ウィーン室内交響五重奏団
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モーツァルトを高く評価し、崇拝していた初期ロマン派の作曲家イグナーツ・ラハナー。フランツ・ラハナーを兄に持ち、シューベルトとも親交があった彼は、当時ウィーンで流行していた“イタリア・オペラ”には関心を持つことなく、フランス革命の余波を受け「時代遅れ」とされていたモーツァルト作品を溺愛していました。そこでラハナーはモーツァルトの27曲のピアノ協奏曲を室内楽版にアレンジすることを決め、当時はあまり演奏されることのなかったこれらの曲を手軽に演奏できるようにしたのです。2台のチェロを用いることなく、低音部の響きをコントラバスで増強した編曲は、モーツァルトが指定したオーケストラの編成を無理なくコンパクトにすることに成功しています。編曲者不詳の「魔笛」からの音楽は、当時人気のあった魅力的な編曲。歌劇の名旋律を手軽に味わうのにうってつけのアレンジです。(2019/04/26 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.574012 |