NFMレオポルディヌム管弦楽団
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チェコ系の家系、ウィーン生まれ、活躍はドイツからアメリカ。作風はロマン派から新古典派、無調、多調、そしてジャズまで。あらゆる分野に200曲以上の作品を残し、マーラーの第10番の補筆を行い、娘アンナと一時期婚姻関係にもあった・・・そんな多彩過ぎる生涯を送ったクジェネクの作品集です。タイトルの「交響的悲歌」は1945年に亡くなったウェーベルンを悼んで作曲されたもの。悲歌と言っても、曲自体はかなり動きが多く、低音部に現れる執拗なピチカートは葬送のリズムを象徴しているかのようです。短くとも印象的な7つの小品、どこがブラジル?と悩んでしまいそうなシンフォニエッタなど個性的な作品が並びます。(2010/03/17 発売)
レーベル名 | :Capriccio |
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カタログ番号 | :C5033 |
あの橋本國彦も師事していた作曲家クシェネク(1900-1991)ですが、まだまだ全容が知られているとは言えません。このアルバムにはクシェネクが1931年から1979年の間に書いた室内オーケストラのための5つの作品が収録されています。チェコ系の家庭に生まれたクシェネクは、ナチスの弾圧から逃れることができず、1938年にアメリカへ亡命。ニューヨーク、ミネソタ、カリフォルニアへと移住し、この地の風味を取り入れた音楽を数多く書きました。彼の音楽はシニカルで、不安定なユーモアを含みながらも、総じて劇的なもの。どれも面白いのですが、1931年の「ナイチンゲール」は、初期の作品だけあってまだまだ後期ロマン派の影を引きずっているのが興味深いところ。その後の彼の変遷を辿るのはまことに興味深いものです。(2012/08/15 発売)
レーベル名 | :Toccata Classics |
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カタログ番号 | :TOCC0125 |
第2次大戦中のポーランドで書かれ1946年に出版されたヤン・ブジェフファの『クレクス先生の不思議な学校 Akademia pana Kleksa/Mr Kleks' Academy』は魔法使いの学校の様子をコミカルに描いた童話で、終戦直後のポーランドで国民的人気を博しました。1984年にクシシュトフ・グラドフスキ監督が映画化した際は、原作者ブジェフヴァの詩による合唱曲が子供たちによって随所で歌われて、それが人気を一層高めることにつながりました。このアルバムはサウンドトラックの曲を組曲の形で新たに録音したもので、「クレクス先生世代」の音楽家たちによる映画へのトリビュートです。(2024/03/08 発売)
レーベル名 | :CD Accord |
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カタログ番号 | :CDAccordACD327 |
ドビュッシーとチャイコフスキー。この対照的な作風を持つ2人の作曲家の作品を「同じコインの両面」と表現する指揮者ヨーゼフ・スヴェンセン。彼は2人の作品を並べ、その特性と共通性を探っていきます。モーツァルトを含む古典派の作品を敬愛し、美しい旋律を紡ぎ出したチャイコフスキーの「弦楽のためのセレナード」、旋律だけではなく、新しい響きを模索したドビュッシーの弦楽四重奏曲。同じ19世紀後半に書き上げられながらも、全く違った様相を持つ音楽を改めてじっくりと聴いてみてください。ドビュッシーの弦楽四重奏曲は、スヴェンセンの手によって弦楽合奏版に拡大され、更なる色彩と広いダイナミック・レンジが与えられています。(2020/09/25 発売)
レーベル名 | :CD Accord |
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カタログ番号 | :CDAccordACD271 |
ベルク自身の3つの編曲を含む、様々な作品の弦楽のための編曲集。クラヴェランによるピアノ・ソナタの編曲はこのアルバムのために用意されたものです。指揮者コヴァチクの編曲による初期の作品集は、シェーンベルクに師事していた時代に書かれたものですが、少しだけロマン派に回帰したマーラーにも通じる美しさを持つもので、この編曲は作品の持ち味を存分に生かした素晴らしいものです。ベルク作品の持つ不思議な魅力をダイレクトに味わうことができる興味深いアルバムです。(2014/10/22 発売)
レーベル名 | :Toccata Classics |
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カタログ番号 | :TOCC0247 |
モニューシュコは19世紀を代表するポーランドの作曲家の一人。決してオペラを作曲しなかったショパンとは違い、彼はポーランド語を巧みに用いたオペラと声楽曲で知られており、なかでも伝承物語を題材にした《ハルカ》や《パリア》はポーランドの国民的作品として広く愛されています。このアルバムは、彼が書いた300曲ほどの歌劇、声楽曲の中から、美しい旋律を持つ合唱曲を集めたもの。可憐な有節歌曲から、壮大な叙事詩、オペラの中の合唱曲など様々な作品が収録されています。(2020/09/25 発売)
レーベル名 | :CD Accord |
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カタログ番号 | :CDAccordACD265 |
ブレスラウ(ヴロツワフ)で活動するNFM(NATIONAL FORUM OF MUSIC)レオポルディウム室内管弦楽団は、1978年にヴァイオリニストのカロル・テウチュによって創立されたアンサンブルです。最近までヴァイオリニスト、エルンスト・コヴァチッチが指揮者を務め、アンサンブルの性能を飛躍的に向上させていましたが、2014/15年のシーズンからはモーツァルトピアノ四重奏団の創設メンバーとしても知られるヴィオラ奏者ハルトムート・ローデが芸術監督に就任、更なるレパートリーの拡大を目指しています。彼らのデビュー・アルバムはワルシャワ出身の新古典派主義の作曲家ラクスと、ヒンデミットと同世代のドイツの作曲家ヤルナッハの作品集という、どちらも20世紀半ばの前衛的な時代を象徴する音楽です。十二音に傾倒しながらも、伝統的な和声も用いた、アンサンブルの性能をフルに生かしきる精緻で多彩な響きをお楽しみください。(2016/12/16 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :555027-2 |
ポーランドのクロスオーバー系アンサンブル「アトム弦楽四重奏団」とNFMレオポルディヌム管弦楽団は2年間に及ぶコラボレーションを行い、極めて興味深い作品を生み出しました。このアルバムでは弦楽四重奏団のメンバーによるいくつかの曲や、カリスマ的作曲家ハンナ・クレンティがアンサンブルに捧げた「コンチェルト・ロッソ」などエネルギッシュな作品を聴くことができます。アルバムタイトルでもある「スペルノーヴァ」はアンサンブルのチェリスト、レンツォフスキの曲。民謡風のテイストを持つ旋律が、妖し気な雰囲気を振りまきながら朗々と歌われていく作品です。他の曲も耳なじみが良く、どこか懐かしさも感じさせます。弦で奏される鳥の声が聞こえる「草原のメロディ」や喜びの感情が溢れる「ハッピー」などユニークな曲が並びます。(2019/12/13 発売)
レーベル名 | :CD Accord |
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カタログ番号 | :CDAccordACD244 |