クロイツェル四重奏団
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アメリカの最も注目される現代作曲家の一人、マシューズ(1943-)の弦楽四重奏曲集の第2弾です。このアルバムは1984年に作曲された「第5番」と、2009年から2010年に作曲された最新作「第12番」の2曲です。ベートーヴェンやバルトークから薫陶を受けた作曲家だけに、その作品も、堅固な構成を持っています。とは言え、決して音楽が古いわけではありません。斬新な和声とリズムが炸裂。とりわけ第12番は、様々な形式の見本市のような様相を呈しており、セレナーデあり、メヌエットあり、タンゴありの興味深い作品です。(2012/08/15 発売)
レーベル名 | :Toccata Classics |
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カタログ番号 | :TOCC0059 |
ロンドンで生まれ、数多くの作品を世に送り出している作曲家デイヴィッド・マシューズ(1943-)。このアルバムは彼の弦楽四重奏曲全集の第3集です。ここには比較的初期の作品が収録されていて、ベートーヴェン、バルトーク、ブリテン、ティペットなどの偉大なる弦楽四重奏の系譜を学びつつ、どのように対位法の技術を修得していったかをつぶさに見ることができるというものです。第2番の弦楽四重奏曲には、ミニマリズムの影響も感じられるなど、この時代に流行していた音楽スタイルも伺い知ることができ、とても興味深いものです。「鏡のカノン」も対位法習得のための小品。スクリャービンの前奏曲第4番はかれの弟コリンの誕生日の贈り物ととして編曲されたもの。彼ら兄弟が10代の時に強く影響されたスクリャービンへの賛辞の気持ちが込められているのだそうです。【第1集…TOCC0058, 第2集…TOCC0059】(2014/11/26 発売)
レーベル名 | :Toccata Classics |
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カタログ番号 | :TOCC0060 |
「ティペットとブリテンの後継者」と見做されるイギリスの現代作曲家、ディヴィッド・マシューズの弦楽四重奏曲全曲録音の第5集。ここでは2010年以降に作曲された最新の3つの四重奏曲(第16番は作曲中)を中心に聴くことができます。第13番と第14番で聴かれる「鳥のさえずり」を模した音は彼の定番であり、第15番のフーガはベートーヴェンの後期作品を思わせるとともに、英国民謡の影響も感じさせます。中でも第13番は彼の友人、ピーター・スカルソープの死を悼んで作曲されたもの。4人の独唱者による声楽アンサンブルを伴う、ベルクの「抒情組曲」やヴォーン・ウィリアムズの「音楽へのセレナーデ」のような作品です。この3作品は全てクロイツァー四重奏団のために書かれています。他には彼が弦楽四重奏版に編曲したエルガーやモーツァルトらの古典作品と、敬愛する2人の作曲家に捧げたカノンが収録されています。(2022/09/16 発売)
レーベル名 | :Toccata Classics |
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カタログ番号 | :TOCC0554 |
「ティペットとブリテンの後継者」と見做されるイギリスの現代作曲家、ディヴィッド・マシューズ。彼はこれまでに17曲もの弦楽四重奏曲を作曲しています。このアルバムに収録された第8番の四重奏曲は彼の友人でチェコ人の作曲家、パーヴェル・ノヴァークの40歳を記念して作曲されましたが、最終楽章は1996年に亡くなったもう一人の友人、ベルトルト・ゴルトシュミットの思い出に捧げられており、第1ヴァイオリンの最後の2つの音は彼のイニシャルを表しています。第16番は2022年のビヴァリー室内音楽祭で初演された作品。こちらも2021年8月に世を去った友人、ヒュー・ウッドに捧げられており、ウッドの作品のモティーフが組み込まれています。第17番は30年近くにわたり協働を行ってきたクロイツェル四重奏団のための曲。第1楽章の冒頭では4人の奏者がそれぞれソロを弾くなどの見せ場があり、ピツィカートで全体が奏される第2楽章、瞑想的な第3楽章、夢の中を彷徨うような幻想的な雰囲気で始まり、精緻なフーガが続き最後は熱狂的に曲を閉じる終楽章と聴きどころの多い作品です。最後に添えられているのは、平均律クラヴィーア曲集第1巻 第24番。「バッハ作品の中でも最高の曲」と語るマシューズが弦楽四重奏版に編曲したものです。(2024/07/05 発売)
レーベル名 | :Toccata Classics |
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カタログ番号 | :TOCC0732 |
イギリスの作曲家デーヴィッド・マシューズは、現在までに7曲の交響曲と11曲の弦楽四重奏曲を書いています。彼の弟はコリン・マシューズ。あのホルストの「惑星」に冥王星を付けくわえた作曲家で、20代の頃は弟とともに、デリック・クックに協力してマーラーの第10番の補筆版の完成に寄与したことでも知られています。彼自身は「ティペットとブリテンの後継者として」また「ベートーヴェンを始めとしたウィーン古典派からマーラー、シベリウスと言った20世紀の初期の作曲家たちの音楽を継承すること」。この2つを融合するために作曲をしていると語ります。ここで聴く彼の音は、確かに前衛的ではありますが、不思議なほど明るさに満ちています。例えばベートーヴェンのピアノ・ソナタからインスピレーションを得たという、第4番の第1楽章などは、そこかしこで艶やかな弦の音を誇示するかのように高らかな歌が響き渡る、とても魅力的な作品です。簡素な造りの第10番は、13分という短いながらの曲ですが、彼も鳥の歌を愛しているそうで、驚くほど様々な音が凝縮されています。(2010/04/21 発売)
レーベル名 | :Toccata Classics |
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カタログ番号 | :TOCC0058 |
「ティペットとブリテンの後継者」と見做されるイギリスの現代作曲家、ディヴィッド・マシューズ(1943-)の弦楽四重奏曲第4集。ここでは、彼が大いなるインスピレーションを受けたという「ベートーヴェンのバガテルとピアノ・ソナタ」の弦楽四重奏編曲版と、彼自身による「ディアベリの主題による変奏曲」そして、新しい作品である「弦楽四重奏曲第11番」が収録されています。原曲を忠実に弦楽四重奏曲へと置き換えた「バガテル」は、ベートーヴェンの一つの新しい形として聞くことも可能でしょう。また自身の第11番は変奏曲の形式を持ち、最後はフーガで締めくくられるなど、こちらも明らかなベートーヴェンの影響が見てとれます。(2016/04/27 発売)
レーベル名 | :Toccata Classics |
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カタログ番号 | :TOCC0318 |
チェコ出身、フランスとドイツで活躍したため、その呼び名が様々になってしまったライヒャ(1770-1836) こちらはドイツ読み、チェコ名はレイハ、フランス名はライシャ&レイシャとなります)の弦楽四重奏曲です。彼は教育者としても名高く、パリ音楽院の作曲家教授としてベルリオーズを始め、グノー、フランクらを育てましたが、何より彼の名前が知れ渡っているのは「ベートーヴェンの友人」ということでしょうか。とはいうものの、知名度の高さほどには、その作品は知られておらず、現在では室内楽曲のいくつかが聴かれる(それも管楽のための曲が多い)のみです。TOCCATAレーベルでは、そんなライヒャの弦楽四重奏曲全曲をリリース。彼がいかに偉大な作曲家であったかを実証して行きます。(2014/01/22 発売)
レーベル名 | :Toccata Classics |
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カタログ番号 | :TOCC0022 |
英国の作曲家ジェレミー・デイル・ロバーツの作品集。幼い頃にヴォーン・ウィリアムズとフィンジの音楽に触れ音楽家の道を志したというロバーツ。英国王立音楽院と、アイオワ大学で音楽を学び作曲家としてデビュー。その作品は世界中で演奏され大きな評判を呼びました。2004年には生誕70周年を記念し、ロンドンのパーセル・ルームでアンサンブル・ロンターノによる演奏会が行われるなど、英国の人々から高く尊敬されています。伝統的な調性とモダニズムの間で揺れ動く彼の作品は、牧歌的な時もあれば、野性的なエネルギーに満ちている時もあり、その多彩な表現は全く予測がつかず、聴き手にエキサイティングな感動を与えています。このアルバムに集結している演奏家たちは、ロバーツと長年に渡って共同作業を行っており、この録音でもリハーサルから最終編集まで全ての面で関わっています。(2018/05/25 発売)
レーベル名 | :Toccata Classics |
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カタログ番号 | :TOCC0487 |