ロルトン, ジュリアン
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このアルバムには、20世紀イギリスのヴィオラ・ソナタが5曲収録されています。その内の2曲はチェロ・ソナタからの編曲ですが、これもまた味わい深いものです。90年近くの長き生涯を生き抜いたジェイコブのソナタは、1978年に作曲されています。活動的な第1楽章と諧謔的な第2楽章を経て、現れる第3楽章の何と美しい事。現代では失われてしまった「平穏な世界」へのオマージュとも言える音楽です。宗教と自然に触発されたアイアランドのソナタ、映画音楽の分野でもおなじみのアーノルドの移り気なソナタ、単一楽章で書かれ、恐ろしいまでの完成度を見せるディーリアスのソナタ、ナディア・ブーランジェから強く影響を受けたバークリーのソナタと、各々多彩な表情を見せてくれます。(2010/05/19 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.572208 |
ターティス、プリムローズの両巨匠を抱えていた近代イギリスは、数々のヴィオラ名曲を生み出しましたが、その中でも頂点の一つともいえるのが、ロマンティシズム溢れるバックスのソナタです。ピアノパートも含め大変な難曲でもありますが、それがヴァイオリンの曲を無理して弾いたような難しさではなく、ヴィオラの可能性を最大限に引き出したがゆえの難しさになっていることは、特筆されるべきことです。ヴィオラの太く渋い音色を活かしながらも、華やかさも持ち合わせた、演奏効果満点の希代の傑作といえましょう。その他の併録曲も、ヴィオラに対する深い理解と愛情を感じさせるものばかりです。(2007/02/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.557784 |
嗚呼ヴィオラよ! いつも日陰者扱いをされるお前のためにも、こんな素晴らしい曲があるとは!! この楽器に対するものとしては異例なほど、高音域の活用と運動性への高度な要求がなされるだけあって聴き応えは抜群、手に汗を握る思いです(第3楽章終結部など本当にスゴい)。ピアノパートの華麗さや、モダンでありながら親しみやすい旋律と和声など、(まだまだマイナーですが)まさに超名曲の条件が完全に揃った傑作と申せましょう。やはりパワフルなピアノが印象的なピアノ四重奏曲、オーボエと弦の線の対比と調和が見事としかいいようのないオーボエ五重奏曲と、併録の2曲も素晴らしい出来映えです。(2003/08/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.555931 |
音楽は抽象的でなくっちゃというシブ好みの貴方、20世紀英国にもこんな作曲家がいます。映画音楽で生計をたてながら、実は先進的な作曲家だったロースソーン。9のように無調なのにかっこいい音楽は、そうそうあるものではありませんが、このヴィオラソナタは絶品です。冒頭の暗闇が聴き手を覆うチェロソナタも渋さの極み。日本人演奏家や作曲者と関係のあるマッケイブがピアニストとして加わる事にもご注目ください。独自路線を歩んだロースソーンの音楽を廉価でまとめて聴けるのはナクソスだけ、その中でも特に注目盤です。(2000/01/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.554352 |