ハウク, フランツ(1955-)
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ジモン・マイール(1763-1845)はドイツで生まれ、イタリアで活躍した作曲家。数多くのオペラを書き、それらは当時のイタリアで愛好されました。この時代の序曲は、観客たちのおしゃべりを抑止するのが目的で、ヴェネツィアでは2部形式、ナポリでは3部形式のシンフォニアが置かれていましたが(後に交響曲に発展する)マイールはそこにウィーン風の序曲(あらかじめ劇全体の粗筋や雰囲気を味わえるようにまとめた曲)の形式を取り入れ、時には楽器のソロで、本編で使われるアリアのメロディを奏するなど、一層劇本編への期待をが高まるように工夫したのです。現在では彼のオペラ本体を聴く機会はほとんどありませんが、序曲を聴くだけでも楽しいものです。(2016/07/27 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.573484 |
13世紀に生まれたスターバト・マーテル(悲しみの聖母)は、17世紀から18世紀にかけてイタリアと南ドイツを中心に数多くの作曲家がこの悲痛な詩に曲を付けています。とりわけ有名なのはペルゴレージやロッシーニの作品であり、19世紀にはドヴォルザークやシマノフスキ、20世紀にはペルト、ペンデレツキら、数多くの名作が生まれています。このマイールの「スターバト・マーテル」は一部が失われていますが、マイール研究家ハウクの手によって、不足している部分が埋められています。マイール自身はこの作品を気に入っており、後のレクイエムでも一部が転用されているなど、折りに触れこの作品に手を加えていたようです。悲痛な内容でありながらも、全体的に明るさに満ちており、最後に置かれた賛美歌はとりわけ清冽な美しさを湛えています(2017/09/29 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.573781 |
フランツ・ハウクが指揮するマイール作品、今回は「ミサ曲 変ホ長調」の登場です。1843年頃にキリエとグローリア、クレドの大部分が作曲されたこのミサに、フランツ・ハウクがマイールの既存の作品から色調のあう曲を選び出し、全曲に仕立てたもの。この方式は18世紀以来イタリアでは一般的に行われており、聴き手は必然的にマイールのさまざまな作品を耳にすることができるという利点も持ち合わせています。全曲には17世紀頃に発祥したとされる「ミサ・コンチェルタータ」の形式を採用、レチタティーヴォはなく、合唱とソロは明確に分けられており、オーケストラ・パートも充実。なかでもグローリアに含まれる「Gratias agimus」でバス独唱のオブリガードを務める技巧的なホルンの旋律が聴きどころ。どの曲にも華やかで祝典的な雰囲気が漂う美しいミサ曲に仕上がっています。(2020/02/21 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.574057 |
ドイツで生まれ、イタリアで活躍した古典派の作曲家ジモン・マイール。NAXOSからはこれまでに歌劇や宗教曲など多数の作品がリリースされています。マイールは182年にベルガモのサンタ・マリア・マッジョーレ大聖堂の終身教会楽長に就任しましたが、その時にはすでに「教会音楽の大家」としてヴェネツィアで高く尊敬されていました。この「ミゼレーレ-あわれみたまえ」と「ロレトの連祷」はこの時期に作曲されたものと推測されます。「ミゼレーレ」は合唱とソロとの親密な対話を包む、控え目ながらも美しいオーケストラ伴奏が特徴の大作。「ロレトの連祷」は全編悲痛な表情が貫かれた悲し気な作品です。(2017/12/22 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.573782 |
指揮者フランツ・ハウクが精力的に演奏を重ねる作曲家ジモン・マイールの作品。モーツァルトより7歳若く、ベートーヴェンより7歳年上のマイールは当時としては長命を保ったため、作風はハイドンやケルビーニ、ロッシーニまでの影響を受けています。作品は明快な構成を持ち、高度に熟練した技術によって書かれており、21世紀になって彼の教会音楽やオペラなど次々に作品が演奏されたことで大きな注目が集まっています。今回のアルバムに収録されているのはモテットで、第1集(8.573811)に続く第2集となり、全てが世界初録音という貴重なもの。ほとんどの曲について、作曲年代の詳細はわかっていませんが、資料によると恐らく1800年~1830年頃に書かれたとされています。この時代のマイールはレンツィの後継者としてベルガモ大聖堂の終身教会楽長に就任、この地の音楽界の中心人物として活躍しており、作品にも輝かしい力が溢れています。(2019/01/18 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.573909 |
「荘厳ミサ曲 ハ長調」…ジーモン・マイールは1802年にこの曲を書き写した時に「モーツァルト作」と表紙に記しました。この作品が本当にヴォルフガンク・アマデウス・モーツァルト、あるいは彼の父親レオポルドの作品であるのかは永遠の謎になってしまいましたが、いずれにしても、この曲がマイールによって上演された時には聴衆から大絶賛を浴びたのです。一方、マイール自身による祝祭的なテ・デウムは、1805年のミラノ大聖堂で行われたナポレオンの戴冠式のために書かれたもので、マイールの伝記作家ジローラモ・カルビは、この曲を傑作と宣言したほどの魅力的な作品です。(2010/08/18 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.570926 |