ベンダ, クリスティアン
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ボッケリーニのチェロ協奏曲が好きな方なら、チェロ・ソナタと聴いてぴくっと食指が動くかもしれませんが、それは正解。イ長調のエレガントな冒頭からチェロ好きの心を虜にします。ハ短調11の後半はチェロだけのカデンツァになり、バッハの無伴奏チェロ・ソナタに匹敵する充実感。またハ長調の終楽章15の技巧性には目を見張ります。演奏会や録音で聴く機会は少ないですが、なるほどこれは忘れちゃならないチェロのための音楽です。何と18世紀初頭から続くチェコの音楽一家の末裔になる奏者たちが、ピリオド楽器で演奏します。(1987/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.554324 |
マリピエロ(1883-1973)は既に知られている通り、音楽学者としての顔と、作曲家としての顔。その2つをうまく使い分けていたようです。このアルバムに収録されているのはオリジナル作品が2つと、編曲作品が2つで、彼の個性の両面を味わえます。ヴェネツィア共和国の劇作家ゴルドーニの喜劇のために書いた3つの断章と、バレエ「ストラディヴァリオ」ではモダンな響きが楽しめ、「チマロージアーナ」と「ガブリエーリアーナ」では清々しい原曲に絡みつく色彩豊かな管弦楽の響きを堪能できます。彼は作曲家として、ほとんど独学でスタイルを確立できたのは、モンテヴェルディとヴィヴァルディの音楽を徹底的に研究したという成果があるのでしょうね。(2011/03/16 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.570883 |
超有名とは位置付けられていないけれど、存在が気になる作曲家、この手の人物もたくさんいますが、チェコ出身のマルティヌーもそんな一人。いやもう、室内楽は曲が面白過ぎて、このジャンルに興味があるなら是非おさえておきたいもの。例えば「チェロ・ソナタ第2番」を聴いてみましょう。両端楽章の運動性の何回聴いても飽きない面白さ、中間楽章の極まった哀切感、これはもう、知られざる逸品を通り越して、室内楽史に残る名作と言うべきでしょう。その他の作品も負けず劣らずの高品質。チェコの音楽一家の末裔たちによる演奏も素晴らしいのです。(2000/02/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.554502 |
シシリアーノの形式によった名曲は数多くありますが、この盤に収められた2曲、バッハのヴァイオリン・ソナタ(の弦楽合奏編曲)と、ジュリアーニのギター協奏曲の緩徐楽章2題は、ちょっとハズカしいような哀愁感を漂わせ、泣かせてくれます。前者ではチェンバロのアルペジオがいい味を出していますし、後者は演歌ギターのような歌い口と、これぞ隠し味といった感のあるティンパニがたまりません。またボッケリーニのメヌエットや、ロッシーニの弦楽のためのソナタ第3番の第3楽章に聞く、朝の目覚めのような爽やかさもとても気持ちのいいものです。(1987/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.556620 |
またまた秘曲の登場、カステルヌオーヴォ=テデスコのギター協奏曲は素晴らしい名作です! 余韻タップリに響くギターソロと、それに室内楽的親密さで絡み合うオーケストラが醸し出す、ちょっとアダルトな寂寥感を是非お試し下さい。盤の最後にはハイドン、モーツァルトという古典派の大御所二人の作品が収録されていますが、どちらとも短調主体の楽章の抜粋となっており、これがまた感動的です。いかにも古典派らしい型の中に、大袈裟ではなくともいつの間にか耳を傾けてしまうような音楽を盛り込んでしまうのは、さすがに巨匠の作といえましょう。(1987/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.556618 |
NAXOSの膨大なレパートリーの中にありそうでなかったのが、ロッシーニ(1792-1868)歌劇の序曲全集です。もちろん有名曲を一通りつまんだアルバム(8.550236)など、一部の曲は楽しめたのですが、折角ならば全曲を聴いてみたいと熱望するファンの声に応えて、この度4枚からなる全集を企画、その第1集となるのがこちらというわけです。さて、冒頭から聴いてみてください。抜けの良い録音と闊達なるベンダの指揮は、耳をわくわくさせること間違いなし。第3曲目はタイトルこそ「イギリスの女王エリザベス」ですが、使い回しの多いロッシーニのこと、今では「セビリアの理髪師」の序曲として知られているものです。喜劇あり悲劇ありのロッシーニの奥深い世界、まずは序曲から足を踏み入れてみませんか?(2012/11/21 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.570933 |
19世紀の最も偉大なオペラ作曲家ロッシーニ(1792-1868)。序曲のほんの少しを聴いただけでも、劇的で華やかな舞台がたちまち目の前に浮かびあがります。ベンダとプラハ交響楽団による序曲集の第3集は、有名な「チェネレントラ」を始めとした7曲の序曲を収録。もちろん珍しい作品も含まれており、ロッシーニ好きならば感涙にむせぶこと間違いありません。冒頭の「マオメット2世(メフメト2世)」は1820年の初演時には序曲はついておらず、1822年の再演時に付け加えられたものです。他の序曲もお馴染みの作品ですが、トラック4の「大序曲」だけは歌劇のためではなく、彼が学生時代にコントラバスのために書いた「独立した作品」です。劇的な風情と快活な表情を併せ持つ見事な転換が心地よい、いかにもロッシーニらしい音楽と言えそうです。(2013/12/18 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.570935 |
大好評、クリスティアン・ベンダによるロッシーニ(1792-1868)の歌劇序曲集。この第4集で完結となります。19世紀の初頭、ロッシーニの音楽はヨーロッパ中で大人気を博していました。それは聴衆だけでなく、同時代の音楽家にも人気があり、その流麗なメロディは様々なモティーフとして、ピアノ曲やヴァイオリン曲の素材にも使われていたのです。ロッシーニは生涯に39の歌劇を作曲。初期作品はどちらかというとブッファ(喜劇)が中心でしたが、後半期はもっぱら本格的なセリア(正歌劇)に力を注いでいました。この第4集には「セヴィリャの理髪師」や「イタリアのトルコ人」などの良く知られた作品の序曲から、ほとんど上演される機会のない作品の序曲、そして1806年から1809年頃の彼が学生時代を送った頃に書いた「シンフォニア 変ホ長調」(後に「結婚手形」の序曲として改編後、更に「ボルゴーニャのアデライーデ」の序曲にも流用)まで、興味深い作品が収録されています。(2014/03/26 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.572735 |