グリュナイス, ラオウル(1964-)
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1837年、シャンパーニュ地方で生まれたデュボワの作品集。ランス大聖堂の教会楽長ファナールから教えを受け、その後はパリ音楽院でトマに師事、ローマ大賞を受賞します。以降、マドレーヌ寺院やサント=クロチルド教会の楽長を務めますが、トマの死に伴い、パリ音楽院院長に就任しました。しかし1905年のローマ賞でラヴェルが参加資格を失った一件から引責辞任、その後は作曲家として多くの作品を残しています。一時期は歌劇作曲家を夢見ていたとも言われますが、このアルバムに収録されているヴァイオリン作品もなかなか聞きごたえがあり、これらは音楽理論家としても影響力があったデュボワならではの堅固たる作品と言えるでしょう。アンリ・マルトーに献呈されたヴァイオリン協奏曲、イザイに献呈されたソナタはどちらもロマンティックな味わいに満ちています。
(2018/10/05 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :777932-2 |
solo musicaが力を入れているアンリ・マルトーのシリーズ第4集。20世紀初頭における最も重要なヴァイオリン教師、奏者であったマルトーですが、彼の作品はほとんど注目されることがありません。しかし、晩年のマルトーが過ごしたドイツ、バイエルン州のリヒテンベルクにある「ハウス・マルトー」は、国際的な音楽教育施設として一年を通じて様々な講習会が開催されるなど、音楽の拠点になっています。マルトーの作品の研究も進んでおり、この一部が欠損していたヴァイオリン協奏曲も、指揮者グリュナイスの尽力で見事に再編成されました。アルバムでは同時期に作曲された管楽のためのセレナードも収録。マルトー作品の魅力を余すことなく伝えています。(2019/01/25 発売)
レーベル名 | :Solo Musica |
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カタログ番号 | :SM299 |