさっぱりとした歌い口は、既に聴かせどころを押さえています。一方その12年後に書かれた交響曲第4番は、ロシア音楽中毒者御用達の風情を濃厚に漂わせた充実作です。中庸なテンポでロマンティックな旋律が心ゆくまで歌われる第1楽章、民族色豊かなスケルツォの第2楽章、序奏に引き続く一大ファンファーレからエネルギッシュに突進する第3楽章と、3つの楽章が三様に魅力満点です。(1987/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.553561 |
親しみ易く奥も深い。グラズノフが心血を注いだバレエ音楽は、ビギナーからマニアまでの宝です。最高傑作として名高い「四季」は、擬人化された春夏秋冬の情景が描かれますが、それに相応しく、色彩的オーケストレーションと旋律の玉手箱状態になっています。一方「バレエの情景」は特定のイメージを持ちませんが、各曲の性格の書き分けは一層見事です。特に第5曲の「パ・ダクシオン」は素晴らしく、ハープの分散和音にのって、弦と木管がからみ合いながら盛り上がっていく様には、「名曲の王道ここにあり」といった感があります。(1987/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.553915 |
グラズノフの交響曲第3番は、彼が作曲家としての地歩を固めつつあった頃に作曲された作品ですが、まさにロシア叙情派の最も正統的な後継者たる気概を感じる素晴らしい仕上がりです。親しみやすい楽しさと、それと表裏一体をなすメランコリックな要素のバランスが絶妙で、演奏時間50分の長丁場も全く飽きることなく聴き通すことができます。一方交響曲第9番は、作曲者が「第9はその作曲家の生涯最後の交響曲になる」というジンクスを嫌って作曲を中断し、結局はジンクスの信憑度を上げてしまった?という作品(他者により補筆完成)ですが、以前にも増して澄み渡るような叙情的表現が見られるだけに、未完に終わったことが惜しまれます。(2000/02/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.554253 |
大好評の当シリーズ、当巻では圧倒的内容の豊富さを持つ交響曲第6番が登場します。なんといっても各楽章ごとの性格の書き分けは見事で、いかにもハ短調らしい悲愴・哀愁味と豪壮さをもつ第1楽章と、ハ長調らしく雄大で祝祭的力強さに満ちた第4楽章の鮮やかな対照、切ないメロディーの魅力を味わい尽くすかのように変奏を繰り返す第2楽章と、愛らしい躍動感に満ちた第3楽章の甘美な魅力と、多彩な楽想があとからあとから泉のように湧いてきます。カップリングの幻想曲「森」も若書きな作品ながら、神秘的な開始部や狩を描写する激しい部分をはじめとして、適度な描写的要素を持つオーケストレーションの面白さと、美しい旋律を堪能できる1曲です。(2000/06/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.554293 |
ついに15巻目を迎えたグラズノフ管弦楽曲全集ですが、ここでもしなやかなロシア的哀愁美と充実したオーケストレーションの見事さには耳を奪われます。当盤の中から聴きどころを選ぶなら、まずはなんといっても第5番の第2楽章、なだらかに上り下りする旋律線と対旋律の組み合わせの妙と効果的なハープの用法、あるときは温かく、あるときは情熱的に迫ってきます。その次には第8番第3楽章のスケルツォなどはどうでしょう。半音階的な細かい動きを伴う華麗で名人芸的なオーケストレーションには興奮させられます。そしてそれに続く第4楽章は対位法的技法を縦横無尽に駆使したもので、まさに威風堂々たるフィナーレを迎えます。(2000/11/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.553660 |
ナクソスの誇るグラズノフ・管弦楽曲全集から絞りに絞って、厳選したハイライト集です。伸びやかで自然なメロディーとハーモニー、実に巧みなオーケストレーション、ほどよい哀愁味とロシア臭、まさに万人の耳にとって優しく響く音楽ばかりです。「四季」「バレエの情景」「ライモンダ」での舞曲の躍動感と楽しさ(特にワルツ系は絶品!)、交響曲の緩徐楽章のやるせないような美しさなど本当にどれをとっても納得の出来映えといえましょう。またややマイナーな作品ですが、「吟遊詩人の歌」に聴くチェロの雄弁な歌、管楽器の絶妙な絡み合いは感動の一言! ロマンティックなロシア音楽を愛好する方には絶対おススメの逸品です。(2000/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.556687 |
19世紀ロマン派の残滓にして、いずれ廃れるとまで言われたこともあるラフマニノフの作品ですが、21世紀になった今日において、彼の音楽に聴く切々たるロシア情緒、そして最高度に洗練された作曲技法はますます高く評価され、もはや作曲家ラフマニノフがピアニストとしての彼の名声すら覆わんばかりです。本盤収録の「鐘」(エドガー・アラン・ポーの詩に基づいています)は、オーケストラに加え3人の独唱者と合唱を駆使した大作で、まさに入魂の出来映え、あるときは暗く陰鬱に、あるときは甘くセンチメンタルに、またあるときは神秘的にと、実に様々な表情を人声という強力な武器を使い描き上げていきます。(2001/09/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.550805 |